グループステージ第2戦を翌日に控えるU-21日本代表は16日(火)、仁川近くの安山にある補助競技場でトレーニングを行いました。

この日のトレーニングは、初戦で勝利したこともあり、適度にリラックスした非常にいい雰囲気の中で行われ、DFラインからビルドアップし、ボールポゼッションしてシュートまで持ち込む練習に続いて、最後はセットプレーを確認しました。

イラク戦は、勝てばもう一方の対戦カードの結果次第ではグループステージ突破が決まる大事な一戦です。

しかし、この年代の選手たちにとってのイラクは、それだけでは終わらない、忘れることのできない借りがあります。2012年のAFC U-19選手権準々決勝、そして今年1月のAFC U-22選手権準々決勝と、過去2度対戦して、いずれも1点差で敗れています。特にAFC U-19選手権では、この敗戦で日本のFIFA U-20ワールドカップ出場という世界への道が絶たれました。

同じ相手に3度負けることは許されない。選手たちは明日の試合に期すものがあります。

監督・選手コメント

手倉森 誠 監督
選手村では、リラックスして過ごせている中、選手たちの試合へのスイッチをいかに入れるかということで、イラク戦のビデオを見せました。この年代の日本代表にとって、イラクには過去2度負けており、苦い思い出をつきつけられたライバルなので、ここでその借りを返さない手はない。まだグループステージではあるが、アジア大会の覇権を占う戦いになる、と選手には話しました。選手たちもそれを受けて意気込んでくれていると思います。（イラクについて）システムもスタイルも変えながら、かつ個人の能力も発揮できるような戦い方を準備できているなという印象です。レベルが高ければ高いほど、対戦できる我々にとっては成長できるチャンスだと捉えています。思う存分力をぶつけて、自分たちの成長につなげたいと思います。

野津田岳人 選手（サンフレッチェ広島）
チームの雰囲気はすごく良いと思います。明るいですし、次の試合に向かって行こうというまとまりも、今はとてもよくできていると思います。初戦を勝ったことで、ここからどんどん勢いに乗って勝ち進んでいくという気持ちにもなれていると思います。
（自身はノーゴールだったことについて）たくさんチャンスがあったのに、外してしまったので、とても悔しかったです。イラクは難しい相手で、苦しい展開になることもあると思います。自分がチームを助けられるような活躍ができればいいと思います。
同じ相手（イラク）に２回負けちゃっているので、すごく悔しい気持ちもありますし、勝ちたいという気持ちが皆強いので、絶対負けたくないです。

植田直通 選手（鹿島アントラーズ）
チームの雰囲気はかなり良いですし、明日の試合への意気込みとして、皆のモチベーションも高いと思います。あとはプレーでどう示すかだと思います。（クウェート戦では空中戦でほとんど負けなかったことについて）あの相手に勝てないぐらいでは、もっと上には行けないと思います。まだまだこれからもっと強い選手も出てくると思うので、その選手との空中戦が楽しみです。（イラクについて）一度負けた相手には絶対に負けられないし、そういう部分において自分には燃えるものがあるので、明日は絶対に勝ちたいです。
【注】植田選手は、AFC U-19選手権のイラク戦は出場していません。 

サッカー男子　テレビ放送予定

9月17日（水）19:50～22:00　グループステージ第2戦　対 イラク　NHK　BS1（生中継）
※放送予定は、急遽変更される場合がありますので、最新のテレビ番組表をご確認ください。

9月21日（日）13:50～16:00　グループステージ第3戦　対ネパール　NHK総合（生中継）
※東北地方はEテレで14:00より放送
※放送予定は、急遽変更される場合がありますので、最新のテレビ番組表をご確認ください。

U-21日本代表 マッチスケジュール

第17回アジア競技大会（2014/仁川）大会組合せ