JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 選手育成 > JFAエリートプログラム > 最新ニュース一覧 > JFAエリートプログラム女子U-14 3年ぶりとなる海外遠征をタイでスタート

ニュース

JFAエリートプログラム女子U-14 3年ぶりとなる海外遠征をタイでスタート

2022年08月23日

JFAエリートプログラム女子U-14 3年ぶりとなる海外遠征をタイでスタート

JFAエリートプログラム女子U-14はこのたび、新型コロナウイルスの影響で開催できず、2019年以来3年ぶりとなった海外遠征を開始することができました。全国から選出された20名は羽田空港近隣ホテルに8月19日(金)に集合し、PCR検査で全員の陰性を確認後、翌20日(土)に約6時間のフライトを経てタイのバンコクへ到着しました。


活動1日目の21日(日)は、午前と午後の2回のトレーニングを実施。午前は、移動の疲労もあり、自チームでオフシーズンの選手が多くいたため、軽く体を動かし、ミニゲームで楽しく汗を流してコミュニケーションをとりました。午後は、トレーニングスタートと同時にスコールと雷にあい、トレーニングを一時中止。やみ次第開始し、ピッチも雨で滑る中、集中してトレーニングを行い、ゲームで感覚を戻していきました。

活動2日目の22日(月)午前は、パス&コントロール、シュート練習、11対11の大ゲームを実施し、午後のトレーニングマッチに備えました。トレーニングを終えて宿舎に戻ると、FIFA U-20女子ワールドカップのフランス戦後半がスタートするところで、全員で観戦しました。延長戦に突入し、それでも勝負が決まらずPK戦にもつれこみ、選手は一体となって応援し、勝利を一緒に喜び合いました。日本は勝利してベスト4に進出。午後のトレーニングマッチ前にモチベーションが高まり、とてもいい刺激になりました。

午後のU-18タイ女子代表とのトレーニングマッチでは30分×3本を行いました。得点することができましたが、2-2の引き分けという結果でした。次のトレーニングマッチに向けて、良かった点、反省点を共有・修正し、気合を改めて入れ直し、24日(水)に再度トレーニングマッチに臨みます。

トレーニングマッチ vs. U-18タイ女子代表

2022年8月22日(月) 16:30キックオフ(現地時間) 試合時間(30分×3)
@High performance Training Center

U-14日本女子選抜 2-2(0-0、2-1、0-1) U-18タイ女子代表

得点
2本目
6分 佐藤 果林(U-14日本女子選抜)
18分 山野 蒼空(U-14日本女子選抜)
27分 失点(U-18タイ女子代表)
3本目
14分 失点(U-18タイ女子代表)

コーチ・選手コメント

佐野佑樹 JFAコーチ
遠征2日目となる21日(日)は早速、午前・午後にトレーニングを行い、22日(月)午後にはU-18タイ女子代表との試合が行われました。1本目、前線からのハイプレスでチャンスを多く作り出すものの決定力に課題を残し、得点は生まれず0-0で終えます。2本目、積極的に相手ゴールに近づき、多くのチャンスを作ります。6分、フリーキックのこぼれ球を佐藤選手が冷静にゴールサイドに押し込み先制。続いて18分、前線の選手の連携したハイプレスからボールを奪い、天田選手からのパスを山野選手がワンタッチでターンしてニアサイドへシュート。そしてその後失点をするものの2-1で終えます。3本目、相手チームのスピード、パワーに慣れ、少しずつ自分たちの良さが出せるようになっていきました。しかし、リスク管理不足や相手の前への推進力に苦しみ、失点をしてしまい、結果的にトータル2-2で終了しました。
23日(火)はトレーニング、遠征5日目の24日(水)は再度、U-18タイ女子代表とのトレーニングマッチを行います。日を増すごとに、選手間のコミュニケーションも活発になってきており、タイ遠征期間内でのさらなる成長に期待したいと思います。

内田桜央 選手(北海道コンサドーレ旭川U-15)
今回のJFAエリートプログラム女子U-14は、自分にとって初めてとなる海外遠征となりました。コロナウイルスの影響で活動に制限があった中、海外遠征に選んでいただき感謝しています。
トレーニングではパスの質や「いつ」「どこで」ボール受けるのかなど、試合で実行できるプレーを選手同士で共有しながら取り組むことができました。また、U-18タイ女子代表と試合をさせていただき、自分のストロングポイントである前への推進力やシュートなど、ミスを恐れずにプレーすることができました。しかし、守備の強度や攻守においての連続性がまだ欠けている部分があると実感しました。オフザピッチでは、食事・環境など日本とは全く違ったことが多く、マイナスな気持ちになった部分もあったけれど、 これらを乗り越えていける選手が成長し続けることができると感じました。
国内のトレーニングでの目的の他に、今後世界と闘っていくU-16世代へ向けて、世界(アジア)を知ることも大切だと思うので、残りのトレーニングに意識を高く持って取り組みたいです。そしてもっと成長して将来必ず日本代表になってプレーしたいと思います。

山野蒼空 選手(神村学園中等部女子サッカー部)
初めてのエリートプログラムへの参加だったのでとても不安でした。私はこの合宿に「得点力」を目標に参加しました。最初のトレーニングでは緊張やピッチ状況などで、思うようにプレーが出来ずに終わってしまいました。その中で、U-18のタイ女子代表との試合を迎えてしまいました。
2本目に出場しました。FWだったので、点を取ってチームを勝たせたいと思い積極的にボールを受けて、ゴールを目指しました。チームの良い守備からボールを受けてシュートを打ち、得点を決めることが出来ました。そこから自信が出てきて、前向きなプレーが増えてきました。この自信をもっと表現して、チームに貢献できるようにしたいです。
まだ合宿は続き、U-18タイ女子代表ともう1回試合が出来ます。一旦区切りをつけて反省を自分なりにし、次はもっと得点に絡んでいきたいです。このいい経験を1日でも多く自分のものに出来るように悔いなくプレーしたいです。

岩田琳香 選手(FC時之栖U-15)
私は初めてのエリートプログラムの参加に加え、初めての海外だったので、ワクワクする気持ちもありましたが、海外の暮らしについていけるか、自分のベストのプレーを発揮できるかなど心配になる部分や緊張がありました。けれど自分のこのプログラムの中の目標として立てた、コミュニケーションをたくさんとるということを意識して自分から話しかけることでみんなと距離が縮まり、ビッチ内でもピッチ外でも楽しく活動することができています。1日日のトレーニングでは自分の持ち味であるパスやチームに貢献するようなプレーが出来ず悔しかったけれど、ミーティングや試合観戦、アドバイスをしていただいたおかげでサッカーについてより学ぶことができ、2日目の試合では自分の納得できるプレーが増え、1日目よりも成長できたと感じました。このような機会を設けてくださった方々に感射しながら、これからも全力で取り組み、もっと成長できるように努力していきます。

アーカイブ

JFA Youth & Development
Official Partner

  • トヨタ自動車株式会社
  • ニチバン株式会社
  • 株式会社モルテン

JFA Youth & Development Programme(JYD)

  • JFA Youth & Development Programme(JYD)資料請求&お問合せ
  • JFA Youth & Development Programme(JYD)

 

  • toto
  • JFAエリートプログラムは、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー