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【Match Report】アルジェリア遠征中のU-17日本代表 第2戦のアルジェリア代表戦に引き分け

2023年03月27日

【Match Report】アルジェリア遠征中のU-17日本代表 第2戦のアルジェリア代表戦に引き分け

アルジェリアでの親善大会に参加しているU-17日本代表は、3月25日(土)にU-17アルジェリア代表と対戦し3点のビハインドを追いつき3-3で引き分けました。またその前日3月24日(金)には地元クラブチームのUnion Sportive de la Médina d'El Harrach U-19と30分×2本のトレーニングマッチを行い、攻撃を中心にチームの連係を深めました。

3月24日(金) トレーニングマッチ結果

7-0(4-0,3-0) 30分×2本

得点
7分 高岡伶颯(日章学園高)
8分 望月耕平(横浜F・マリノスユース)
25分 吉永夢希(神村学園高)
27分 矢田龍之介(清水エスパルスユース)
44分 名和田我空(神村学園高)
52分 良知英祥(藤枝東高)
57分 高崎天史郎(QUON FD)

スターティングメンバー
GK 1 雨野颯真(前橋育英高)
DF 2 吉永夢希(神村学園高)、5 土屋櫂大(川崎フロンターレU-18)、16 柴田翔太郎(川崎フロンターレU-18)、4 大石優生(三菱養和SCユース)
MF 19 高橋旺良(中央学院高)、6 宮川大輝(ガンバ大阪ユース)、7 望月耕平(横浜F・マリノスユース)、8 矢田龍之介(清水エスパルスユース)
FW 11 高岡伶颯(日章学園高)、15 良知英祥(藤枝東高)

交代
HT MF 19 高橋旺良 ⇒ FW 9 名和田我空(神村学園高)
HT DF 16 柴田翔太郎 ⇒ DF 3 本多康太郎(湘南ベルマーレU-18)
HT MF 8 矢田龍之介 ⇒ MF 13 高崎天史郎(QUON FD)
45分 FW 11 高岡伶颯 ⇒ FW 17 道脇豊(ロアッソ熊本)
45分 DF 5 土屋櫂大 ⇒ DF 18 小杉啓太(湘南ベルマーレU-18)

アルジェリア戦スターティングメンバー

GK 12 後藤亘(FC東京U-18)
DF 18 小杉啓太(湘南ベルマーレU-18)、14 永野修都(FC東京U-18)、16 柴田翔太郎(川崎フロンターレU-18)、3 本多康太郎(湘南ベルマーレU-18)
MF 13 高崎天史郎(QUON FD)、7 望月耕平(横浜F・マリノスユース)、8 矢田龍之介(清水エスパルスユース)、10 佐藤龍之介(FC東京U-18)
FW 17 道脇豊(ロアッソ熊本)、9 名和田我空(神村学園高)

交代
HT MF 7 望月耕平 ⇒ DF 2 吉永夢希(神村学園)
58分 MF 13 高崎天史郎 ⇒ FW 11 高岡伶颯(日章学園高)
73分 DF 14 永野修都 ⇒ DF 5 土屋櫂大(川崎フロンターレU-18)
73分 FW 9 名和田我空 ⇒ MF 6 宮川大輝(ガンバ大阪ユース)
84分 MF 8 矢田龍之介 ⇒ MF 20 中島洋太朗(サンフレッチェ広島ユース)

マッチレポート

3月25日(土)にはホスト国のU-17アルジェリア代表との第2戦に臨みました。日本代表は第1戦でマリ代表に、アルジェリア代表はコモロ代表にともに勝利している者同士の対戦ということで、両チームにとってこの試合は優勝に近づくための重要な一戦となりました。会場は2日前にトップカテゴリーのアルジェリア代表も試合を行ったNelson Mandela Stadiumで、非常に雰囲気のある中、地元アルジェリアとの試合に臨みます。

試合は序盤から日本がボールを支配する展開となりますが、堅い相手の守備陣を前にチャンスを作れません。ボールは保持できるものの、日本のペースとも言えないどこか嫌な流れの中で、最初のチャンスをものにしたのはアルジェリアでした。FKの流れから16分に得点し、アルジェリアがリードを奪います。日本も細かいパス回しから決定機を作りますが、相手GKの鋭い出足に防がれて得点は奪えません。すると36分、相手に鋭いカウンターから抜け出されると、中央で合わせられ失点。またしてもアルジェリアに少ないチャンスをものにされてしまいます。試合を支配しながらも、カウンターやセットプレーの少ないチャンスから得点を許す嫌な流れで前半を終えます。

ハーフタイムには森山佳郎監督から「アウェーの環境で0-2。これは最高のシミュレーション。自分たちにはこの状況を跳ね返す力があるのか、それが今試されている」と声がかけられ、後半に臨みます。

日本は後半立ち上がりからサイドを起点に良い形を作り、反撃の気配が漂いはじめます。しかしその矢先、相手コーナーキックから失点し、0-3と突き放されます。しかし諦めない日本代表は65分に交代で入ったFW高岡伶颯選手(日章学園高)の粘り強い守備から高い位置でボールを奪うと、追い越したてパスを受けたMF佐藤龍之介選手(FC東京U-18)のクロスにFW道脇豊選手(ロアッソ熊本)が合わせて得点、1-3とします。その後もフレッシュな選手を投入して活性化をはかると、81分にはFKの流れから波状攻撃を仕掛け、佐藤選手が左足でコースを狙った見事なシュートを決めて2-3とします。完全にペースをつかんだ日本は87分にスローインからDF柴田翔太郎選手(川崎フロンターレU-18)の絶妙なクロスが相手DFのハンドを誘いPKを獲得。これを道脇選手が決めて3-3と同点とします。その後も何度も逆転を狙い相手ゴールに迫りますが、得点を奪うことはできず、同点のまま試合終了となりました。

試合後には観戦に訪れた在アルジェリア日本大使の河野章大使にピッチサイドまでお越しいただき、試合を終えたばかりの選手たちに試合の感想や激励の言葉を伝えていただきました。

日本代表は2試合を終え、1勝1分けでアルジェリア代表と同率首位のまま、優勝を目指してコモロ代表との最終戦に臨みます。

選手コメント

GK #12 後藤亘 選手(FC東京U-18)
今回の試合は相手の固いブロックに対して、ビルドアップのミスでピンチを招くことが多くあり、また守備でも少ないチャンスを決められてしまい攻守両面で課題が多く残る試合でした。個人としてはゴールキーパーでキャプテンとして出場させてもらった中で、失点に直接絡んでしまいチームに迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです。3失点してしまい、課題がたくさん出たので残りの日々で取り組んでいきたいと思います。最高な試合環境を用意していただき、とても貴重な経験になりました。ありがとうございました。

DF #16 柴田翔太郎 選手(川崎フロンターレU-18)
今日の試合はセットしながらブロックを作ってくるアルジェリアの守備に、前半はなかなか良い形を作れずセットプレーとカウンターから失点してしまいました。後半はフォーメーションを変更したことで、サイドで起点を作ることができ、距離感よくボールを動かせたことでかなりチャンスを作れました。そして3点ビハインドの状況から後半で追いつけたことはとてもポジティブだと思います。チーム全員が同じ方向を向けていたのでとても良かったです。しかし防げる3失点であったことは守備陣としては課題だと思います。また自分の特長である仕掛けやクロスからチャンスを作れましたが、結果を残せなかったことはとても悔しいです。攻撃面で違いを出すのが自分の仕事だと思っているので、最終戦のコモロ戦は必ず結果を残して、アジア最終予選に向けて戦えるということをアピールしたいです。

MF #10 佐藤龍之介 選手(FC東京U-18)
立ち上がりから主導権を握っていましたが、自分たちのイージーなミスで失点し難しい展開になってしまいました。自分のストロングである運動量を生かしたポケットへのランニングからのアシストや、ミドルシュートを決められたことは良かったです。ただ勝たなければいけない内容でもあったのでとても悔しいです。個人とチームの成長に繋がるような最終戦にしたいと思います。

FW #17 道脇豊 選手(ロアッソ熊本)
前半はなかなか得点が入らず2失点し、後半も先に点を決められ、チーム内の雰囲気もあまり良くなかった中で自分のゴールで1点を返し、チームの雰囲気を盛り上げられたことが良かったかなと思います。そして、チーム全員の力で立て続けに2点追加点を決め3対3の同点にできたことはチームとして自信になったと思います。逆転できなかったことは非常に悔しいですが、次の試合に繋げることができたのでよかったです。最後の試合は勝って、この大会を優勝で終われるよう、チーム全員で良い準備をしていきたいです。

国際親善試合 ~アルジェリア遠征~

2023年3月22日(水) 22:00 キックオフ予定(日本時間 3月23日(木) 6:00)vs U-17マリ代表
会場:Stade Tchaker(アルジェリア)

2023年3月25日(土) 22:00 キックオフ予定(日本時間 3月26日(日) 6:00)vs U-17アルジェリア代表
会場:Stade 5 Juillet(アルジェリア)

2023年3月28日(火) 22:00 キックオフ予定(日本時間 3月29日(水) 6:00)vs U-17コモロ代表
会場:Stade Tchaker(アルジェリア)

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