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浦和、アウェイでの決勝第1戦でアルヒラルに0-1の黒星 ~AFCチャンピオンズリーグ2019~

2019年11月10日

浦和、アウェイでの決勝第1戦でアルヒラルに0-1の黒星 ~AFCチャンピオンズリーグ2019~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019の決勝第1戦が11月9日(土)、サウジアラビアのリヤドで行われ、2年ぶり3度目のアジア王座を目指す浦和レッズは初優勝を狙うアルヒラルに0-1で敗れました。
浦和は11月24日(日)に埼玉スタジアムで行われる第2戦で、2点差以上の勝利で逆転優勝を目指します。1-0の場合は2戦合計が同点のため延長戦となり、それでも決着がつかない場合にはPK戦が行われます。

優勝した2年前と同じ顔合わせとなった対戦で、浦和はアルヒラルの攻撃に終始押し込まれる苦しい展開になりました。
11月5日(火)に川崎フロンターレとのリーグ戦をホームで終えたその足で、2度のトランジットを経てサウジアラビアの首都に乗り込み、現地で調整を続けてきた浦和は、累積警告で出場停止のGK西川周作選手に代わって先日JリーグデビューしたばかりのGK福島春樹選手を先発に起用。それ以外は準決勝と同じ顔触れを揃え、リーグ戦からは10人を入れ替える布陣で臨みました。
日本よりは熱いものの気温は28℃、湿度も20%ほどの気候の中、浦和は2年前の対戦のようにアウェイで得点を挙げて戻りたいところでしたが、アルヒラルはじっくりパスを回し、フィールドを広く使って攻撃を展開。23本のシュートで浦和ゴールに襲い掛かりました。
特に右サイドではペルー代表MFアンドレ・カリージョ選手が攻め上がり、ゴール前に自由に顔を出す元イタリア代表MFセバスティアン・ジョビンコ選手や、ここまで10得点で大会得点ランクトップの元フランス代表FWバフェチンビ・ゴミス選手、逆サイドから中へ切れ込むサウジアラビア代表MFサレム・アルダウサリ選手と絡んで浦和ゴールを脅かします。
前半14分には右サイドの崩しからゴール正面でジョビンコ選手に、18分にはアルダウサリ選手、20分にはゴミス選手にシュートを打たれてゴールを狙われます。
29分にはアルダウサリ選手が左に振ったパスに、ペナルティエリア左から入ったジョビンコ選手が右足で合わせ、GKが吊り出されたゴールを狙われますが、これはMF青木拓也選手がブロック。ゴールを死守します。
34分には、右CKに頭で合わせたカリージョ選手の決定機をGK福島選手がファインセーブ。その4分後、サイドを突破したカリージョ選手のクロスにジョビンコ選手が左足でシュートを放ちましたが、これも福島選手が鋭い反応で阻止しました。
守備に追われる浦和でしたが、17分にはMF関根貴大選手のパスを受けたMFファブリシオ選手が左サイドから攻め込んでゴール前にパスを送り、走り込んだ関根選手がシュートを打ちましたが、相手DFに止められました。
21分、28分にも左サイドの関根選手の仕掛けから相手ゴールに迫り、37分にはFKを起点に右サイドからMF橋岡大樹選手がシュートを放ちましたが、これはオフサイドの判定に。橋岡選手は前半終了直前にも右サイドから狙いましたが、相手にクリアされます。
ここまで大会8得点のFW興梠慎三選手も、相手のマークもあり、なかなかボールをもらえる展開にならず、浦和は思うような仕掛けを作れません。
前半を0-0で折り返し、後半に入ってもアルヒラル主導の流れは変わらず。浦和はDF陣を中心に相手の攻撃を凌ぎますが、クリア後のセカンドボールを相手に奪われて自陣に押し込まれる展開が続きます。
失点は60分でした。アルヒラルは中央から右サイドへパスをつなぎ、攻め上がったサウジアラビア代表DFモハンメド・アルブライク選手がクロスを送ると、浦和DFの裏を取ってゴール前に走り込んだカリージョ選手が頭で合わせ、ゴールネットを揺らしました。
先制したアルアハリは、守りを固めながらも攻撃の手は緩めず、71分にはジョビンコ選手がシュートを放ちます。その1分後にはカリージョ選手の揺さぶりからアルダウサリ選手にゴールを割られますが、これはオフサイドでノーゴールになりました。
浦和は75分にMF長澤和輝選手に代えてFW杉本健勇選手を投入。85分には関根選手に代えてDF宇賀神友弥選手を送り出しますが、攻撃の形はなかなか作れないまま、時間が過ぎます。
浦和は相手に70%のポゼッションを許す苦しい戦いを0-1で終え、第2戦に勝負を懸けることになりました。
「非常に難しい試合だった」と振り返った興梠選手は、失点した後、得点を挙げるのが難しいと判断し、最少失点で乗り切ってホームで戦うことをチームメイトに伝えたと言います。「この1-0の負けは次にプラスになる。ホームで借りを返したい」と力強く話しました。
第2戦は11月24日(日)、埼玉スタジアムにて19:00キックオフの予定です。
浦和が勝てば2017年優勝と昨年の鹿島アントラーズに続いて日本勢3連覇です。また、勝者は12月11日からカタールで行われるFIFAクラブワールドカップにアジア王者として出場します。 

大会期間:
プレーオフ:2019年2月5日(火)~19日(火)
グループステージ:2019年3月4日(月)~5月22日(水)
ラウンド16:2019年6月18日(火)~8月13日(火)
準々決勝:2019年8月27日(火)~9月18日(水)
準決勝:2019年10月1日(火)~10月23日(水)
決勝:第1戦/2019年11月9日(土)、第2戦/2019年11月24日(日)

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