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2021年度JFA女性リーダーシッププログラムが開講

2021年06月28日

2021年度JFA女性リーダーシッププログラムが開講

『2021年度JFA女性リーダーシッププログラム』が6月26日(土)に開講しました。

このプログラムは、サッカー界・スポーツ界を牽引する女性役員・経営層の育成を目的に、昨年度、JFAと一般社団法人日本女子サッカーリーグ(WEリーグ)が開設し、今回が2期目の開催となります。昨年に引き続き、47都道府県サッカー協会の役員やWEリーグ・なでしこリーグ所属クラブ、リーグや連盟の経営層候補となっている女性12名が全国から集い、約4か月間に渡るプログラムに取り組みます。

講義の冒頭では、田嶋JFA会長、WEリーグの岡島チェアから、これからのサッカー、スポーツ界を担っていく2期生への期待と激励のメッセージが送られました。山口香JFA理事からの基調講演やドイツサッカー協会の職員を講師に迎えての『ドイツにおける女性活躍の状況』に関する講義の他、『世界における日本女子サッカー』や『社会におけるジェンダー』といったトピックでの講義やディスカッションを通じて、受講生それぞれが自己認識やこれまでの経験を顧みる2日間となりました。

また今回の第1モジュールは、今年2月にプログラムを修了した1期生のフォローアップ研修としても開催され、最終モジュールで発表したアクションプランの進捗状況を報告しました。2期生は、1期生の活躍する姿に刺激を受けただけでなく、これからの4か月間のプログラムへの期待と決意を新たにした様子でした。2日間の最後には、リモートで修了式に参加できなかった1期生への修了証と記念品授与のセレモニーも実施されました。次回、7月末に行われる第2モジュールでは、コミュニケーションに関連する講義が組まれています。

受講生コメント

井上有希江 女子委員長(公益財団法人愛知県サッカー協会)
今回プログラムに参加させていただいたこと、素晴らしい出会いの機会をいただいたことに感謝します。第1モジュールでは、1期生の皆さんのプレゼンテーションがあり、第一線で課題に取り組んでいることを現在進行形で伺うことができ、刺激と勇気をいただきました。また、講義では今井委員長の強い想いに共感するとともに、山口香理事やファシリテーターの山口理恵子先生の講義にも気づかされる事が多く、衝撃を受けました。これから4カ月のプログラムの中で課される多くの課題に前向きに取り組み、自身の成長につなげ、自組織にも還元できるようになりたいと思います。

撰朋恵 さん(サンフレッチェ広島レジーナ)
第1モジュールを終えて、まだ「女性がリーダーシップを発揮し社会の発展を担う存在となる」というと、どこか絵空事というか他人事にしか感じていない自分がいます。それは、これまでの私の人生で「女性に属性している自分」が受けてきた習慣や考え方などが当たり前になっていることで、役職や立場上で自分より上に立つ男性を立てていくことが役割だと思い込んでいることが大きいと分析しています。
プログラムを受講し、「女性」という立場に甘えたり、性差を利用したりして、何かを担うことや責任ある立場に立つことをお断りしたことや、自信の無さから逃げてきた自分がいたことにも改めて気付かされ、何度もチャンスを逃してしまい、もったいなかったなぁという気持ちと、次こそ逃したくないという強い思いが心の中に芽生えました。これから約4カ月に渡り、全8日間のプログラムを受講しますが、どこか他人事として捉えている自分の考え方がどのように変化をするのか、自分自身とても楽しみです。

穴吹侑子 さん(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
今回1期生のフォローアップ研修として2日間の講義に参加しました。実は、プログラムを修了してから、仕事に追われる日々の中でせっかくこの研修で得た学び、気づき、目標をあまり意識することなく、4か月が過ぎていました。今回の2日間で、この4か月間のアクションを発表することになり、「どうしよう。何も話せることがない」と思ったのですが、研修の中で立てた自己の課題と目標は、4か月経っても変わらずに自分の中にあるものであり、その課題を解決するために自分なりに少しずつ行動していたことを思い出すことができました。
4か月ぶりに講義を受け、同期である1期生と再会したこと、やる気に満ちた2期生を見たことで、あの時に得た気づきや、感銘を受けた内容を思い出すことができ、下降していたモチベーションも上がりました。「もう修了したのに、また発表するのは辛いな。嫌だな」と思っていましたが、こういう機会を作っていただけなかったら、改めて振り返りをすることも、同期生と会って情報交換をする機会もなかったと思うので、フォローアップ研修の場を設けていただけたことに感謝しています。

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