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実力拮抗の接戦を制し、ベスト8が出そろう JFA第43回全日本U-12サッカー選手権大会

2019年12月28日

実力拮抗の接戦を制し、ベスト8が出そろう JFA第43回全日本U-12サッカー選手権大会

JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会の1次ラウンド第3戦とラウンド16の各試合が、12月27日(金)、鹿児島市のふれあいスポーツランドで行われ、準々決勝に進む8チームが決まりました。

4チームの総当たりで行われる1次ラウンドは実力拮抗の接戦が続きました。3戦全勝だったのは4チームのみ。グループEとグループIでは3チームが同じ勝点で並び、得失点差でラウンド16進出が決まりました。

このうちグループIの第3戦では北海道コンサドーレ札幌U-12(北海道)と京都長岡京SS(京都)が対戦。前半を0-0で折り返すと、後半は長岡京が積極的に相手ゴール前にボールを運び、小川敦基選手と村上絢哉選手の連続ゴールで試合を優位に進めます。対する札幌も中村琉生選手やCKに合わせた川崎幹大選手のゴールで一度は同点に追いつきますが、長岡京も前線に供給し続け、早苗優介選手の決勝点で勝ち越しました。

この結果、札幌と京都、それにサガン鳥栖U-12(佐賀)が勝点6で横一線に。得失点差で上回った鳥栖が1位通過し、札幌が2位、長岡京は3位となりました。札幌は各グループの2位チームの中で上位に入り、ラウンド16進出を決めています。

グループK最終節では、グロースFC(秋田)が金津JFCユナイテッド(福井)と対戦し、4-2で勝利しました。グロースは伊藤圭佑選手が前線で基点となり、左足でコースを突いたシュートを放つなど先発した選手たちが持ち味を発揮。同グループでは鹿島アントラーズつくばジュニア(茨城)が首位に立ち、2位のグロースはラウンド16進出こそ果たせませんでしたが、1次ラウンドを2勝1敗の戦績で終えました。

ラウンド16ではベガルタ仙台ジュニア(宮城)と横浜F・マリノスプライマリー(神奈川)のJクラブのアカデミー同士が対戦。前半を1-1で折り返すと、後半は横浜FMがピッチを広く使ってボールを運び、仙台もゴール前に人数を掛けてゴールを狙います。試合は38分、仙台の野川一聡選手が相手を引き寄せながら巧みにパスを出し、反応した佐々木亮選手が勝ち越し点となるシュート。このゴールで勝利した仙台がベスト8入りを決めました。

八尾大正FC(大阪)は立ち上がりからリズム良く組み立てて好機をつくり、東京ヴェルディジュニア(東京)に4-0で快勝。浦和レッズジュニア(埼玉)と柏レイソルU-12(千葉)はPK戦までもつれる熱戦を制し、それぞれ準々決勝に駒を進めています。

準々決勝以降は鹿児島市鴨池地区に舞台を移し、12月28日(土)は県立鴨池補助競技場で準々決勝、白波スタジアムで準決勝を開催します。

選手コメント

田坂彩人 選手(尾道東サンバFC/広島)
自分たちの精いっぱいのプレーができたのは良かったです。自分たちはみんな仲が良くて、攻撃的なサッカーができるチームです。(1次ラウンドの)2試合目はかなり良いプレーができていました。今日の試合でも声を出せたのは良かったです。試合の中で役立ち、みんなで勝利に導ける選手になっていきたいです。

中野陽介 選手(丸亀FC/香川)
全敗してしまったので悔いがとても残る3試合でした。狭いところを崩して、ダイレクトとか、前線とかでのプレッシャーは自分たちの良さです。3試合目は雰囲気をつくって、楽しんで自分たちの力をぶつけようと話していました。自分たちの力が通用しなかったので、中学生に行ったときに、この経験を生かしていきたいです。

山村悠斗 選手(スリーエスFC/山口)
最後まで粘り強く攻撃をして、3試合目のように最後の最後に点を決めることができるのがチームの良さですが、(1次ラウンドの)2、3試合目も失点が多くなって、あまり自分たちのサッカーができていなかったです。守備や運動量のところが自分の良さだと思います。試合を通じて中盤を支配できる選手になっていきたいと思います。

山田聖心 選手(グランザスFC/富山)
チーム全員が一丸となってやりきった試合だったと思いますが、まだやり残したことがあります。やり残した部分は中学校に向けて直していきたいですし、セカンドボールへの対応とかは修正していきたいです。将来は世界で活躍するような選手になりたいです。

開催期間:2019年12月26日(木)~12月29日(日)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)

準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)

準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)

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