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アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第70回 江口なおみ タイ女子代表・U-20女子代表フィットネスコーチ
2022年10月14日
タイ女子代表、U-20タイ女子代表のフィットネスコーチとして2021年7月に赴任し、あっという間に1年が過ぎていきました。同代表の岡本三代監督、轟奈都子GKコーチは同年3月からですので早1年半となり、私たちはほとんどの時間を代表選手・スタッフと共に過ごしてきました。
以前、就任数ヶ月後に「アジアのピッチから」に寄稿しましたが、当時はまだまだ見えなかったことも多く、なかなかできない経験もたくさんさせていただきました。
東南アジアの大会を経験して
この1年、AFC女子アジアカップインド2022はもちろんのこと、AFF女子選手権2022やSEA GAMES(隔年開催の東南アジア競技大会)など、数々の東南アジアの大会を経験しました。それぞれの大会で、管轄組織や開催国の国柄によって、運営から結果までが大きく影響を受けることを経験しました。
タイは決勝に進出するも、残念ながらひとつもタイトルを獲ることが出来ず目に見える形での結果を残すことができませんでした。しかし、1万7千人のアウェーの観衆の中で挑んだSEA GAMESベトナム大会の決勝は圧巻でしたし、若い選手だけで挑んだAFF女子選手権の決勝もとても盛り上がり、いずれの大会も選手たちにとってとても良い経験になったのではないかと思います。
国民性を受け入れること
海外に出ると、まずつまづくのが国民性や文化の違いだと思います。タイも例外ではなく、タイらしさが生活習慣、考え方、サッカーや仕事に取り組む姿勢、全てに散りばめられています。言葉の壁はまだまだ厚いですが、少しずつお互いの特性を受け入れた上でのコミュニケーションが取れるようになってきたように思います。
今後も数々の試練が待ち構えています。まずは、来年2月に行われる大陸間プレーオフでFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023の出場権を獲得するため、できる限りの準備をしていきたいと思います。
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