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「第100回大会で優勝できたことは今後のサッカー人生にとって大きいものになった」中村憲剛さん(元川崎フロンターレ)インタビュー 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会

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2021年10月26日

「第100回大会で優勝できたことは今後のサッカー人生にとって大きいものになった」中村憲剛さん(元川崎フロンターレ)インタビュー 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会

天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会は10月27日(水)に準々決勝が行われます。ここでは前回大会の決勝戦をもって選手生活を終えた中村憲剛さん(元川崎フロンターレ)に天皇杯の思い出や今大会への期待を聞きました。

オンライン取材日:2021年9月10日

――ご自身にとって印象深い大会はありますか。

中村 初めて参加した大会はすごく覚えています。1回戦で順天堂大学と対戦し、2回戦では国見高校と戦いました。3回戦で大分トリニータと戦って、次に熊本県でオシムさんが監督をやっていたジェフユナイテッド千葉と対戦したのですが、そこで敗れてしまいました。結局、その試合は石崎信弘監督のラストゲームになってしまうのですが、自分は前日に熱を出してしまっていて医務室で見守ることしかできませんでした。試合に出続けていた中で、最後に大いに迷惑をかけて1年目が終わってしまったというところでもすごく覚えています。

――昨年度の天皇杯を振り返ると、準決勝は中村さんにとって等々力陸上競技場でのラストゲームとなりました。

中村 リーグ戦で浦和レッズと等々力で試合をして、90分出てアシストもできた時に、そこで終わったような感覚がありました。とはいえ、その後の天皇杯で、最後にデーゲームで朗らかな雰囲気の等々力を感じて終えられて良かったと思っています。一方で「またふらっと等々力にきて試合をするんだろうな」とどこかで思っている自分もいましたが、よく考えたら選手としてここでサッカーをすることはないんだなとあとからじわじわきました。感慨深かったというか、名残惜しかったです。ラストの等々力が天皇杯だったのは良かったと思います。

――天皇杯で優勝したことで国内タイトルを全て手にしたわけですが、天皇杯を取った意義はどう感じていますか。

中村 自分の中では、やはり天皇杯は悲願でした。2017年の1月1日に市立吹田サッカースタジアムで鹿島アントラーズに負けたわけですけど、あの負けがあったからこそ優勝できたところはあると思っています。あのときに悔しさを感じ、そこから鬼木達監督が就任して「どの大会も優勝するぞ」とチームがなりました。そういう意味では、クラブとしても悲願でした。そこにたまたま自分の引退が重なりましたけど、第100回という記念すべき大会で優勝を勝ち取れたことは、いろいろな人の記憶に残ったと思いますし、今後の自分のサッカー人生にとっても非常に大きいものになったと思います。

――最後に今大会への期待を教えてください。

中村 ここまでに大学生が勝ったり、日本フットボールリーグ(JFL)のチームが勝ったりと、すでに面白い戦いがいくつもありました。ただ、ベスト8の顔ぶれを見ると、例年通りJ1のチームがほとんどです。ここから他の大会との兼ね合いがあるチームもいれば、リーグ戦に目を向けなければいけないクラブも出てくるでしょう。その中で、どこがチャンピオンになるのか、どこがベスト4に行くのかは非常に興味深いです。川崎Fが連覇するのか、それともどこかが阻止してACL出場の権利を得るのか。日程の妙、組み合わせの妙、あとはシンプルにどこと戦うのかなどを含めて、どんな戦いが繰り広げられるか楽しみです。

※本インタビューの全編は、試合会場などでご購入いただける大会プログラムに掲載しています。

【1回戦】5月22日(土)、23日(日)[予備日:5月24日(月)]
【2回戦】6月9日(水)、16日(水)
【3回戦】7月7日(水)[予備日:7月14日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月18日(水)[予備日:10月13日(水)]

【準々決勝】10月27日(水)[予備日:11月17日(水)]
【準決勝】2021年12月12日(日)
【決勝】2021年12月19日(日)

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