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ホーム > 日本代表 > U-23女子 > 最新ニュース一覧 > SAMURAI BLUE 6月からワールドカップ予選、なでしこ 世界王者連覇へ ~日本代表 2015年日程&強化方針発表~

ニュース

SAMURAI BLUE 6月からワールドカップ予選、なでしこ 世界王者連覇へ ~日本代表 2015年日程&強化方針発表~

2014年12月11日

SAMURAI BLUE 6月からワールドカップ予選、なでしこ 世界王者連覇へ ~日本代表 2015年日程&強化方針発表~

日本サッカー協会は12月10日、東京都内のJFAハウスでSAMURAI BLUE(日本代表)やなでしこジャパン(日本女子代表)をはじめとする各代表チームの2015年のスケジュールと強化方針を発表しました。

SAMURAI BLUEは、1月に連覇を目指しているAFCアジアカップを戦った後、6月から2018 FIFAワールドカップ1次予選に挑みます。組み合わせ抽選は4月に行われる予定です。ハビエル・アギーレSAMURAI BLUE監督は、「アジアカップでタイトルを獲ることができれば、チームにも新たな力が加わり、リフレッシュした気持ちで2015年を戦うことが出来る」と話しました。

大仁邦彌日本サッカー協会会長は、「来年はJFA 2005年宣言にある『JFA 2015』を実現させる年でもある。まずはAFCアジアカップでなんとしても連覇を成し遂げ、2018年のFIFAワールドカップ ロシアへ向けての第一歩にしたい」と語り、なでしこジャパンについても「大会までの6ヶ月でしっかりレベルアップを図って、再び日本に感動となでしこ旋風を巻き起こして欲しい」と期待を寄せました。さらに、各年代別の代表チームの活動について触れ、「日本サッカーの未来を担う育成年代の強化は喫緊の課題」と指摘。Jリーグやクラブとの連係をとりながら、代表チームだけでなくクラブでも各年代の選手が国際経験を積めるように、実戦の機会を増やす方針を明らかにしました。

霜田正浩日本協会技術委員長は、今夏のFIFAワールドカップを経て「世界としっかり戦えるところは継続し、それだけでは足りなかったところをどう補うか。『継続と発展』として取り組む」と語りました。2016年リオデジャネイロ・オリンピック出場を目指すU-22日本代表は、3月下旬にマレーシアでオリンピック・アジア1次予選を兼ねるAFC U-23選手権に臨みます。

手倉森誠U-21/U-22日本代表監督は、「オリンピックでメダルを獲るのが目標。1次予選から日本の歴史を変える可能性を示す闘いをしたい」と抱負を口にしました。

一方、なでしこジャパンは6月にカナダで行われるFIFA女子ワールドカップで世界王者としての連覇に挑みます。先週決まった大会の組み合わせについて、なでしこジャパンの佐々木則夫監督は、「日本は『天国のグループ』に入ったと言われているが、男子のワールドカップを見ても、そういうグループで強豪が敗れている。心を引き締めて1戦1戦を戦って連覇にチャレンジしたい」と気持ちを新たにしていました。

野田朱美日本協会女子委員長は、若い世代からの一貫した強化育成の重要性について触れ、さらにU-17とU-20の女子ワールドカップの出場権獲得を目標に掲げました。

フットサルは、男子は日本が3連覇を目指すAFCフットサル選手権とFIFAフットサルワールドカップの2大会を2016年に控えて、2015年はチームの強化を重ねる予定です。また、女子代表チームは9月に第1回AFC女子フットサル選手権に臨みます。松崎康弘日本サッカー協会フットサル委員長は「男子はワールドカップでベスト8入りを目指し、女子はAFC選手権で勝って初代女王になりたい」と話しています。

ビーチサッカーは3月に、来年7月のFIFAワールドカップ予選を兼ねたAFCビーチサッカー選手権がカタールのドーハで行われます。マルセロ・メンデス ビーチサッカー日本代表監督は、「3月の予選はワールドカップへ向けた大きな関門。必ず勝ってアジアを代表してワールドカップで戦いたい」と語りました。

コメント

ハビエル・アギーレ 監督 (SAMURAI BLUE/日本代表) 
AFCアジアカップへは日本が大会を連覇するための23人を選びます。タイトルを獲ることができれば、チームにも新たな力が加わり、リフレッシュした気持ちで2015年を戦うことが出来ます。AFCアジアカップでチームが成長し、進化することができると思っているので、(この大会を)重要視しています。6月にはFIFAワールドカップ予選が始まりますが、目標は日本を世界のトップ15に持って行くことです。今季のFIFAワールドカップで日本代表は非常に良いベースがあり、戦術的にも良いコンセプトを持っていました。このベースを継続させたいと考えていますが、勝利も必要です。日本代表は魂をグランドに残すつもりで戦いますので応援してください。日本代表に誇りを感じることが出来ると思います。

手倉森誠 監督 (U-21/U-22日本代表)
オリンピック予選の組み合わせも決まって、いよいよ始まります。目標はオリンピックでメダルを獲ることで、日本の歴史を変えてみたいと考えています。1次予選から歴史をぬり替える可能性を示した戦いを出来ればと思っています。日本サッカーは今年悔しい思いをしました。アンダーカテゴリーもワールドカップも、そして僕のチームもアジア競技大会では連覇できませんでした。日本サッカー界はロシアでの躍進を狙っています。そのためには、この世代が急成長しなければいけません。2015年は、まず五輪予選をしっかり勝ち抜いて、この世代を鍛えあげるシーズンにしたいと思っています。

佐々木則夫 監督 (なでしこジャパン/日本女子代表)
FIFAワールドカップのグループも決まって、いよいよ連覇へという活動に入ります。日本は「天国のグループ」だと皆さんは言いますが、今年の男子のワールドカップではそういうグループで強豪国が敗れているので、われわれは気持ちを引き締めて、1戦1戦を戦って連覇へチャレンジしたいと思います。われわれがこういう(連覇の)プレッシャーの中でワールドカップを目指すのは初めてですが、チーム一丸となって取り組みたい。前回大会では大変な状況にある日本を、優勝したことで日本に元気、勇気、希望というものを届けることができました。プレーで元気を与えるということは、男子を含めて、我々の本当の道筋だと思っています。今大会も、日本の皆さんに再び、元気を届けるチームを作っていきたいと考えています。

ミゲル・ロドリゴ 監督 (フットサル日本代表)
2009年に来日して、自分の人生でも美しくタイトな4年間が過ぎましたが、日本のフットサルでも歴史に残るようなことが出来たのではないかと思っています。ただ、アジア選手権優勝で満足せず、より世界に広く名がとどろく状況を作っていきたい。2016年にはアジア選手権での3連覇がかかっていますし、そのためにも、この2015年は非常に重要な準備期間になります。じっくりと力をつけていくための強化の時間として、海外遠征や国内合宿を繰り返していきたいと考えています。今年、若返りを図ったチームでイランという強豪を破ってアジア選手権に優勝できましたが、経験を積む必要があります。若さという強みを生かして貪欲に成長し、力に変えて、2016年にはAFC選手権を優勝して、FIFAワールドカップでベスト8に入る力をつけていきたいと考えています。

マルセロ・メンデス 監督 (ビーチサッカー日本代表)
4月からの7ヵ月の間でずいぶんと大きなことを達成できたのではないかと思っています。アラブで7年間仕事をして来日したのですが、選手たちと共に、私自身も非常に多くを学んでいます。2014年は非常に大きな年でした。JFAとテクニカルスタッフの力を結集して、日本各地で行われているビーチサッカーの活動を通して、新しいメンバーリストを集約することができました。そして全国で行ったクリニックでスカウティングをして選んだメンバーでタイでの大会に臨み、彼らの活躍で決勝まで残れたことに喜びを感じています。2015年は、7月のFIFAビーチサッカーワールドカップの予選が3月にありますが、選手を含めて私も非常に大きな自信を持っています。やるべきことはわかっていますし、必ず勝って予選を通過して、これまで同様、アジアを代表してFIFAワールドカップでいいゲームをしたいと思っています。

大仁邦彌 日本サッカー協会会長
日本代表の2015年はAFCアジアカップで幕を開けます。今年のFIFAワールドカップは残念ながらグループステージで敗退し、みなさまのご期待に添えることが出来ませんでしたが、来年はJFA 2005年宣言にあります「JFA 2015」を実現させる年でもあります。まずはAFCアジアカップでなんとしても連覇を成し遂げ、2018年のFIFAワールドカップ ロシアへ向けての第一歩にしたいと考えています。ブラジルでのワールドカップは若い世代の選手が躍動した大会でもあります。日本サッカーの未来を担う育成年代の強化は、喫緊の課題であり、来年はU-18からU-15年代までそれぞれチームを編成し、各世代の選手が国際経験を積めるようなスケジュールを組んでいます。また、Jリーグをはじめ、クラブと連係をはかり、代表とクラブ双方で国際レベルの実戦を積める機会を多く作っていく方針です。

キリン株式会社 常務取締役CSV本部長 橋本誠一 氏
男子の日本代表は年初からAFCアジアカップがあり、6月からはロシアを目指して予選が始まり、なでしこはFIFA女子ワールドカップ連覇を目指すという挑戦の年となります。新しい監督のもと、新しい日本、新しい戦い方を世界に見せていただきたい。キリングループにとってもオフィシャルパートナーとして節目の年です。気持ちもあらたに日本代表の応援をしてまいりたいと思います。

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