JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 高円宮記念JFA夢フィールド > 最新ニュース一覧 > U-18日本代表候補 トレーニングキャンプを紅白戦で締めくくる

ニュース

U-18日本代表候補 トレーニングキャンプを紅白戦で締めくくる

2020年12月17日

U-18日本代表候補 トレーニングキャンプを紅白戦で締めくくる

12月15日(火)、U-18日本代表は遠征3日目を迎え、午前・午後と2部トレーニングを実施しました。午前中は、チーム全員のコンディションが揃ったこともあり、トレーニング強度を高めて行われました。3対3+1対1から、3対2+2GK、最後には11対11の紅白戦を実施。初招集が9名と新鮮なメンバーが多いですが、何度も日本代表に招集されているような落ち着きとアグレッシブさでスタッフにアピールしていきます。午後は翌日の紅白戦に向けて、3チームに分けてトレーニング。チーム全体のコンセプトは共有しつつも、それぞれのチームに冨樫剛一コーチ、山橋貴史アシスタントコーチ、船越優蔵アシスタントコーチが監督としてトレーニングメニュー含め立案し、チームを作り上げていきます。夕食後には、それぞれのチームでミーティングも行いました。

最終日の16日(水)は、45分×3本の3つ巴の紅白戦を実施。全体ミーティングでは、影山雅永監督から、U-19日本代表でもコンセプトにしている項目を多くの映像と共に共有し、「あっという間に過ぎたこの遠征だったと思うが、スタッフ・チームメイトから学んだことは多かったはず。思い切り自分の特徴を発揮して欲しい」と送り出された選手らは、SAMURAI BLUE(日本代表)スタッフや関係者が見守る中、ライバル心剥き出しで1本目から積極的なプレーを見せ、攻守に激しい展開を見せる試合となりました。試合はそれぞれのチーム、それぞれの選手が多いに特徴を発揮し、全てにおいて接戦となります。メンバーで唯一のプロ選手であるFW河野孝汰選手が2得点を上げ、U-17日本代表でも活躍したFW坂本一彩選手が見事なゴールを決めると、DFながらも奈良坂巧選手がヘディングで2得点を上げるなど、集中力を保ちながら、90分をやり遂げ、充実した4日間の遠征を終えました。

最後には先日のU-17日本代表最終日同様、SAMURAI BLUE森保一監督からも「一瞬、一回の日常を大事にし、無駄にせず、日々向上心を持って上のカテゴリーを目指す気持ちを忘れないでほしい」とメッセージを貰いました。新型コロナウイルス感染予防対策を徹底し、ピッチ外での活動はさまざまな制限を設け、選手たちはチームメイトと十分なコミュニケーションを取りづらい環境でしたが、初招集選手が多いチームにも関わらず最初からコミュニケーションも活溌で、ピッチ内外共に全選手がはつらつと必死にアピールしていました。特に最後の紅白戦を、見ている関係者も唸るプレーも多く、多くの選手が上のカテゴリーでも通じるプレーを見せました。来年開催予定のFIFA U-20ワールドカップ2021インドネシアへの出場権もかかったAFC U-19選手権ウズベキスタン2020まで、残された時間は僅かです。今回のU-18日本代表選手含め、多くの選手が代表候補選手であり、メンバー争いはこれからも加速していきます。

監督コメント

影山雅永 監督
U-18日本代表国内トレーニングキャンプを終えて思う事は、選手たちの秘めている可能性の大きさです。夏の全国大会も延期や中止となり、高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ2020も違った形での開催となってしまった今年、育成年代の代表活動も大きな影響を受けU-18日本代表の活動も中止が相継ぎました。サッカー選手にとって大事な高校3年生の今年、彼らに日本代表の誇りや覚悟を経験させてあげたいという思いで何とか開催に漕ぎ着けましたが、彼らの思いは我々の想像以上でした。

日の丸を付けて夢フィールドでキャンプに参加する喜び、誇り、覚悟、責任、そのような強い思いをピッチ上で、そしてピッチ以外でも表現してくれました。それは最終日の三つ巴の紅白戦において火花を散らした戦いを見せ、試合後に勝者は共にガッツポーズをし、敗者はピッチに膝を付いて悔しがる。そんなシーンに集約されていました。

三つ巴の戦いをするに当たってコーチの存在も欠かせませんでした。チームごとのトレーニング、ミーティングを行い、試合中の指揮をとり修正をする。優秀なコーチングスタッフがチームの戦いにおける個人の輝きを引き出してくれました。
怪我をした選手に対する適切な処置を取ってくれたメディカルスタッフも含め35人の選手とスタッフで素晴らしいキャンプを行うことが出来て非常に誇らしい気持ちです。選手たちの今後の大きなチャレンジをしっかりと見ていきたいと思います。Jリーグやリーグ戦が終盤に向かう大変忙しい時期に喜んで選手を派遣して頂いたクラブ、高校、大学の方々に改めて感謝いたします。ありがとうございました。

選手コメント

DF 藤原優大 選手(青森山田高)
大変なコロナ禍の中で、また高校選手権前の大事な時期で、U-18日本代表に送り出してくれた所属チームスタッフやチームメイトにも感謝しています。今回のチームはコミュニケーション能力が高い選手が多く、ピッチ内外で多くのことを話し、非常に充実した遠征となりました。今年はU-19日本代表にも招集され、レベルの高さを感じていましたので、この年代で結果を出さないといけないと思い参加しました。今年は公式戦が少なく、東北内での試合が多かったので、全国レベルの選手と対戦できる貴重な機会であり、自分の成長にも繋がり、今後も年代別代表に入り続けたいと思います。2年前高校1年生の時には高校選手権で優勝させてもらい、昨年は悔しい敗戦を経験しました。今年こそという思いもありますし、チームでも個人でも積み上げてきたことを発揮し活躍したいと思います。

FW 河野孝汰 選手(レノファ山口FC)
所属チームが苦しい順位にいる中、快く日本代表に参加させて貰って所属チームに感謝しています。全力でプレーして、アピールしたいという気持ちで臨みました。今日の紅白戦を振り返り、2得点決められて良かったです。前日のトレーニングから、自分のプレーを見て欲しいと話をしていましたし、ゴール前のクオリティーやシュートの種類、どこからも狙える所は自分の長所だと思っていますので、自信は持ってプレーできました。ただ、もっと決められるチャンスはありましたし、背後への動き出し、アクションの回数は課題だと感じました。今回1つ上の年代の日本代表に参加しましたが、自分は年齢に関係なくやれると自信がありましたし、森保監督からもアドバイスを貰いましたが、常に上を目指す気持ちを忘れないようにしたいと思います。日本代表は、初めて一緒にプレーする選手が多いので、ピッチ内外含めコミュニケーションを取ることがより大事だとも思いました。今年はJ2リーグで得点を上げる結果を出せませんでしたので、まずは試合に出場して結果を出したいと思います。

アーカイブ
高円宮記念JFA夢フィールド
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー