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第3回中学校女子サッカー部フェスティバルを熊本県で開催

2021年10月12日

第3回中学校女子サッカー部フェスティバルを熊本県で開催

10月2日(土)、熊本県の熊本甲佐総合運動公園で「第3回中学校女子サッカー部フェスティバル」を開催しました。熊本県から2チーム、長崎県から1チームの計3チームが参加しました。

指導者コメント

田﨑隆盛 さん(天草市立天草中学校)
今年度から天草トレセンは、4種と協力し女子のカテゴリーをスタートさせました。新型コロナの影響で活動ができないこともありましたが、活動する中で、女子だけという環境で選手たちが楽しそうにプレーをする姿がとても印象的でした。このフェスティバルのお話をいただき、普段地理的な状況でなかなか他の地域の選手たちと触れあう機会がない天草の選手達にとっては良い経験になると思い、参加させていただきました。
当日は、初め表情が固かった選手たちもJFAのコーチの方々や他の参加選手のおかげで段々と打ち解け、楽しそうにボールを追いかける姿が見られるようになってきました。サッカーの面のみならず、このフェスティバルを通して、「初めて会う仲間とコミュニケーションを取っていく」という大切なことを学ばせていただきました。
終了後の選手たちの笑顔がとても晴れやかで、保護者の方々も喜んでおられ、参加して良かったなと嬉しく思いました。今回のこのご縁を大切に今後も天草の地でも女子サッカーを盛り上げていきたいと思っております。
今回このフェスティバルを企画運営してくださったJFA関係者の方々、熊本県協会の大石様をはじめ関係者の方々、参加者の皆様、全ての方々にお礼を申し上げたいと思います。

長門祐二 さん(長崎県活水中学校サッカー部監督)
長崎で中学校・高校・大学と一貫指導を目指し今年4月に発足した活水中学サッカー部ですが、現在中学1年生が3名のみ所属しており、まだ公式戦を経験していない子ばかりです。今回、JFAで中学校フェスティバルが開催されると聞いて参加を決めました。長崎の中学校で女子が単独チームを組むことは難しいため、今回のようなフェスティバルは大変意義があると思います。呼びかけが少し遅かったので中学校で活動している子の参加は少なかったのですが、日ごろミニゲームしか経験していない子どもたちにとっては貴重な経験となったようです。また、今回は合同チーム「長崎なでしこU-15」として、女子委員会のクラブのコーチに引率をしてもらいました。これから中体連とクラブ間で良い関係を築いていけるようになりそうです。子どもたちの生き生きとした表情を見ると参加して良かったと思います。「まだ帰りたくない。もっとやりたい」というのが帰りのバスの中での子どもたちの感想でした。
コロナの影響で開催が危ぶまれましたが、開催されて本当に良かったです。JFAのスタッフ、熊本県サッカー協会の皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

大石七美 さん(熊本FA普及コーディネーター)
中学フェスティバル、熊本にて開催頂けました事に心から感謝いたします。企画段階から、開催できるか難しい判断が続く時期ではありましたが、お陰様で全ての選手より「参加して良かった!」「楽しかった!!」とのコメントを沢山いただきました。内容も、楽しみながらもより技術的であったり、判断を求められる充実のプログラムで、こちらの心配を他所に選手たちはとても楽しそうに、トライを続けてくれました。ご指導いただきましたスタッフ皆様の熱意が選手にも届き、サッカーの楽しさを体感できのだと思います。
普段は恐らくプラスアルファ的な求められ方が多かったと思われる選手たちも、約30名の同年代女子と共にフラットに求められ、同じ立場でフィールドに立ち、戦う環境に不安よりも新鮮さや嬉しさ、楽しさを強く感じてくれたようでした。顔を真っ赤にしながも、歯を食いしばってボールを追う選手の横顔が印象的でした。恐らくこちらが思う以上に選手たちにとって貴重な経験の場になったようです。嬉しさと共に改めて普及の課題に気付かされました。
この企画を良いきっかけとして、選手たちの今後に繋がるような取り組みを中体連関係者の方々と共に考えていきたいと思います

松田哉 氏(JFAコーチ)
当初予定していた形での開催ではなかったものの、ゲームを中心として実施した今回のフェスティバルには30名の選手が参加しました。
はじめにアイスブレイク~W-upでパス&コントロール・テクニックを意識したトレーニングを行いました。選手たちにレベルの差はあるものの、みんながコーチから要求されていることに耳を傾け、積極的にチャレンジする姿が見受けられました。シャッフルゲームでは、他県のチームの選手や県内でもそれぞれ活動チームが異なる選手たちが次第に自分たちでコミュニケーションを取り、予想以上のゲームを展開していました。普段中学校の部活で男子と共に活動している選手たちにとって女子同士の活動は自然に笑顔が溢れ、楽しみながらプレーしており、その姿を見ていると活動の大切さを再認識する機会となりました。さらにはプレーの質が高くトレセンに参加しても遜色ない選手まで発見することができ、各FAや中体連との連携がさらに必要だと感じました。
最後に、熊本県での開催にあたって大石七美普及コーディネーターをはじめ、引率された先生方、県の技術委員長や事務局の方々にまでお越しくださり、ご協力いただきありがとうございました。心より感謝申し上げます。

参加選手コメント

田中麻利亜 さん(天草市立稜南中学校3年)
今日の経験は私にとってとても貴重なものでした。それは、今まで女子だけでサッカーをする機会が少なかったからです。私はずっと男子の中でサッカーをしてきたためか、あまり女子の輪に入ることが得意ではないです。しかし、今回のフェスティバルでは、多くの女子の仲間と話すことができました。そのことがとても嬉しかったし、参加して良かったなと思いました。
今中学3年生ですごく進路について迷っています。まずサッカーを高校でも続けるのか悩んでいます。なぜなら、今まで女子だけの環境でサッカーをしたことがない私が上手くやっていけるのか、ちゃんとついていけるのか不安だからです。でも今回参加したことで、私はサッカーが好きなのだと再確認できたので良かったです。今回の経験は、高校を選ぶときの判断材料にしようと思います。またこのような機会があるなら参加したいです。ありがとうございました。

白濱杏佳 さん(人吉市立第一中学校)
私は小学校の部活動でサッカーをしていたのですが、今はハンドボール部に入っています。兄2人がサッカーをしている姿を見てやっぱりサッカーがしたいなと思っていました。今回フェスティバルの話を学校の先生から聞き、声をかけてもらい参加しました。参加して難しかったところもあったけれど、みんなと楽しくサッカーができて良かったです。これからもこういったフェスティバルがあれば参加してもっと上手になりたいです。高校でもできればサッカーで進学したいと思いました。

中島乃々 さん(長崎県活水中学校)
初めて参加して、不安なことがたくさんあったけど、基本のパスなど学ぶことがたくさんあったので良かったです。熊本のチームの人とたくさんゲームができて、上手な人とのレベルの差を感じる貴重な経験をすることができました。この経験を生かしてこれからも頑張ろうと思います。

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