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U-20審判員秋季研修会を実施

2022年11月30日

U-20審判員秋季研修会を実施

11月24日(木)から27日(日)までの4日間で開催したナショナルトレセンU-14/U-13地域対抗戦において、U-20審判員を対象とした研修を実施し、全国9地域から推薦を受けた18名の審判員と9名の指導者が参加しました。
審判員はフルコートでの11人制サッカーの試合を1人審判で担当しました。地域から参加した指導者は、審判員への指導実践を通して「審判員の現在地を共有して、次へのステップをサポートする指導」に取り組みました。

インストラクターからのコメント

高橋武良 JFA審判マネージャー(日本サッカー協会)
3年ぶりの開催となり、初めて時之栖(U-13)とJヴィレッジ(U-14)の2会場で開催したU-20研修会に、各地域から参加いただいた18名の審判員と9名の指導者に、JFAインストラクター10名が加わって、無事に大会を終えられました。
24日に集合し、審判員は25日からの3日連続でフルピッチの11人制サッカーを1人審判で担当しました。また地域指導者も連日、審判員と今の課題を共有して新たなチャレンジをするためのサポートをしました。
各試合において、試合のために審判員も前半と同じことを繰り返すのではなく、後半は変わった姿を見せられるようにしようと、ハーフタイムに指導者のサポートを受けて各審判員も試合に臨みました。また試合終了後は次の試合に向けて審判員と指導者で準備を考えたり、実際にフィールド上で演習をしたりして改善を図りました。審判員たちの新しいものを見つけようとする前向きな姿勢と、指導者の審判員を押し上げてあげようとする姿勢が重なり、大変熱量の高い研修になったと感じています。参加してくれた審判員、指導者の皆さんが、今回の研修での経験を活かして地域に貢献してくれることを願っています。

審判員からのコメント(U-13 時之栖会場)

三輪舞輝 3級審判員(岐阜FA)
このたびは、U-20審判員研修会に参加させていただきありがとうございました。研修会を通して、各地域から参加された審判員全員がひとつのチームとして活動しました。審判員同士でのディスカッションをする場面もあり、日頃知ることのできない他地域の審判員の意見を聞くことができ、非常に有意義な時間になりました。全体研修では、「技術と審判の協調」をテーマにした講義を受け、レフェリーとして試合に参加している中で、カテゴリーや大会などで要求される強度をレフェリーも理解をしていく必要があるということを学べました。今回参加させていただき、学んだことを自地域で表現し、さらに還元していくことができるよう、これからの審判活動に活かしていきたいと思います。

審判員からのコメント(U-14 J-VILLAGE会場)

児玉賢太郎 2級審判員(宮崎FA)
今回の研修で、「監視すべきことの優先順位」が整理、理解できました。
11対11のフルコートを1人で判定するという今までに経験のない状況だったので、研修前は、「とにかく走って争点の近くで判定しよう」と漠然と考えていました。しかし、指導を受け、意見交換を経て、得点(失点)に直結するオフサイドを正しく判定できるポジションで、できる限り争点に寄って監視することが重要であると理解できました。そういった根拠が明確になっていれば、自ずと「どこに行かなければならないか、何を見ないといけないか」が決まってきます。これは通常の3人(4人)制に戻った時でも同じことが言えるのではないかと思います。また、同世代の審判員と交流し、意見を交わし合うことは大変励みになりましたし、出会った仲間と共に高め合うという意識を持って今後の審判活動に取り組んでいきたいと思います。最後に、ご指導いただいたインストラクターの皆様、研修に参加させていただいた、九州協会・宮崎県協会の関係者の皆様に感謝を申し上げたいです。ありがとうございました。

地域育成担当者からのコメント(U-14 J-VILLAGE会場)

山下浩司 インストラクター(北海道FA)
審判員には「積極的に挑戦して、失敗することで自分自身のステップアップにつなげよう」という声掛けをしましたが、彼らの学ぶ姿勢や課題に挑戦する姿には、頼もしさを感じるとともに、私たち指導者もいかに的確に課題を抽出し審判員への気付きや次へのステップアップへつなげられるか、それをどうサポートしていけばいいのかを常に考える、非日常の特別な4日間となりました。各地域の審判指導者の方々と共に今回の研修で得たことをそれぞれの地域・都道府県へ伝え、活動に活かしていきたいと思います。審判員、JFAインストラクター、事務局の皆さまありがとうございました。

地域育成担当者からのコメント(U-13 時之栖会場)

深田修也 インストラクター(滋賀FA)
11月24日より27日までの4日間、静岡県時之栖で行われましたU-20審判員研修会へインストラクターとして参加させていただきました。普段接することのない全国から参加された若手の審判員のレフェリングを見せてもらうことができました。11人制フルピッチで1人制審判と普段経験のない試合のなかで、参加された審判員は悩みながらも、最終日には堂々としたレフェリングをされていました。この4日間でみんなが驚くほど成長されたことを実感しました。私も自分自身の学びの場として、若手審判員の考えや指導するにあたっての言葉使い、接し方について多くのことを学ばせていただく充実した4日間を精一杯楽しませていただきました。最後にこの研修会の開催にあたりご尽力いただきました全ての関係者の方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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