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ニュース

【AFCアジアカップ2019日本代表メンバー紹介】若手も多く招集。総力が問われる大会を戦い抜くための精鋭23人~GK,DF編~

2019年01月07日

【AFCアジアカップ2019日本代表メンバー紹介】若手も多く招集。総力が問われる大会を戦い抜くための精鋭23人~GK,DF編~

<文:エル・ゴラッソ編集部>

GK

これまでFIFAワールドカップは3大会連続で川島永嗣が守護神を担ってきたポジションだけに、今回のAFCアジアカップUAE2019で誰が開幕戦のゴールマウスを守るかは今後の日本代表にも大きく関わるポイントの1つだ。振り返れば、2011年大会では川島がグループステージ2試合目のシリア戦で退場を命じられてしまう事態に。ただ、その試合で途中出場した西川周作がチームを救う活躍を見せて、さらに次のサウジアラビア戦も無失点勝利を支えたことで、その後のポジション争いを活性化させた。

当時、もう1人のGKとしてアジアカップの優勝を経験している権田修一、2018FIFAワールドカップロシアのメンバーだった東口順昭、代表デビュー戦となった昨年11月のベネズエラ戦で確かな存在感を見せたシュミット・ダニエルの3人で今大会のGK陣は構成されるが、現時点ではほぼ横一線と見られる。12月30日に行われた流通経済大との練習試合では東口が先発、前半途中からシュミットに代わり、後半は途中から権田がつとめた。

権田は国内外で多くの経験を積んでおり、不測の事態が起きやすいアジアカップで臨機応変にチームを助けてくれるだろう。特にコーチングの声は大きく、スタンドまでひときわ耳に響いてくる。東口はセービングと攻撃のビルドアップ両面で総合的に高いクオリティーを発揮できる。高い身体能力に加え、とっさの対応力も素晴らしく、ここ一番のピンチをビッグセーブで救う可能性も秘めている選手だ。

「ダン」の愛称で呼ばれるシュミットは、197cmという世界基準でも恵まれたサイズが注目されやすいが、広い守備範囲と、組み立てに積極的に参加できる足元の技術、それに特筆すべき攻撃ビジョンが、森保一監督の志向するスタイルをさらなる進化に導く可能性がある。国際経験は3人の中で最も少ないが、大会を通して成長する余地を大きく残しており、森保監督が思い切って抜擢してもおかしくない。

DF

最終ラインの中心はキャプテンも任される吉田麻也で、2大会ぶりのAFCアジアカップ優勝を果たすために、心身両面で最も欠くことができない大黒柱の1人であることは間違いない。見方を変えれば、同じセンターバックのポジションで、吉田にも匹敵する活躍を若い冨安健洋や三浦弦太が見せれば、日本代表の未来が明るくなる。もちろん2018FIFAワールドカップロシアのメンバーだった槙野智章も健在であり、決勝までの7試合を想定すれば吉田とセンターバックのコンビを組むだけでなく、吉田の代わりに冨安や三浦とともに最終ラインを支える試合も出てくるかもしれない。

右サイドバックは2018FIFAワールドカップロシアでレギュラーをつとめた酒井宏樹がフランスのマルセイユでさらに経験を積んでおり、コンディションが良好なら盤石だ。ただし、森保監督が就任してからすべての合宿に招集されている室屋成も着実に成長しており、運動量が豊富でケガに強い部分は大会で頼りになる。酒井も「選手としてはすべての試合に出られるように準備しますけど、(室屋)成の能力も状態の良さも認識している」と語れば、室屋も「自分の中で黙々と狙っているというか、チャンスをもらえればやれる自信はある」と大会における“日替わりヒーロー”の1人になれる準備をしている。

左サイドバックも、経験豊富な長友佑都と森保監督が就任してから初めて日本代表に選ばれた佐々木翔という組み合わせ。2人とも攻守に高い貢献を見せるが、左サイドハーフの乾貴士や原口元気を追い越す攻撃参加が得意な長友と、後ろから的確にフォローする佐々木で特徴が異なる。守備の1対1に強い部分は共通するが、176cmというサイズ以上に空中戦での強さを見せる佐々木は高さのあるサイドアタッカーを擁する国やセットプレーの得点力が高い国に対して、長友のコンディションに関係なくスタメン起用される試合も考えられる。

また、負傷による入れ替えで最終ラインならどこでもこなすことができる塩谷司が招集された。広島在籍時代に森保監督のもとでプレーしていただけでなく、現在UAEのチーム(アルアイン)に所属しており“地の利”もある。12月末まで公式戦を戦っていたため、コンディション面も良好だ。有事の追加招集ではあるが、その力を発揮できる素地は整っている。

スケジュール

SAMURAI BLUE(日本代表)のスケジュールはこちら

AFCアジアカップUAE2019

大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)

グループステージ:
2019/1/9(水) 20:00キックオフ(日本時間)
vs トルクメニスタン代表

2019/1/13(日) 22:30キックオフ(日本時間)
vs オマーン代表

2019/1/17(木) 22:30キックオフ(日本時間)
vs ウズベキスタン代表

地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定

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