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【報告】2023年度審判インストラクターリフレッシュ講習会(FIFA World Cup Qatar2022 Referee Technical Study レポート)7/10@オンライン

2023年07月18日

【報告】2023年度審判インストラクターリフレッシュ講習会(FIFA World Cup Qatar2022 Referee Technical Study レポート)7/10@オンライン

7月10日(月)にオンラインにて、FIFA World Cup Qatar2022のレフェリーを分析したReferee Technical Reportを基に審判指導者を対象としたリフレッシュ講習会を開催しました。

91名の参加者に映像やデータを使い説明し、質問も交えながら進めていきました。

参加者からは世界基準や今後の日本が目指す方向性に触れられたと感想をいただきました。

これからも審判員の向上のために、審判指導者向けのリフレッシュ講習会を開催していきます。

運営者コメント

宮島一代 JFA審判委員会副委員長(JFA審判マネジャー)
審判委員会のビジョン2030にある「世界のトップレベルで活躍する審判員を継続的に輩出する」ことを実現するために、レフェリーテクニカルスタディーグループを実施しました。審判員の強化や次大会以降のワールドカップでの日本人審判員の活躍のためには、FIFA World Cup Qatar2022に参加した審判員の特長や戦術的なトレンドなどを把握する必要があります。懲戒罰の基準やポジショニング、試合のコントロールやマネジメント、審判員の存在感の示し方、副審のパフォーマンスなど様々な視点で分析を行い、オフサイドやVARなどのデータは数字で示しました。分析をすることで、日本の審判員の優れている点や足りない点を改めて認識し、私たちの目指す方向性が明確になりました。そして、今回受講していただいた多くの皆さんと分析内容を共有することができました。
今後も、このような「学びの機会」を積極的に提供します。学びで得た知識を審判活動に役立てていただければ幸いです。それが、ビジョン2030の「グラスルーツからトップリーグまで、すべてのカテゴリーで審判員がレベルアップする」ことに繋がっていくと信じています。そして、日本のサッカーを支える審判員として、全てのサッカーファミリーが「フェアで、安心・安全な試合」を楽しめるように、審判員の育成と、競技規則とその精神の理解・浸透を行い、私たちのミッション達成のために一歩一歩前進していきたいと思います。

受講者コメント

阿部岩雄 2級審判インストラクター(宮城県サッカー協会)
今回講習会に参加した理由は、ワールドカップを担当する審判員について情報を得ることで自分の知識を向上させ、学んだことを今後の審判指導に生かしていきたいと思ったからです。
ワールドカップの主審は、いつも争点に近い位置から監視しているようなイメージでテレビ観戦しておりましたが、データを用いた説明を聞くと、やっぱり凄いと改めて驚きを感じました。
攻守が変わった後の主審の動き出しの速さにはびっくりしました。
今回学んだことを今後の若手審判員指導に生かしていきたいと思います。

久下智 2級審判インストラクター(埼玉県サッカー協会)
今回の講習会は、世界のトップレフェリーの現状を数値なども用いて分析されていて、わかりやすく、また興味深いものでした。現状で私が指導する審判員は今回取り上げられた審判員たちとは立場が違いますが、いずれこうした世界を目指す可能性をもっています。指導者として、目指すべき地点を考え、明確にする機会となりました。これからの審判指導者としての活動にいかしていきたいと思います。ありがとうございました。

長谷川亮 3級審判インストラクター(神奈川県サッカー協会)
私の審判活動のスタートが指導者としてのサッカーとの関わりの中から始まったので、技術側の指導者養成の仕組みは知っていたのですが、この度3級審判インストラクターを取得し、今回の講習会に初めて参加させていただき、審判員の育成にも同じように指導者が学ぶ機会や技術情報の提供があることを実感できました。インストラクターとしても率先して学び、自らレフェリーとして実践し、指導・育成していけるように、今回の講習会をきっかけに研鑽に励みたいと思います。ありがとうございました。

梅津貴一 2級審判インストラクター(兵庫県サッカー協会)
今回の講習会のテーマが「World Cupレフェリーテクニカルレポート」という内容だったため、自分自身のスキルアップになると思い、参加させていただきました。
世界のトッププレーヤーが集まる大会で、選び抜かれたトップレフェリーがどのように判定をするのか、どのような基準で判定をするのか、大会期間中、観戦してました。(もちろん日本代表も応援してました。)
PKやオフサイドの判定、ペナルティーエリア内での反則に対する判定は、的確で一貫した判定という印象を感じましたが、今回の講習で、具体的な例を挙げて分かりやすく解説をしていただき、改めて納得しました。
「世界のトップレベルで活躍する審判員を継続的に輩出する」「グラスルーツからトップリーグまで、すべてのカテゴリーで審判員がレベルアップする」というビジョンが、非常に印象的で、今回の講習を受講して、少しでも力になれればと改めて思いました。
今後もこのような講習会があれば、参加させていただきたいと思います。
関係者の皆様、ありがとうございました。

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