JFAこころのプロジェクトは、三井不動産グループの三井アウトレットパーク幕張協賛による「夢の教室」オンライン授業を、2023年1月30日からスタートしました。今年度は、三井アウトレットパーク幕張の近隣にある千葉市立美浜打瀬小学校、海浜打瀬小学校、打瀬小学校の3校5年生10クラスでの実施を予定しています。

まずは、美浜打瀬小学校からスタートです。5年生が4クラスある美浜打瀬小学校では2日間に分けて実施し、1日目となった1月30日の授業には、横浜F・マリノスなどで活躍した波戸康広さんが登壇しました。子どもたちには自らを「ポッポ先生」と名乗って、オンラインではありながらも子どもたちと心の距離を縮めていきます。

「ポッポ先生」が夢を見つけ、そしてその夢を叶えるまでは決して順風満帆だったわけではなく、本当に辛く苦しい経験もしてきました。その辛く苦しい時になぜ諦めなかったのか？やめてしまわなかったのか？それは、誰のおかげだったのか、どんな言葉だったのかなどを、その時の気持ちを含め子どもたちに語りかけながら授業が進んでいきました。授業の中で自分の将来の夢などを書く「夢シート」に、子どもたちが書いた夢とそのためにできることややってみようと思うことを自ら発表して、オンラインの授業は終了しました。

2月1日と2日には、高円宮記念JFA夢フィールドにも近い、千葉市立海浜打瀬小学校で「夢の教室」オンラインを行いました。登壇した夢先生は、セレッソ大阪やジェフユナイテッド千葉などで活躍した下村東美さん。現役時代の映像を教室と共有するとゴールシーンでは子どもたちから大きな歓声が上がりました。授業が進んでいく中で、子どもたちが授業に向き合い、どんどん挙手をして応えていたのがとても印象的でした。

2月4日には、最初に行った美浜打瀬小学校の2日目2クラスを実施しました。登壇したのは2012年ロンドンオリンピック女子400メートルメドレーリレーの銅メダリスト加藤ゆかさんです。加藤さんの授業でも子どもたちは真剣に取り組んでいました。授業が終わったあと、「夢シート」に子どもたちから夢先生へのお手紙を書く部分があります。夢先生は子どもたちのお手紙一つ一つに丁寧にお返事を書きます。

この後は、千葉市立打瀬小学校5年生3クラスでも「夢の教室」オンラインを実施予定です。

◆実施校（カッコ内は登壇した夢先生の氏名/競技　※敬称略）
・千葉市立美浜打瀬小学校（波戸康広／サッカー、加藤ゆか／水泳）
・千葉市立海浜打瀬小学校（下村東美／サッカー）

夢先生コメント

加藤ゆかさん（元水泳日本代表選手）
今回、三井不動産・三井アウトレットパーク幕張様にご支援いただき、千葉市立美浜打瀬小学校の授業に登壇させていただきました。私は夢を叶えるためにチャレンジすることと、周りのサポートが必要不可欠でした。子どもたちにも、「苦手なことにもどんどんチャレンジしていこう」「みんなは1人じゃない、悩んだ時は周りの人を頼ってね」とお伝えさせていただきました。子どもたちはとても真剣な眼差しで話を聞いてくれて、問いかけにも元気いっぱいに答えてくれました。夢シートに、自分の夢や夢のためにやってみようと思う事などをたくさん書いてくれて、最後には手を挙げて夢を発表してくれた子もいました。今回お話させていただいたことの中で1つでも子どもたちの印象に残ったり、今後の生活に役立ててくれたらとても嬉しいですし、1人でも多くの子が自身の夢を叶えられるよう応援したいです。今回の登壇機会を与えてくださり、そして子どもたちに夢について考える機会を作っていただいた三井不動産・三井アウトレットパーク幕張様に感謝しています。本当にありがとうございました。