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ニュース

U-15日本代表候補 Jヴィレッジでの国内キャンプを終える

2019年08月01日

U-15日本代表候補 Jヴィレッジでの国内キャンプを終える

トレーニングマッチ vs. 茨城県選抜U-16
2019年7月29日(月) キックオフ時間 16:40 試合時間 40分×3本
Jヴィレッジ(福島県双葉郡楢葉町)

U-15日本代表 4-0(1本目1-0、2本目0-0、3本目3-0)茨城県選抜U-16

得点
12分 内藤大和(U-15日本代表)
104分 南野遥海(U-15日本代表)
108分 南野遥海(U-15日本代表)
116分 南野遥海(U-15日本代表)

1本目スターティングメンバー
GK:宮本流維
DF:寺阪尚悟、池谷銀姿郎、東廉太、坂井駿也
MF:山崎太新、大迫塁、福井太智、北野颯太
FW:内藤大和、菊池将太郎

2本目スターティングメンバー
GK:松原快晟
DF:寺阪尚悟、東廉太、杉田隼、池谷銀姿郎
MF:北野颯太、坂井駿也、福井太智、大迫塁
FW:内藤大和、菊池将太郎

3本目スターティングメンバー
GK:佐賀鉄生
DF:植田悠太、竹内諒太郎、田代紘、鈴木吏玖
MF:楢原慶輝、梶浦勇輝、下田栄祐、逢坂スィナ
FW:鈴木大翔、南野遥海

レポート

7月27日(土)からJヴィレッジで実施されたU-15日本代表候補の国内トレーニングキャンプが、31日(水)に終了しました。

3日目の29日(月)は午前にトレーニングを実施した後、午後は茨城県選抜U-16とのトレーニングマッチを行いました。試合はJヴィレッジスタジアムで開催する予定でしたが、直前の雷雨のため、急遽、新しく完成したJヴィレッジの全天候型スタジアムに会場を移し実施されました。
試合は12分、左サイドを駆け上がった山崎太新選手(横浜FCユース)がクロスを上げ、内藤大和選手(ヴァンフォーレ甲府U-15)がヘディングで合わせて先制します。
しかし、体格に勝る相手に対して、なかなか連動した守備をすることができずピンチが続きますが、何とかしのぎ、1本目を1-0で終了します。
2本目もチャンスを作りながらも、なかなか決めることができず、追加点を奪うことができません。
最後の3本目、86分に楢原慶輝選手(サガン鳥栖U-15)からのクロスを南野遥海選手(ガンバ大阪ジュニアユース)が中で合わせるも、シュートはゴールの右に外れます。
そして迎えた104分、田代紘選手(ヴィッセル神戸U-15)が相手バックラインの背後にボールを送り、鈴木大翔選手(ガンバ大阪ジュニアユース)が抜け出してボールを落とすと、最後は南野選手がゴール左に冷静に流し込み追加点を奪います。
続く、108分にも再び南野選手が前に抜け出し、ゴールネットを揺らし3-0。
116分には三度、南野選手がスルーパスに抜け出してゴール左隅に技ありゴールを決め4-0。
試合はこのまま終了し、40分3本のゲームを4-0の勝利で終えました。

30日(火)は午前にトレーニングを実施しました。前日にトレーニングマッチがあり疲労が残る中ではありましたが、短い時間で集中したトレーニングが行われました。また、午後は大型バスで被災地見学を行いました。車内では、自らも東日本大震災で被災し、現在は地元で復興を支える富岡町の佐々木さんから震災や復興などの映像を見ながら様々なお話をしていただき、選手たちは非常に刺激を受けていました。

最終日となる31日(水)はキャンプの成果を確かめるべく、午前中に紅白戦を実施しました。
選手たちは少しでもアピールしようと最後まで気迫のあるプレーを見せていました。

今回の活動では28名の選手が招集され、選手たちもこの5日間という短い期間でも変化、成長できることを実感していました。
所属チームでさらに成長し、9月のAFC U-16選手権2020予選へ突き進みます。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
今回のキャンプは9月に行われるAFC U-16選手権2020予選のエントリーを懸けた競争と協力というテーマでの4泊5日の活動となりましたが、6回のトレーニング、8回のミーティング、茨城県選抜U-16との練習試合、東日本大震災の被災地訪問という充実したキャンプを過ごすことが出来ました。
茨城県選抜U-16との練習試合では、1つ年上のフィジカル面で上回る相手に対して、臆することなく4得点を重ね、守備陣も自陣ゴール前で体を張って相手に得点を許さず4-0で勝利することが出来ました。
被災地訪問では富岡町の佐々木さんに座学と案内をして頂き、被災して心に深い傷を負いながらも、常に笑顔で5年後10年後の故郷のために、次世代へたすきをつないでいくために懸命に努力しておられる方々の姿を垣間見ることが出来ました。
選手たちのコメントでも、「今の自分達の恵まれた環境が当たり前ではない」「感謝の気持ちを持って言い訳せずに頑張って行きたい」など感受性豊かな感想を聞くことが出来ました。
次回はいよいよAFC U-16選手権2020予選となります。2月から始まった活動でアジアへの遠征が叶わず、衛生状態やグランド状況が日本ほどよくないラオスへの適応という意味で不安な部分も多いですが、最善の準備とミスを恐れず果敢に向かっていくメンタリティーで難局を乗り越えていきたいと思っております。
最後に、この度代表活動にご理解ご協力いただき選手を派遣して頂いたクラブスタッフの皆様、学校の先生方、保護者の皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

GK 佐賀鉄生 選手(JFAアカデミー福島U15)
今回のこのキャンプで自分の課題であるビルドアップ、また1対1の対応を克服し、少しでもレベルアップしていきたいと思います。今日のミーティングでもあった、一つ一つのプレーを大切に、チャレンジ精神とハングリー精神を持って積極的にトライして、このチャンスを活かせるよう成長していきたいです。

DF 田代紘 選手(ヴィッセル神戸U-15)
追加召集という形だったので3日目の試合からの参加でしたが、初めて日本代表候補に呼んでいただき嬉しかったです。
試合では、自分の持ち味を発揮してチームの勝利に貢献しようと臨みました。インターセプトやビルドアップなどは発揮できましたが、反面課題も残りました。
ボールしか見ず周りが見えてないこと、球際の激しさなどです。視野を広げること、練習から厳しくやっていくことなどしていきたいです。
4日目の午後には被災地を訪れ、自分の家に帰りたくても帰れない人がいる。震災から8年たった今でもそういった方々がいることを聞き、自分がサッカーができるという当たり前に思えるこの状況に感謝しなければならないなと感じました。

DF 竹内諒太郎 選手(FC.フェルボール愛知)
このキャンプは僕にとって自分の弱さと向き合う良い機会になりました。練習試合を通して自分の長所であるロングフィードを積極的に出せた反面、クロスの対応など新たな課題も見つかりました。
また、被災地訪問を経てJヴィレッジのグラウンドが最近まで仮設住宅や臨時駐車場になっていたことを知り、この恵まれた環境が当たり前ではないことを改めて実感しました。日常に戻っても感謝の気持ちを忘れず、アジア予選メンバーに選ばれるよう更にレベルアップしていきたいと思います。

スケジュール

7月27日(土) PM トレーニング
7月28日(日) AM/PM トレーニング
7月29日(月) AM トレーニング
4-0 トレーニングマッチ vs. 茨城県国体チーム(U-16)
7月30日(火) AM トレーニング
7月31日(水) AM トレーニング
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