JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > SPECIAL > 最新ニュース一覧 > 【AFCアジアカップ2019日本代表メンバー紹介】若手も多く招集。総力が問われる大会を戦い抜くための精鋭23人~MF,FW編~

ニュース

【AFCアジアカップ2019日本代表メンバー紹介】若手も多く招集。総力が問われる大会を戦い抜くための精鋭23人~MF,FW編~

2019年01月08日

【AFCアジアカップ2019日本代表メンバー紹介】若手も多く招集。総力が問われる大会を戦い抜くための精鋭23人~MF,FW編~

<文:エル・ゴラッソ編集部>

MF

“チームの心臓”とも言われるボランチは遠藤航、柴崎岳、青山敏弘、守田英正の4人で構成されていたが、守田の離脱により本職が3人に。これまでのキリンチャレンジカップでの起用法から、遠藤航と柴崎岳がファーストセットとも見られるが、消耗が激しいポジションでもあるだけに、スタメンも含めて、決勝までの7試合で3人とも出場機会が多くなりそうで、アビスパ福岡時代はボランチで継続的に起用されていた冨安が、このポジションで起用される試合、時間帯も出てきそうだ。

3人の中では対人プレーに強い遠藤、視野が広く展開力のある柴崎、鋭く正確な縦パスを備える青山。それぞれのスペシャリティーはあるが、基本的に誰が出ても同じベースで戦えることもボランチに求められる要素であるだけに、初戦までの期間だけでなく、大会中もボランチの選手たちでコミュニケーションをとりながら、チームに安定をもたらす活躍を期待したい。アクシデントなどで、さらにボランチの人員が足りなくなれば、所属クラブのアルアインでボランチ経験もある塩谷がカバーすることになるかもしれない。


2列目は“森保ジャパン”の看板とも言えるセクションであり、中島翔哉、南野拓実、堂安律の3人がメディアやファン、サポーターからも大きな注目を集めた。森保監督の初陣となった昨年9月のコスタリカ戦で初めてテストされたが、個人の鋭い仕掛けと多彩なコンビネーションを織り交ぜたパフォーマンスは確かなインパクトを与え、キリンチャレンジカップ5試合で15得点を記録する大きな力に。公式戦のアジアカップでの活躍も期待されたが、中島が合流直前のクラブでの試合で右下腿を痛め、一度チームに合流はしたものの離脱が決定。乾貴士が追加招集された。

乾は2018FIFAワールドカップロシアで西野朗前監督が率いた日本代表をベスト16に導いた主力の1人であり、セネガル戦とベルギー戦で鮮やかなゴールを決め、FIFAによる『大会で最も驚かせた5人』にも選出された。スペインリーグではなかなか出番を得られておらず、森保監督が就任してから今回が初招集となるが、前回大会の主力メンバーでもあり、アジアカップでいきなり結果を出すことも十分にあり得る。

ここまで“森保ジャパン”で最多の4得点を挙げている南野はファーストタッチからの鋭いターンから正確なシュートに持ち込むセンスが卓越している。堂安は右サイドから左利きを生かした仕掛けや飛び出しを得意としており、正確なサイドチェンジも武器にしている。

ただ、やはり公式戦ならではの難しさがAFCアジアカップで出てくることは間違いなく、例えば自陣に守備を固めてくる相手を打開できるかどうかなど、実際に戦ってみないと分からない部分もある。だからこその楽しみな部分といえるだろう。

2018FIFAワールドカップロシアで主力を担った1人であり、攻守両面にハードワークでき、戦術的な引き出しが多い原口の存在は心強い。6月のベルギー戦で衝撃的なゴールを決めた原口だが、初参戦となるアジアカップで勝利に導く活躍を見せたいところだ。

伊東純也は右サイドのジョーカーとして、“逆足アタッカー”の堂安とも違うカラーを出せる。彼らには途中から流れを変え、攻撃を活性化する役割もあるが、スタメンで出ても、それぞれの特徴を周囲と嚙みあわせる形で、十分に結果を出しうる。

FW

大迫勇也、北川航也、武藤嘉紀の3人にMF登録の南野がFWの役割もこなすため、実際は4-2-3-1の“縦の2トップ”を4人でシェアするような構成になる。大迫は前線の絶対的な軸として君臨しており、柔軟で力強いポストプレーは他の追随を許さないものがある。

若手の北川は森保監督になって初招集された1人。2列目の選手と近い距離感で絡むことができ、1トップとトップ下の両方をこなせる器用さがある。またゴール前では瞬時のセンスを発揮して意外性のあるゴールを生むことができる。前回のアジアカップを経験している武藤は前線での力強さに加え、裏抜けの意識も高いため、イランや韓国といった、日本が押し込まれる時間帯も想定される強豪との試合で、より存在価値が高くなるかもしれない。

攻撃が“縦並び”であるのに対し、ディフェンスは“横並び”の2トップの形になるのが基本で、誰が出ても前からのディフェンスで相手の組み立てに高いプレッシャーをかけ、攻撃を限定できることは日本の強みだ。ただ、アジアの戦いにおいては彼らの攻撃力によって相手のディフェンスが攻めに出られなくなるような状況に追い込んでいく働きも期待したい。

スケジュール

SAMURAI BLUE(日本代表)のスケジュールはこちら

AFCアジアカップUAE2019

大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)

グループステージ:
2019/1/9(水) 20:00キックオフ(日本時間)
vs トルクメニスタン代表

2019/1/13(日) 22:30キックオフ(日本時間)
vs オマーン代表

2019/1/17(木) 22:30キックオフ(日本時間)
vs ウズベキスタン代表

地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定

大会情報はこちら

アーカイブ
SPECIAL
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー