JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > SAMURAI BLUE、エクアドル代表戦へ非公開練習を実施

ニュース

SAMURAI BLUE、エクアドル代表戦へ非公開練習を実施

2022年09月26日

SAMURAI BLUE、エクアドル代表戦へ非公開練習を実施

ドイツ遠征中のSAMURAI BLUE(日本代表)は9月25日(日)、2日後に迎えるキリンチャレンジカップ2022第2戦のエクアドル代表戦へ向けてデュッセルドルフ市内で非公開練習を行いました。

FIFAワールドカップカタール2022の代表メンバー決定前としては最後、本大会前に行う強化試合としてはエクアドル戦を含めて残り2試合となり、チームは戦い方の徹底に余念がありません。

この日はすっきり晴れ渡った空の下、冒頭の15分余り以外を非公開にして約1時間半、入念にプレーの確認を行いました。

報道陣に公開された冒頭部分では、ランニングやストレッチ、体幹トレーニング、サイドステップやショートダッシュなどアジリティアップのメニューをこなすと、GK陣も加わって9人ずつ3グループでボール回しを実施。長友佑都選手(FC東京)が掛け声をかけて、雰囲気の盛り上げに一役買っていました。その後は非公開にして、集中を一層高めて調整を行いました。

なお、23日のアメリカ代表戦で右足を痛めた前田大然選手(セルティック)はこの日も練習場には姿を見せず、ホテルで治療を行い別メニュー。また、GK権田修一選手(清水エスパルス)も試合中に負ったケガの治療のためにこの日の午前中にチームを離れ、一足先に帰国となりました。

ワールドカップ初戦まで約2カ月となり、チームは本大会への貴重な実戦機会を生かそうという意識も高く、選手たちは高い集中力と強度のあるプレーを見せています。

キャプテンの吉田麻也選手(シャルケ04)は「アメリカ戦で出た課題や修正点、うまくいかなかったところをもう1回トライしたい。多少メンバーが変わると思うが、誰が出てもパフォを安定させる必要があるし、やり方を一貫させる必要がある」と語り、さらにチームとしての完成度を高めたいとしています。

対戦相手のエクアドルはFIFAランキング44位ですが、南米予選を4位で突破して2014年大会以来通算4度目となる出場権を獲得。2006年大会では16強入りしています。今回の大会ではオランダ、セネガルのほか11月20日の開幕戦で開催国カタールと対戦することが決まっています。

日本との対戦はCONMEBOLコパアメリカブラジル2019以来(1-1ドロー)で、通算成績では日本の2勝1分です。

その3年前の試合を経験した久保建英選手(レアル・ソシエダ)は、「エクアドルは当時と比べて強くなっている。南米予選を見ると、ほかのチームにすごく食い下がって、強烈な個に対して組織で守りつつ、カウンターに出て来る」という印象を披露。「危険なチームだと頭に入れておいた方がいい」と気を引き締めていました。

吉田選手はドイツやスペイン、コスタリカと厳しい戦いが予想される本大会を念頭に、「エクアドルは南米予選をくぐり抜けている。堅いチームであることは間違いないので、すごくいいテストになるのではないか」と期待を示しています。

チームは26日(月)に試合会場のデュッセルドルフ・アレーナで公式練習に臨み、最終チェックを行います。

選手コメント

GK #23 シュミット・ダニエル 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)
自分が試合に出たら、本大会を想定して、立ち上がりをシンプルにリスクを負わずにやることと、ボールを落ち着かせたい時間帯にその一助となるようなプレーをしてチームにリズムをもたらすようなビルドアップすることや、GKを使って解放したいところでちゃんと解放できるように、ボールが来る前の周囲の状況の把握などが大切になってくると思います。エクアドルの方がアメリカよりもシンプルにゴール前にクロスやロングボールで迫ってくると思うので、誰が誰を掴むかははっきり指示を出すなど、リスクマネジメントの対応でもチームメイトを助けられるプレーをしたいと思っています。ひやっとする場面をつくるだけでもチームのリズムが変わってしまうので、あまりビルドアップに意識を向け過ぎないでやろうと思っています。

DF #4 瀬古歩夢 選手(グラスホッパーCZ/スイス)
アメリカ戦は自分が出たらという視点で試合を見ていました。今回初めての代表活動ですが、ミーティングの説明を頭に入れて見ていたので分かりやすかったです。自分としては1つ1つのプレーのクオリティをもっと上げていかないとならないですし、コミュニケーションを取りながら修正することにも順応しなくてはならないと感じています。みんながディスカッションしていることを聞きながら自分の頭に入れて、それを実践でトライするだけだと思っています。組み立てのフィードは自分の長所なので、自分が起点で得点につながればいいですし、チャンスがあればそういう部分も出したいと思っています。

DF #19 酒井宏樹 選手(浦和レッズ)
個人としてはアメリカ戦でピッチに立てたので、ある程度確認することができました。あとはチームとしてなにがチャレンジできるかが大事になります。もちろん、結果は意識しますが、ただ結果を出すだけでなく、いいチャレンジをしたいと思っています。個人としては、行くか行かないかの選択を周りと共有できるか、攻撃的な守備をどれだけ本数出せるかが大事になってくると思っています。8ヵ月ぶりに代表に戻って来て、いい意味で自分に自信を持っている選手が多くなったと感じます。できる自信があるから焦っていないですし、チームの和を乱さないで自分の意見も言えるので、みんなで考える集団になっているのは確かです。チームとしてすごくいい方向に向かっていると思います。

DF #22 吉田麻也 選手(シャルケ04/ドイツ)
大会を戦う上で必ず怪我人や累積でローテーションはあり得ます。そこでメンバーが変わって戦力が落ちることはないと思いますが、やり方がスムーズにいかないことは起こり得ます。そういうことを無くさなくてはいけないと考えています。本大会では堅い試合になることが多いと思うので、センターラインのところをしっかり固めないとなりませんが、そこでラインが合っていない、スペースができているなどは絶対に起きてはいけないことなので、そこを徹底したいと思っています。アメリカ戦は後半の方が若干スムーズさに欠けました。1-0でリードしている展開やビハインドの状態で、守備のスタートラインをもう少し上げたり下げたりすることも、もう少し統一したいと考えています。

MF/FW #11 久保建英 選手(レアル・ソシエダ/スペイン)
アメリカよりもエクアドルの方が僕たちにはやりにくいのではないかという感じはあります。シンプルに速くて強いチームには、チュニジア戦のように苦労する部分もあるかもしれないので、楽しみではありつつ、危険なチームだと頭に入れておいた方がいいと思っています。4-2-3-1のトップ下にはこの前の鎌田選手のような役割をすることが求められていると思います。サイドの選手がボールを持ったときに近寄り過ぎないことも考えながら、ゴールに絡む、ラストパス受けるところが役割だと解釈しています。長谷部(誠)選手は僕たち日本代表が強くなるために来てくれました。いまも最前線でやっていて、人間としても懐が深くて僕らの意見も対等に訊いてくれて、すごく貴重な時間でした。いい方向にチームは変わっていくと思うので、長谷部選手にも来てよかったと思ってもらえるように残りの試合とワールドカップにしていきたいと思います。

MF/FW #17 田中碧 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
ボールを奪った瞬間に自分がボールを受けて前につなげることができればショートカウンターの形は多く作れると思いますし、そうすればチームとしての特長も出やすくなると思います。途中出場でも、自分がやらなくてはいけないことや相手の特長を整理する時間はあるので、ピッチの外から見て自分のなかで策をたくさん持って、それをピッチで表現して、チームに良い変化が起こせればと思います。本大会を見据えては、一番大事になるのは守備だと思います。そこは自分の課題でもあるので、より自分自身で求めていかないといけない部分だと捉えています。

MF/FW #18 三笘薫 選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)
アメリカとエクアドルで対戦相手の特長も違うので、そこでどうやって違うサッカーをして優位に進められるか、個人としてはもう一度結果を出してアピールしないとならないと思っています。前回が途中出場で今回はスタメンの可能性はあると思うので、途中出場でもスタメンでも見せられるようにしたいです。エクアドルには所属クラブで一緒の選手もいて、知っている選手がいる方が気持ち的に試合には入りやすいですが、相手には僕のことも知られているので、しっかりアジャストしていかないとなりません。彼らの特長を伝えて自分たちが優位に行くようにしたいと思います。ドイツとハンガリーの試合を見ましたが、スピード感はアジアやアメリカよりも全然高いと感じました。そこをイメージしながら戦いたい。1回1回の勝負で勝ち切っていかないとならない相手なので、質にこだわっていきたいと思います。

2022年9月27日(火) 13:55キックオフ予定(日本時間 20:55)vs エクアドル代表
会場:デュッセルドルフ(ドイツ)/デュッセルドルフ・アレーナ
大会情報はこちら

OFFICIAL PARTNER
KIRIN
OFFICIAL SUPPLIER
adidas
SUPPORTING COMPANIES
  • 朝日新聞
  • SAISON CARD
  • 大東建託
  • Family Mart
  • JAPAN AIRLINES
  • au
  • Mizuho
  • MS&AD
  • Toyo Tire Corporation
アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー