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第28回全日本大学女子サッカー選手権大会が開幕!
2019年12月25日
第28回全日本大学女子サッカー選手権大会が12月24日(火)、兵庫県三木市の三木総合防災公園で開幕し、各地域の代表16チームが1回戦を戦いました。
ピックアップマッチ1
聖泉大学 4-1(前半1-0、後半3-1)活水女子大学
初出場の聖泉大学(関西第4代表)と3年連続3回目の出場となる活水女子大学(九州第2代表)との一戦。
試合開始から聖泉大学がペースを握り、中央から、そしてサイドから守備が手薄になっているスペースを使いボールを動かしシュートまで繋げます。14分、聖泉大学のCKからのボールをGKが一旦はじくも、土山桃香選手が左足で冷静に決め得点を挙げます。その後も聖泉大学のボール保持が続きますが、活水女子大学の堅い守備で前半を終了します。
後半に入り、54分聖泉大学の川井田朱莉選手が中央からミドルシュートを決め、追加点を挙げます。さらに追加点を狙う中、76分この日唯一のシュートとなる活水女子大学は吉野智奈がループシュートで流し込み、1点を挙げます。お互いのチームが交代選手を投入し試合の流れを変える中、采配が的中、途中出場の辻幸由季選手が83分、中島千佳選手が84分に立て続けゴールを決め、4-1で聖泉大学が勝利し、1回戦を突破しました。
ピックアップマッチ2
吉備国際大学 2-1(前半1-1、後半1-0)徳島文理大学
3年連続18回目の出場を誇る吉備国際大学(中国第2代表)と、先年初出場を果たし、2年連続2回目の出場となる徳島文理大学(四国第2代表)との一戦。
人数をかけてゴールを脅かす吉備国際大学に対し、立ち上がりから硬いブロックを敷き、FW仲井間未麗選手を中心に鋭いカウンターを仕掛ける徳島文理大学との対戦。
身体を張って粘り強くペナルティエリアを固める徳島文理大を攻めあぐねていた吉備国際大の攻撃が実ったのは35分。こぼれ球を拾った主将の長谷川朋佳選手が、ミドルシュートを豪快に突き刺して先制。先制を許した徳島文理大でしたが、カウンターで何度か吉備ゴールを脅かします。そして前半終了間際に得たCKから、西野里圭子選手が豪快なヘディングシュートを決め、同点に追いつき前半を終了。
後半立ち上がり、3選手を入れ替え縦への推進力を増した吉備国際大が優位に試合を進めます。その流れの中で54分、吉備国際大は中央を起点に右サイドに一度展開し、鵜木瑠南選手の折り返しを根本梨香子選手がワンタッチで流し込み勝ち越しに成功。その後両チーム選手を入れ替えながら試合を進め、一進一退の展開が続きます。徳島文理大も何度かカウンターであと一歩のところまでゴールに迫りますが、そのまま試合終了。後半から出場した選手が活躍し、吉備国際大学が2回戦に進出しました。
ピックアップマッチ3
静岡産業大学 3-2(前半2-1、後半1-1)新潟医療福祉大学
12年連続16回目の出場を誇る静岡産業大学(東海第1代表)と、8年連続8回目の出場となる新潟医療福祉大学(北信越第1代表)との一戦。
前線へのスピーディーな攻撃を展開する静岡産業大と巧みなパスワークでゴールを目指す新潟医療福祉大との一戦。14分、静岡産業大は右サイドの突破から、中央でパスを受けた宮下愛深選手がワンタッチシュートで決め、先制します。同様に28分には、カウンター攻撃から得たCKを主将の堀江美月選手が得意のヘディングで確実に決め、静岡産業大が2-0とリードします。一方の新潟医療福祉大は巧みなパスワークで確実にゴール前へボールを繋ぎ、再三得点チャンスを作りますが、静岡産業大の厚い守備に阻まれます。42分、新潟医療福祉大FW中江萌選手から落としのパスを受けた篠原沙耶選手が、ライナー性のパスをゴール前の米里ひなた選手へ。米里選手は落ち着いてこれを決め1点を返します。
後半も両者譲らずの展開は変わりません。68分、静岡産業大は右サイドからのクロスを宮下選手がヘディングで決め、リードを広げます。77分には新潟医療福祉大がゴール前で得たFKを主将の増田玲那選手が鮮やかに決め、1点差と迫ります。新潟医療福祉大はその後も攻撃を畳みかけますが、静岡産業大も必死の守備で凌ぎ、そのまま試合終了。両チームが最後まで集中を切らさず、戦い抜いた好ゲームを静岡産業大が制し、2回戦進出を決めました。
その他の試合結果
12月24日(火)
日本体育大学 5-0(前半1-0、後半4-0)八戸学院大学
福岡大学 2-3(前半1-1、後半1-2)四国大学
札幌大学 0-0(前半0-0、後半0-0)、PK5-4 北陸大学
筑波大学 1-0(前半1-0、後半0-0)仙台大学
姫路獨協大学 0-2(前半0-0、後半0-2)愛知東邦大学
選手コメント
辻幸由季 選手(聖泉大4年)
初のインカレで緊張していた部分もありましたが、チーム一丸となって闘い、勝ち切ることができてよかったです。前半は、聖泉らしいサッカーをすることがあまりできませんでしたが、後半からは攻撃にも勢いが出て、聖泉らしいサッカーをすることができました。しかし、不必要な失点をしてしまったことは反省すべき点です。もう一度チームを引き締め、2回戦も聖泉らしいサッカーで全力で闘います。
長谷川朋佳 選手(吉備国際大4年)
前半は、チャンスは作るもののゴールを決めきれない時間が続いてしんどい時間が多かったと感じました。前から力強いプレスでくる相手に少し苦戦していました。相手のFWの選手の足の速さを生かして背後をとられる場面が何度かあり、失点してもおかしくない状況がありました。
その中でも先制点を決められた事はチームとしてよかったと思います。前半終了間際にコーナーから失点をしてしまったことはチームとして課題となりました。危ないシーンは、他にもたくさんありましたが、無事2-1で勝利することができてよかったです。2回戦も今日の反省をチームで出し合い改善して、よりよいゲームにできるようにしたいと思います。絶対に2回戦も勝てるように、チーム全員でしっかり準備していきたいと思います!
宮下愛深 選手(静岡産業大2年)
先制点は取ることができましたが、相手もすごく勢いがあって、とても厳しい試合でした。
でも、みんなで最後まで走り切り、勝利することが出来たので嬉しいです。遠いところからも沢山の方が応援しに来てくださっているので、みんなのプレーで感謝を伝えていきたいです。
次の試合も全員で勝ちに行きます!
第28回全日本大学女子サッカー選手権大会
大会期間:
2019/12/24(火)~2020/1/19(日)
会場:
【1回戦~準々決勝】
三木総合防災公園(兵庫県三木市)
陸上競技場/第2陸上競技場/みきぼうパークひょうご第1球技場/みきぼうパークひょうご第2球技場
【準決勝・決勝】
味の素フィールド西が丘(東京都北区)
当日の試合速報は全日本大学女子サッカー連盟公式Twitter(@_juwfa)で行います。
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