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プレミア初参入を目指す浜松開誠館と神村学園が1回戦を突破! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 プレーオフ

2022年12月10日

プレミア初参入を目指す浜松開誠館と神村学園が1回戦を突破! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 プレーオフ

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 プレーオフは12月9日(金)、広島県内で1回戦6試合を実施しました。

広島広域公園 第一球技場では、浜松開誠館高校(東海1/静岡)対札幌大谷高校(北海道2/北海道)と、神村学園高等部(九州1/鹿児島)対ツエーゲン金沢U-18(北信越3/石川)の2試合が行われ、プレミアリーグ参入を懸けての熱戦が幕を開けました。

ピックアップマッチ1

浜松開誠館高校 2-1(前半1-0、後半1-1)札幌大谷高校

第1試合は序盤から東海王者の浜松開誠館が主導権を握って押し込む流れとなります。対する札幌大谷は全国高校サッカー選手権北海道予選で初戦敗退となり、長く公式戦から遠ざかっている影響もあり、序盤はパフォーマンスが上がりません。「久々の公式戦で緊張感もあり、スタジアムで試合をすること自体に慣れていなかった」(清水隆行監督)。

開始5分に浜松開誠館FW坂上輝選手(#17)のシュートがポストをたたくと、続く11分にも再び坂上選手に決定機。MF松本大樹選手(#14)のスルーパスから抜け出したDF若尾直哉選手(#2)のシュートは札幌大谷GK松浦青空選手(#1)が防ぎますが、そのこぼれ球を坂上選手が流し込み、浜松開誠館が先制点を奪い取ります。

ただ、札幌大谷も久々の実戦の雰囲気に慣れると、「最初はバタついてしまって不甲斐ない試合でしたけど、後半にかけて良くなっていった」とMF笹修大選手(#5)が振り返ったように、徐々に試合の流れを引き戻します。前半の終わりからハーフタイムを挟んでからは札幌大谷ペースに。そして迎えた67分にはFW長太陽寛選手(#11)が見事な抜け出しからのシュートを沈め、同点に追い付きました。

どちらが勝ってもおかしくない展開となる中で、勝負を決めたのは浜松開誠館。84分、右クロスから交代出場のFW山口莉生選手(#16)が「絶対に合わせてくれると思っていた」と仲間を信じてニアサイドへ飛び込んでの決勝点。白熱の攻防を制し、1回戦を突破しました。

ピックアップマッチ2

神村学園高等部 4-3(前半2-1、後半2-2)ツエーゲン金沢U-18

神村学園とツエーゲン金沢との第2試合も激闘となりました。前半からほぼワンサイドゲームで神村学園が押し込み、23分にFW福田師王選手(#13)のヘディングシュート、30分にはMF笠置潤選手(#15)が「あんなシュート決めたことがありません」と言う見事なミドルシュートを突き刺し、2-0とリードを奪います。

ただ、齋藤将基監督が「本当に選手たちの成長を感じました」と振り返ったように、ここから金沢が驚異的な粘りを見せます。34分にFW鶴谷圭吾選手(#16)が1点を返すと、56分にはFW中川豪選手(#9)が同点ゴール。神村学園も60分にDF吉永夢希選手(#16)が勝ち越し点を奪い、73分に福田選手がこの日2点目のゴールを奪って突き放しますが、金沢はさらに粘って後半アディショナルタイムにFW井上龍昇選手(#26)が1点を奪って1点差に。4-3の壮絶な乱打戦となりましたが、神村学園が競り勝ち、1回戦を突破しました。

監督・選手コメント

FW #16 山口莉生 選手(浜松開誠館高校)
得点は自分一人の力で取れるものではないので、まず仲間に感謝したいと思います。スピードが武器なので、ピッチに入るときには抜け出すことを狙っていました。今年はプリンスリーグ東海でもヘディングでかなりゴールを取れていたので、自信を持ってやれたと思います。

清水隆行 監督(札幌大谷高校)
公式戦はありませんでしたが、道外へ遠征して大学生やJのユースチームとも練習試合を組ませていただいて、この大会に備えてきました。その成果も出せたとは思いますが、最初の時間帯はやっぱり硬くなってしまいました。特に後半になってからはやってきたことを出してくれていたと思います。

有村圭一郎 監督(神村学園高等部)
こういう緊張感のある中での試合というのはなかなか経験できないので、子どもたちにとっても良い大会だなとあらためて思っています。今日はそれほど難しい状況でないところから守備の緩慢さが出てやられてしまいました。締め直す良い機会をいただいたと考えて次にいきたいと思います。

FW #16 鶴谷圭吾 選手(ツエーゲン金沢U-18)
親元を離れて金沢で過ごした3年間で自分は本当に成長できたと思います。1年の頃は苦しかったけれど、自立する力を得られましたし、親のありがたみというのも身に染みて理解できました。今日は絶対に決めると思っていましたし、勝てなかったですけど、自分の得点で流れを変えることはできたと思います。

大会期間:2022年12月9日(金)・12月11日(日)

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