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日本サッカー協会(JFA)、ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)とサステナビリティ領域における協力議定書を締結

2026年05月20日

日本サッカー協会(JFA)、ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)とサステナビリティ領域における協力議定書を締結

日本サッカー協会(会長 宮本恒靖、以下、JFA)は2026年4月、ヨーロッパサッカー連盟(UEFA/スイス・ニオン:会長:Aleksander Čeferin)とサステナビリティ領域における協力議定書「Cooperation Protocol」を締結しました。

UEFAは「フットボール・サステナビリティ戦略2030」の戦略的方針と目標に基づき、人権保護や人種差別の撲滅などに加え、温室効果ガス(GHG)削減などの環境保全や子ども・若者のセーフガーディングなどにも取り組んでいます。

日本、そして世界を舞台に活動しているJFAにとっても気候変動の対応や人権の尊重、誰もが安心してサッカーに関われる環境づくりは不可欠です。JFAでは、こうした社会課題への取り組みを「アスパス!」と称し、「環境」「人権」「健康」「教育」「地域」の5つを重要課題としてそれぞれに係る活動を推進しています。

JFAは、UEFAの協力関係で得られるUEFAの取り組みや好事例、知見などを生かしてサステナビリティ活動のさらなる充実につなげるとともに、この協定によって得られる学びを47都道府県サッカー協会(47FA)や各種連盟、パートナー企業、全国のサッカーファミリーと共有し、持続可能なスポーツ環境の維持や地域コミュニティーの発展に生かしてまいります。

Cooperation Protocol概要

締結先:ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)
協力内容:
●JFAのサステナビリティ戦略における重要課題(環境、人権、健康、教育、地域)と重要成功要因の策定に関する情報交換、模範事例の共有、フィードバック、助言など
●各種資料、ガイドライン、ツールキットの提供
 例:ステークホルダー調査、サーキュラーエコノミ―[循環経済]、アクセシビリティなどの提供
●47FAや各種連盟、パートナー企業、サッカーファミリーなどを対象にしたオンラインセミナーの実施
●サステナビリティ活動に関するUEFA加盟団体の紹介

代表者コメント

JFA 宮本恒靖 会長
このたび、ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)と、サステナビリティ領域における協力議定書を締結できたことを大変心強く思います。
世界のサッカー界ではいま、競技力やビジネスの成長だけでなく、気候変動、人権、差別、セーフガーディングなど、社会課題にどう向き合うかが重要なテーマになっています。私自身、国際的な活動や各国の関係者との対話を通じて、サステナビリティはサッカー界の未来を考える上で欠かせないテーマになっていると強く感じています。
JFAでも、2026年から2031年にかけての成長戦略の中で、サステナビリティを3つの「梁」の一つとして位置づけ、「アスパス!」を通じて、「環境」「人権」「健康」「教育」「地域」の5つを重要課題として取り組みを進めています。
日本には、全国47都道府県で積み重ねられてきた地域に根差した活動や、人と人をつなげるサッカー文化があります。今回のUEFAとの連携を通じて、世界の先進的な知見や実践から学びながら、日本らしいサステナビリティの形をさらに発展させていきたいと思います。
そして、この協力関係で得られる学びを、47都道府県サッカー協会や各種連盟、パートナー企業、全国のサッカーファミリーと共有しながら、サッカーを通じて、より良い社会や未来につなげていきたいと思います。

UEFA Aleksander Čeferin 会長
サッカーにおけるサステナビリティとは、明確で、実用的で、行動に直結したものでなければなりません。消費を減らし、廃棄を減らし、そしてサッカー界とそれを取り巻くすべてを、次の世代に向けてより強固なものとして残していくことです。それは環境を守ることだけでなく、人々の健康、教育、コミュニティーを守ることでもあり、サッカーの持つ発信力を生かしてピッチの枠を超えた永続的な影響を生み出すことでもあります。
日本のサッカーには、サステナビリティに不可欠な価値観である、リスペクト、規律、連帯責任、そして地域社会への配慮が反映されています。これらの価値観は、日本全国でサッカーがどのようにプレーされ、組織され、支えられているかという点に明確に表れています。だからこそ、日本サッカー協会は強力で自然な同盟相手なのです。今回の協力議定書を通じて、私たちは共通の価値観を具体的な行動へと移し、互いに学び合い、サッカー界と社会に永続的な利益をもたらしたいと考えています。

JFAの主なサステナビリティ活動

■「アスパス!」
サッカーを通じたサステナビリティ活動の総称で、「環境」「人権」「健康」「教育」「地域」の5つを重要課題に設定。環境保全・暑熱対策やリスペクト・フェアプレーの啓発、女性活躍社会の推進、またグラスルーツ活動や子どもたちの外遊びの推進、「JFAこころのプロジェクト」など教育への取り組み、スポーツを通じたコミュニティーづくりなど、さまざまな活動を展開している。

■気候変動緩和の取り組み
2021年元日の天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会の決勝戦と同年12月の第101回大会決勝戦で、それぞれの試合におけるGHG排出量を算定した。2022年度は東京都市大学伊坪徳宏研究室(当時)の協力を得て、コロナ禍前の2019年度における、JFAの組織全体を対象としたGHG排出量を初めて算定。現在は株式会社JERA Crossとのパートナー契約の下、JFA全体のGHG排出量を算定・分析している。

■暑熱対策
2024年5月、「熱中症対策ガイドライン」を改訂し、危険な状況下でのサッカー活動は躊躇なく中止・延期等するよう周知徹底。同11月には「JFA主催・管轄の夏季大会・リーグ戦・フェスティバル等の開催方針」を定め、2025年度以降JFAが主催する大会等を7月・8月に原則開催しないことを決定。また、オウンドメディアなどを通じて熱中症対策のほか、落雷防止対策も呼びかけている。

■暴力・暴言等の根絶
2013年5月、サッカーの指導現場における暴力根絶の宣言を行い、翌6月にはJFA内に暴力根絶窓口を設置した。指導者養成講習会での啓発・予防活動やウェルフェアオフィサー制度の導入、リスペクト・フェアプレーキャンペーンやハンドブックの配布など、“ゼロ・トレランス”を目指してさまざまな活動を行っている。

■JFAセーフガーディングポリシー
2019年に策定した「JFAサッカーファミリー安全保護宣言」を整理し、2021年に新たに策定。暴力・暴言、差別、誹謗中傷などの根絶や健康・環境リスクへの対処など、子どもたちが安心・安全にサッカーを続けられる環境を広げるとともに、子どもたちをエンパワーする活動に取り組むことも明記。これを多くの人々と共有し、誰もが生涯を通じて心からスポーツを楽しめる環境を広げていく。

■アクセス・フォー・オール宣言
障がい者やLGBTQ、人種、貧困層などを含むあらゆる人々にサッカーに親しめる多様な機会と選択肢を届けようと、2024年に「アクセス・フォー・オール宣言」を行った。グラスルーツからエリートまで、誰もがサッカーの「する」「見る」「関わる」にアクセスできる多様な「機会」と「選択肢」を届け、サッカーを通じて、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)を推進していく。

■JFAこころのプロジェクト「夢の教室」
主な対象は小学5年生と中学2年生。サッカーや各競技のアスリート(OB/OG含む)、芸能・文化人などが「夢先生」を務める。運動を通して「協力すること」や「思いやりの心」などを学ぶ「ゲームの時間」と夢先生の半生を生きた教科書に「夢を持つことの素晴らしさ、それに向かって努力することの大切さ」などを考える「トークの時間」から成る。その後、子どもたちが、将来の夢などを「夢シート」に記入。後日、夢先生が一人一人にメッセージを書き、子どもたちに送られる。

■「国連フットボール・フォー・ザ・ゴールズ」への参画
2025年4月、国連が主導する「フットボール・フォー・ザ・ゴールズ」への参画を発表。サッカーを通じてサステナビリティ活動を推進していくことを表明。

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