JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > バディーSCが9年ぶり2度目の栄冠に輝く JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会

ニュース

バディーSCが9年ぶり2度目の栄冠に輝く JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会

2019年12月30日

バディーSCが9年ぶり2度目の栄冠に輝く JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会

JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会の決勝が12月29日(日)、鹿児島県鹿児島市の白波スタジアムで行われ、バディーSC(神奈川2)が9年ぶり2度目の優勝を飾りました。決勝では前半に先制点を許しますが、粘り強いサッカーで勝ち上がってきた経験を生かして後半に3得点を挙げ、3-1で勝利。神奈川県勢としては2年連続の優勝となりました。

バディーSCと柏レイソルU-12(千葉)の対戦となった今大会の決勝、日曜日に重なり白波スタジアムには2500人超の観客が訪れました。両チームの応援も白熱する中、柏のキックオフで40分のゲームがスタート。試合は立ち上がりから柏がボールを保持し、優位にゲームを進めていきます。

4分には三村叶夢選手がサイドから仕掛けてバディーのゴールに迫ります。三村選手が右足で放った鋭いシュートは、バディーのGK橋本友翔選手が好セーブ。こぼれ球から太田椋介選手もゴールを狙いますが、枠は捉えられませんでした。ただ、柏は厚みのある攻撃でリズムをつかみ、その後も相手陣内にボールを運びます。

9分には柏が先制点。カウンターから三村選手がボールを持ち出し、ドリブルで中央を駆け抜けます。バディーのディフェンスが整う前に相手陣内まで運んだ三村選手は、そのままシュートを選択。コースを突いたシュートでゴールネットを揺らしました。

後半に入ると、バディーは選手を2人交代し、左サイドに田中菱選手、1トップに八里悠太選手を配置します。八里選手は守備で活躍してきた選手ですが、この大会ではFWとして出場し、準決勝でもゴールを挙げていました。この積極策が奏功します。23分、バディーは白井誠也選手が右サイドを駆け上がると、田中選手も連動してペナルティーエリアへと侵入。白井選手のパスを引き出し、ゴールへと振り抜きました。

息の合った連係で同点としたバディーがここから主導権を掌握します。34分には左サイドのタッチライン際を八里選手がドリブルで攻め上がり、浅い角度からシュートを放ちます。GKの動きを見たシュートは放物線を描いてゴールへと吸い込まれ、逆転に成功。さらにCKの流れから田中選手が追加点を決め、バディーが3-1としました。

防戦一方の展開になった柏もセットプレーの好機からゴールを狙いますが、バディーのGK橋本選手に跳ね返されてしまいます。途中出場した長澤然選手のドリブルにもバディーが体を張ったディフェンスで対応。柏は後半、枠内にシュートを放つことができず、無得点に終わりました。

リードを許しながらも粘り強く戦って逆転勝ちに持ち込んだバディーが、小学生年代のチャンピオンに輝きました。GKの橋本選手はゴールデングローブ&ブーツ賞を受賞。今大会の得点王は10ゴールを挙げた中村琉生選手(北海道コンサドーレ札幌U-12)が受賞しています。

監督・選手コメント

田中菱 選手(バディーSC/神奈川2)
ハーフタイムではまだ0-1で、後半もあるので落ち着いてプレーしよう、絶対に逆転できるという気持ちで臨みました。自分がゴールを決めて勝つという気持ちで後半に入りました。先制点を取られても取り返すことができるというのは大きな成長かなと思います。天候に関係なく、自分たちのチームワークや実力で勝てたと思います。みんなのお陰で勝てたと思います。

橋本友翔 選手(バディーSC/神奈川2)
なるべく失点を少なくして優勝しようと思ってゴールを守っていました。先制点を取られても、ハーフタイムでもう一度落ち着いて、一致団結してできました。それが3点取れた理由だと思います。目標は日本代表で活躍することです。選手として、目の前の試合での失点数を減らしていきたいと思います。

南雲伸幸 監督(バディーSC/神奈川2)
後半はゴールに向かう姿勢が出てきました。前半はシュートをほとんど打てていませんでしたが、まずゴールに対して動き出そうというところをハーフタイムで修正しました。(逆転ゴールの)八里悠太はもともとはディフェンスの選手でしたが、FWにケガがあったため大会3週間前くらいから(FWを)始めました。子どもたちの可能性を感じた大会でした。

廣岡瑛太 選手(柏レイソルU-12/千葉)
チームの得意なところはパスをしっかり回して、前でコンビネーションをつくって入っていくところです。(1次ラウンドでは)雨もありましたが、僕たちは攻撃でのバリエーションがたくさんあるので、あまり難しさは感じませんでした。中学生でもいろいろなバリエーションを使って崩したり、強引にでも点を取りに行ったりして、何かを勝ち取りたいです。

開催期間:2019年12月26日(木)~12月29日(日)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)

準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)

準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー