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日体大と早稲田大が決勝進出!第28回全日本大学女子サッカー選手権大会

2020年01月18日

日体大と早稲田大が決勝進出!第28回全日本大学女子サッカー選手権大会

第28回全日本大学女子サッカー選手権大会の準決勝が、17日(金)に味の素フィールド西が丘にて行われました。
明日19日(日)に開催する決勝は、2大会連続で日本体育大学と早稲田大学の対戦カードとなりました。

第1試合マッチレポート

帝京平成大学 0–2 (前半0-0、後半0-2) 日本体育大学

序盤はサイドで激しい攻防が繰り広げられ、両チーム共ゴールチャンスが多く、惜しい瞬間が何度も訪れます。帝京平成大学の山下沙耶香選手が序盤からドリブルで相手をかわし、チャンスをいくつも作ります。一方で12分、日本体育大学はゴール前での巧みなパス回しからボレーシュートを放ちますが、米澤萌香選手が安定した好セーブを見せます。激しい攻防が続く中、徐々に試合は日本体育大学のペースになります。左サイドを茨城美都葉選手が駆け上がり、渡邊真衣選手らとのコンビネーションでボールをゴール前に運びます。その流れは24分、今井裕里奈選手のシュートに繋がり、日本体育大学の勢いが増していきます。しかし、なかなか試合は動かず、同点のまま後半を迎えます。

後半開始早々、帝京平成大学のコーナーキックは大きなチャンスとなりましたが、その後は前半からペースを握り続けていた日本体育大学の猛攻が続きます。そして、55分、右サイドから攻め上がる住永楽夢選手がクロスを上げ、混戦の中、児野楓香選手が足を振りぬきゴールを奪いました。
失点した帝京平成大学は負けじとボールへのプレッシャーを強めます。長瀬あゆ選手がハーフウェーライン付近からのシュートでゴールを狙いますが惜しくも得点とはなりません。日本体育大学は冷静なパス回しとビルドアップで付け入る隙を見せず、相手陣地でのボール保持率を高めました。そして後半終了間近の92分、日本体育大学は、帝京平成大学のシュートを止めたのち、前線へボールを蹴り出します。これを受けた沖土居咲希選手のループシュートがキーパーの頭上を越え、駄目押しの一点。日本体育大学が決勝へと駒を進めました。

第2試合マッチレポート

大阪体育大学 1-2(前半1-1、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-1)早稲田大学

第2試合では、関東予選2位通過の早稲田大学と関西予選1位通過の大阪体育大学が激突しました。
序盤は早稲田大学のサイドからの攻撃が続く展開となりますが、大阪体育大学も堅い守りで得点を許しません。それでも早稲田大学は主導権を握り続けます。13分、松本茉奈加選手の打ったシュートがゴールポストに弾かれますが、これを山田仁衣奈選手が落ち着いて押し込み早稲田大学が先制点を挙げます。その後も早稲田大学が主導権を握り続け、山田仁衣奈選手、高瀬はな選手、廣澤真穂選手を中心に怒涛の攻撃を見せます。しかし25分を過ぎると、大阪体育大学が徐々にボールを保持します。早稲田大学のゴール前まで迫るプレーが増えると、35分、左からのコーナーキックに今田怜那選手が合わせて得点し、試合を振り出しに戻します。早稲田大学はサイドからゴールに迫りますが、大阪体育大学の組織的な守備に阻まれ得点を挙げることができません。対する大阪体育大学は、今田怜那選手、鈴木千尋選手、春日愛選手が短いパス回しで早稲田大学の守備を崩しゴールに迫りますが得点には至りません。両者一歩も譲らない試合展開のまま前半が終了します。

後半、早稲田大学は序盤の勢いを取り戻し、ペースを掴みます。対する大阪体育大学は、粘り強い守備で得点を許しません。終盤になると激しい試合展開となりますが両チームともに得点を挙げることができず、1−1のまま延長戦に突入します。

延長前半は早稲田大学のペースとなり、山田仁衣奈選手のドリブルやスルーパスなどを中心に多彩な攻撃を見せます。試合が動いたのは延長後半の103分、早稲田大学のコーナーキックに小林菜々子選手がヘディングで合わせ待望の2点目を上げます。一方、大阪体育大学はその後猛攻を見せ、藤澤みなみ選手のロングシュートなどで得点を狙いますが、早稲田大学の守備に阻まれて得点を挙げることはできませんでした。
白熱した試合展開となりましたが、2-1で早稲田大学が勝利し、19日の決勝に駒を進めました。

明日19日(日)、いよいよ大学女子日本一が決定します。日本体育大学が連覇を成し遂げるのか、早稲田大学が2大会ぶりの優勝を手にするのか。決勝は味の素フィールド西が丘にて13時キックオフです。寒さを吹き飛ばす熱い戦いを、ぜひ会場でご覧ください。

コメント

楠瀬直木 コーチ(日本体育大)
準決勝の帝京平成大学には質の高い選手が多く、関東大学リーグでも敗れていたので守備面の意識を高く持ち挑みました。予想通りピンチも多く難しい試合でしたが少ないチャンスを得点に繋げる事が出来、決勝に進む事が出来ました。
このチャンスを与えられた事に感謝し、今年度の大学女子サッカー最後の試合をそれに相応しいゲームにしたいと思います。アグレッシブに最後まで諦めない気持ちで挑んでいきます。

児野楓香 選手(日本体育大4年)
本日は、沢山の応援ありがとうございました。
私は怪我で地域予選を戦えておらず、仲間に西が丘の舞台へ連れてきてもらいました。
大学4年間の集大成が、準決勝、決勝という舞台になり、今日は必ず決勝戦へ繋げる事だけを考えてピッチに立ちました。なかなかタイミングが合わず、ミスが沢山続きましたが、仲間から繋げてきたボールをゴールに押し込めて良かったです。
残すは、あと1試合です。最後は仲間と指導者の皆様、そして沢山のサポーターの方々の為に、ナンバー1を勝ち取りたいと思います。応援よろしくお願いします。

川上嘉郎 監督(早稲田大)
本日の準決勝、延長の末、勝利することができ大変喜んでいます。
対戦した大阪体育大学さんは攻守にわたり素早い動きを示され、前・後半、延長に至るまで得点チャンスが少なく失点リスクが伴う試合でした。この厳しい戦いでチームとしてさらに成長することができました。
大阪体育大学さんへの感謝の気持ちを抱き、決勝戦 日本体育大学さんに挑みたいと思います。動員、スタッフ全員の気持ちを一つにし、チームの力を出しきります。

高瀬はな 選手(早稲田大4年)
後半はスコアが動かず非常に苦しい時間帯もありましたが、ピッチに立っている11人だけでなくベンチ、観客席にいるチームメイトやア女を応援してくださっている多くの方々の精神力と粘り強さで勝利を掴み取ることができました。去年の悔しさを胸にこの1年間取り組んできましたが、悔しさを晴らすと同時に、このチームで戦える喜びを最大限に表現し、「頂」を掴み取りたいと思います。最後まで、熱い応援をよろしくお願いします。 

準決勝 帝京平成大学(関東1/千葉) vs 日本体育大学(関東6/神奈川)
準決勝 大阪体育大学(関西1/大阪) vs 早稲田大学(関東2/東京)

第28回全日本大学女子サッカー選手権大会

大会期間:
2019/12/24(火)~2020/1/19(日)

会場:
【1回戦~準々決勝】
三木総合防災公園(兵庫県三木市)
陸上競技場/第2陸上競技場/みきぼうパークひょうご第1球技場/みきぼうパークひょうご第2球技場
【準決勝・決勝】
味の素フィールド西が丘(東京都北区)

大会情報はこちら

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