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今年度初のJFAエリートプログラム U-13フューチャートレーニングキャンプが終了

2022年06月27日

今年度初のJFAエリートプログラム U-13フューチャートレーニングキャンプが終了

6月22日(水)から福島県のJヴィレッジで活動していたエリートプログラム U-13フューチャートレーニングキャンプが26日(日)、5日間のキャンプを終えました。

従来のエリートプログラムは、参加選手の誕生月がその学年の前期に集中する傾向があるため、本キャンプは原則として9月1日以降に生まれた選手を対象に実施をしています。(選手選考の過程等で、9月1日以前の選手を招集する場合もあります)

北海道から九州まで全国9地域から選ばれた22名の選手とスタッフは、集合後にSmartAmp法検査を実施。新型コロナウイルス陰性を確認してから活動を開始しました。

全国から集まった選手たちは、初日から最終日までそれぞれ設定されたテーマを基にトレーニングを実施し、自分のストロングポイントや課題を見つめなおし、自身の力を100%だせるように取り組みました。2日目と4日目に実施されたトレーニングマッチでは、それぞれJFAアカデミー福島U-15 EAST、モンテディオ山形U-15村山と対戦しました。どちらも1学年上の選手たちを中心としたチームで、スピードと高いフィジカル・インテンシティを持つ相手との試合となり、厳しい試合状況が続く展開となりましたが、状況に応じて考えプレーすることで、最大限に自身のストロングポイントを発揮してくれました。また、試合やトレーニングを通じて、課題を把握する貴重な機会になりました。

また、3日目には、オフザピッチプログラムとして東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れました。選手たちは、当時1歳だったこともあり、はじめは知らないことも多い様子でしたが、展示を通して、未曽有の複合災害について何が起き、どう向き合ってきたかを真剣に学びました。

最終日に行った紅白戦では、今回のキャンプで得たものを最大限表現し、それぞれのストロングポイントを発揮しようと、選手たちは自分の良さをチームメイトに積極的に伝え、試合の中でも徐々にチームとして修正を行い、トレーニングで確認したことをプレーで表現しました。チームとして意図を共有した攻守に関わりの多いハイレベルなゲームが展開されました。拮抗したゲーム展開の中、自身の力を最大限アピールしようと最後まで戦い抜きました。

また、ミーティングやレクチャーを通して、担当スタッフからメディカル面、フィジカル面、勉強含めたオフザピッチでの取り組み、コーチングスタッフとして今まで見てきた選手を例にあげながら、日常の取り組みの重要性等、様々なことが選手たちに伝えられ、多方面から大きな刺激を受けている様子でした。

オンザピッチ、オフザピッチ両方で様々な刺激を受け、自身をより成長させるために模索した活動期間となりました。今回の経験を自チームに持ち帰り、日常でも切磋琢磨して取り組み、トライ&エラーを繰り返しながら、選手たちはより成長できるように自身で考えながら、将来の目標に向かって努力を続けます。

監督・選手コメント

鈴木貴浩 監督(JFAコーチ)
前週に開催された、今年度1回目のエリートプログラムU-13キャンプに続き、フューチャーキャンプが選手22名、スタッフ8名でJヴィレッジで開催されました。他の事業でも報告されているように、コロナウイルス感染症収束の見通しが立たない中、検査での陰性を確認し、宿泊もシングル対応で4泊5日の活動をスタートしました。今回選出された選手たちの年代はコロナ禍で集合型のキャンプなどの経験が少なく心配もありましたが、素晴らしい環境のピッチに立ってボールに触れるとともにどんどん緊張も解れ、元気にプレーしてくれていました。4泊5日のキャンプでは、4回のトレーニング、2回のトレーニングマッチと紅白戦、オフザピッチプログラムとして福島が復興に向き合ってきた「証」として2020年9月に開館した東日本大震災・原子力災害伝承館に出向き、ピッチ外での貴重な経験も積むことができました。また、全スタッフからはさまざまな視点から話をして、選手たちはメモを取りながら真剣に聞いていたのが印象的でした。フューチャープログラムに選出された選手は9月以降生まれの選手たちということで、比較的小柄な選手が多く参加しており、体力面や精神面での成長の差も多くある中、ボールを持ったときのテクニックの質や個人でアグレッシブにプレーする姿勢や意識は高かったですが、まわりを見て関わり、状況判断しながらプレーすることができれば更に個々のプレーの幅が広がり成長できると感じました。ただ、最終日の紅白戦では2回のトレーニングマッチの強度はなかったものの、毎日のトレーニングで積み上がったものは発揮され、攻守においてオフザボールの関わりが増えて質の高いプレーが多く見られ、吸収力の早さを感じることができました。本キャンプ参加にあたりご理解とご協力をいただきました、保護者の皆様・所属チームの皆様・各地域関係者の皆様には、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

長田愛澄斗 選手(三菱養和SC調布ジュニアユース)
僕の武器はドリブルとスピードです。僕はこの武器を生かそうとキャンプに行く前に考えていました。1日目のトレーニングでは慣れない環境や初めて会う人などがいて思うようなプレーができませんでした。僕はそれに腹が立ち部屋でずっと自分に何してるんだと問いかけていました。2日目もまだ慣れていないせいかあまり自分の良さを生かしたプレーができませんでした。僕は夕ご飯や合間に知らない子とコミュニケーションを取ろうと意識しました。それもあり3日目はみんな緊張もなくなり笑顔が見えてきました。それから息も合うようになり自分の長所が出せるようになりました。4日目は試合があり、みんなが自分が目立とうではなくチーム一丸となって戦いました。それもあり試合に勝ちました。ですが勝って気が緩んでしまいオフザピッチのところでうるさくしてしまったりしました。5日目は紅白戦で一つのチームとなって戦いました。最後は負けてしまったけど今まで教えてもらったことを一番出せた試合でした。このキャンプで出た課題を自チームに戻って直したいと思います。
このような貴重な経験ができたことでさらにステップアップできると実感しました。そして素晴らしい指導者の方々に教えてもらったり、他のチームの選手達とハイレベルな練習が出来たことは自分にとってプラスになったと思います。また次会う時に成長した姿を見せられたらいいなと思っています。

川中碧音 選手(セレッソ大阪西 U-15)
僕はキーパーとして判断力の速さ、ビルドアップ、シュートストップなど自分の課題部分を沢山学ぶことができました。また、夜のミーティングやオフザピッチでは、仲間とのコミュニケーションをしっかりとること、人間力を高める為に色々教わりました。この5日間で学んだことを、チームの皆に伝えて、共に成長して、また選出される選手になるように努力したいと思います。ありがとうございました。

酒井孝大 選手(モンテディオ山形ジュニアユース村山)
今回のトレーニングキャンプのテーマは「失敗を恐れずにチャレンジ」でした。そして、参加するにあたり、僕自身プレーでの課題が2つありました。まず1つ目は、コーナーキックのハイボールの処理で、2つ目は、ディフェンダーの裏へのボールの処理でした。その課題をクリアするためにチャレンジをし、失敗した時でもコーチはチャレンジをしたことを褒めてくれました。そのため、僕はさらに様々なことにチャレンジして、この5日間で自分のプレー範囲を広げることができ、成長できました。参加前は少し不安もありましたが、参加してみて自分の考え方や、今後の練習時の意識を変えなければいけないことに気づきました。失敗を恐れずチャレンジし、JFAのユニフォームを着たことを自覚し、驕ることなく夢に向かって一歩一歩努力していきたいと思います。そしていつか必ず、日本代表のユニフォームを着てピッチに立ちます。

徳山湧哉 選手(セレッソ大阪 U-15)
自分が出来るプレーを思いっきりして、この期間で成長しようと思い参加しました。今回のキャンプでは、個人技術の大切さを改めて感じました。自チームの練習から常にファーストタッチは意識しているので、レベルの高い環境でも自信を持ってプレーできました。もうひとつは、チャレンジする大切さ、失敗を恐れずひとつでも多くのチャレンジをすることをコーチに教わり、そのチャレンジが自信に繋がり、良いプレーが出来ました。ここで学んだこと、経験、仲間は、一生の財産です。コーチに言われ続けた‘’チャレンジ‘’という言葉をチームに戻っても常に意識して練習し、もっと上を目指したいと思います。

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