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鹿島がFC東京との上位対決を制して首位キープ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第11節

2025年06月30日

鹿島がFC東京との上位対決を制して首位キープ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第11節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025は6月28日(土)、29日(日)に各地で第11節を開催しました。鹿島アントラーズ クラブハウスグラウンド(天然芝)では、28日に鹿島アントラーズユース(茨城)とFC東京U-18(東京)が対戦しました。

ピックアップマッチ

鹿島アントラーズユース 3-2(前半0-1、後半3-1) FC東京U-18

3連勝で首位に立つ鹿島と、直近6試合無敗で3位のFC東京による上位対決は、立ち上がりから鹿島が優勢に進めました。「守備から入るというスタンスでやっている」というFW吉田湊海選手(#40)が、FW髙木瑛人選手(#13)やFW正木裕翔選手(#9)と連動しながら相手のビルドアップにプレスをかけ、高い位置でのボール奪取を狙います。12分には吉田選手がボールを奪ってシュートを放ちましたが、ここはFC東京のGK渡邊麻舟選手(#30)がブロックし、こぼれ球を拾った正木選手のシュートも浮いてしまいます。

「自分たちのサッカーができなかった」とMF二階堂凛太郎選手(#6)が語ったように、押し込まれる展開を強いられたFC東京でしたが、21分、左右のクロスで相手を揺さぶると、最後はFW尾谷ディヴァインチネドゥ選手(#18)が押し込みます。ワンチャンスを生かしたFC東京がリードを奪い、前半を折り返しました。

後半は1点ビハインドの鹿島が攻勢を強めますが、FC東京は粘り強い守備で対応します。81分にはMF古賀竣選手(#7)のボール奪取からカウンターに転じると、ラストパスを受けたMF田中希和選手(#10)が追加点を奪い、これで大勢が決したように見えました。

しかし85分、鹿島はMF小笠原央選手(#20)のクロスを髙木選手が頭で押し込み、1点を返します。FC東京の佐藤由紀彦監督が、「2-1になったところから相手にのまれた」と振り返ったように、FC東京の選手たちはここから集中を欠いてしまいます。

鹿島は90分に小笠原選手のFKからDF大川佑梧選手(#4)がヘディングシュートを決めて同点に追いつくと、90+2分にはMF岩土そら選手(#26)のクロスを吉田選手が頭で押し込みます。

真骨頂ともいえる終盤の粘りを発揮した鹿島が逆転勝利を飾り、これで前半戦の首位ターンが確定。決勝点を挙げた吉田選手は「最後の笛が鳴るまで諦めずに走り切れた」と胸を張り、中野洋司監督は「最後は気持ちがこもって、鹿島らしい試合ができた」と選手たちを称えました。

監督・選手コメント

中野洋司 監督(鹿島アントラーズユース)
ボールを持って押し込んだ状況でどう崩していくかの部分で課題は出ましたが、最後は気持ちがこもって逆転できたので、鹿島らしい試合ができたと思います。この試合に向けては選手たちが一番、気合が入っていて、首位で中断期間に入りたいという気持ちが伝わってきました。今、チーム内の各ポジションで競争が生まれていて、今回の試合も途中出場の選手が力を発揮してくれました。さらに競争して個が伸びてくれば、チーム力を上積みできると思います。

FW #40 吉田湊海 選手(鹿島アントラーズユース)
守備から入るというスタンスでやっていて、前半にはボールを奪ってシュートを打つチャンスがあったのですが、決められなかったのは反省点です。自分たちでボールを握る時間が多い中で、ずっと「決めてやろう」と思っていました。最後に岩土そら選手が良いクロスを上げてくれて、決められたので良かったです。最後の笛が鳴るまで諦めずに走り切れた試合でした。最近はチームとしてやりたいことができるようになってきていると思います。

佐藤由紀彦 監督(FC東京U-18)
シンプルに相手が強かったです。押し込まれる展開は本意ではなく、技術のところで自信を持ってプレーさせてあげられなかったのは自分の責任です。2-1になったときに「まだリードしている」、2-2になっても「まだ負けていない」とコントロールできればよかったのですが、相手にのまれ、選手に勇気を持たせてあげることができませんでした。誰がどのポジションで出てもチームのためにプレーできるかという部分で課題が顕著に出ました。

MF #6 二階堂凛太郎 選手(FC東京U-18)
先制点を奪い、その後は後半まで自分たちのサッカーができなかったのですが、チーム一丸となって堅い守りを見せることはできていました。ただ、集中を欠いて失点してしまい、そこからガタガタと崩れてしまったのが敗因です。失点後も「まだリードしている」というマインドを持てませんでしたし、「自分たちが勝つんだ」という気持ちを全員が前面に押し出さないと、こういう難しいゲームでは勝てないし、優勝は厳しいと痛感しました。

その他の試合結果

EAST
東京ヴェルディユース 5-1(前半3-0、後半2-1) 昌平高校
前橋育英高校 1-0(前半0-0、後半1-0) 横浜FCユース
青森山田高校 3-1(前半0-0、後半3-1) 川崎フロンターレU-18
市立船橋高校 3-4(前半1-1、後半2-3) 浦和レッズユース
柏レイソルU-18 0-3(前半0-2、後半0-1) 流通経済大学付属柏高校

WEST
サガン鳥栖U-18 0-5(前半0-3、後半0-2) 神村学園高等部
ガンバ大阪ユース 0-0(前半0-0、後半0-0) 東福岡高校
アビスパ福岡U-18 0-1(前半0-0、後半0-1) ファジアーノ岡山U-18
帝京長岡高校 2-2(前半1-0、後半1-2) 静岡学園高校
大津高校 1-2(前半1-1、後半0-1) サンフレッチェ広島F.Cユース
名古屋グランパスU-18 4-6(前半1-1、後半3-5) ヴィッセル神戸U-18

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2025年4月5日(土)~2025年12月14日(日)
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