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来年の昇格チームが決定! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 プレーオフ2回戦

2023年12月11日

来年の昇格チームが決定! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 プレーオフ2回戦

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023は12月10日(日)、広島県内でプレーオフ2回戦を行い、2024年からプレミアリーグに参入する4チームが決定しました。

ピックアップマッチ1

ファジアーノ岡山U-18 1-0(前半1-0、後半0-0)京都サンガF.C.U-18

エディオンスタジアム広島では、Aブロック2回戦のファジアーノ岡山U-18(中国1/岡山)と京都サンガF.C.U-18(関西1/京都)による一戦が行われました。両チームは7月の第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会でも対戦しており、このときはセットプレーからの3得点で京都が勝利。DF勝部陽太選手(#16)が「1回負けた相手に2回も負けたくない。夏に実力差を見せつけられた相手なので、セットプレーの対策をしてきた」とリベンジに燃える岡山が、果敢に京都に挑みました。

12分、岡山はゴール前でFKを獲得しますが、シュートはクロスバーの上へ。それでも直後の15分に右サイドでのリスタートから再びチャンスが到来します。MFミキ ヴィトル選手(#20)が前に運んだボールをFW村木輝選手(#9)がゴール前に送ると、最後は混戦からMF楢﨑光成選手(#10)がゴールネットを揺らし、岡山が先制しました。

この後、岡山は「早い時間に試合が動き、失点しないようにという気持ちになった」(勝部選手)こともあって我慢の時間が続きます。特に後半は劣勢を強いられる時間が長くなりましたが、GK近藤陸翔選手(#21)を中心に粘り強くしのぎ、逃げ切りに成功。岡山がプレミアリーグ初参入を決めました。

ピックアップマッチ2

鹿児島城西高校 1-0(前半0-0、後半1-0)近江高校

Cブロックの鹿児島城西高校(九州1/鹿児島)と近江高校(関西2/滋賀)が対戦した第2試合は、13分にGK橋口竜翔選手(#1)のフィードに反応したFW岡留零樹選手(#11)が反転からゴールを狙うなど鹿児島城西が力強い攻撃を仕掛けましたが、DF西村想大選手(#20)を中心に体を張る近江の守備を崩し切れません。後半早々にMF坂上日向選手(#6)のミドルシュートもクロスバーをかすめ、得点には至りませんでした。

この後、後半はDF金山耀太選手(#22)とMF西飛勇吾選手(#14)のパス交換から近江が押し込みますが、鹿児島城西に焦りはありませんでした。「われわれの持ち味である対人の強さを発揮できる。相手との距離がコンパクトになるほど、相手はシュートを打ちにくくなる」と新田祐輔監督。鹿児島城西はDF内田輝空選手(#3)らが粘り強い守備でチームの士気を上げると、MF山下慶人選手(#14)が速攻の担い手となり、相手ゴールに迫ります。63分にはゴール前でパスを受けたMF芹生海翔選手(#8)が冷静に切り返し、シュートを決めて均衡を崩しました。このゴールを守り切った鹿児島城西が1-0で勝利しました。

監督・選手コメント

梁圭史 監督(ファジアーノ岡山U-18)
選手たちには「トレーニングしたことしか試合に出ない」とよく言います。練習で一つ一つを積み上げられるか否かによって、実際の試合の結果も内容も変わります。選手は成長するために毎日、頑張ってくれました。その中心にいたのがキャプテンの勝部選手。多くを語るタイプではないのですが、背中でみんなを引っ張ってくれました。3年生の副キャプテンを含めてまとまっていたし、成長を止めなかった結果がプレミアリーグ参入につながったと思います。

DF #3 飯田陸斗 選手(京都サンガF.C.U-18)
昨年のプレーオフはあと一歩でプレミアリーグに参入できるところまで進んだのですが、旭川実業高校にPK戦の末、敗れました。そこから自分たちに足りないものは何かをずっと考え、今年1年間はプレミアリーグに参入するために全員で頑張ってきました。それでも、あと一歩届かず、プレーオフの厳しさを体感しました。後輩たちもこの1年間よく頑張りました。1、2年生には来年、圧倒的な強さを身につけられるように頑張ってほしいです。

新田祐輔 監督(鹿児島城西高校)
先日、神村学園高等部と東福岡高校の試合に訪れたとき、観に来る小中学生が多くて、「これがプレミアリーグか」と思いました。神村学園が地元の小中学生に良い影響を与えていると感じました。今回、自分たちもプレミアリーグに昇格することによって鹿児島の小中学生がもっと喜び、県内が盛り上がると期待しています。スタイルの異なる2校が中心となって、県内のサッカー界に活力を与えられればと考えています。

DF #22 金山耀太 選手(近江高校)
プリンスリーグ関西の最終節では、みんなが僕と西飛勇吾選手を生まれ故郷の広島に連れていくと強い気持ちで戦った結果、プレーオフの舞台(広島)にたどり着けました。今回はその恩返しとしてチームを勝たせたかったのですが、結果を残すことができず、悔しいです。地元の友だちが応援してくれただけでなく、小学校や中学校のコーチも足を運んでくれたので良いところを見せたかったけれど、まだまだ力が足りないと思い知らされました。

その他の試合結果

Bブロック
ベガルタ仙台ユース 0-7(前半0-4、後半0-3)鹿島アントラーズユース

Dブロック
帝京長岡高校 2-1(前半2-0、後半0-1)浦和レッズユース

ベガルタ仙台ユース(東北/宮城)と対戦した鹿島アントラーズユース(関東1/茨城)は、FW馬目隼乃介選手(#13)の先制点を皮切りに7点を奪って快勝。2019年以来5年ぶりとなるプレミアリーグ復帰を決めました。6度目のプレーオフに挑んだ帝京長岡高校(北信越1/新潟)は、FW堀颯汰選手(#14)が前半に2ゴール。後半は浦和レッズユース(関東2/埼玉)に1点を返されましたが、リードを守り切り、悲願のプレミアリーグ初昇格を達成しました。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

日程:2023年12月8日(金)・12月10日(日)
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