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【Match Report】U-19日本代表、イエメンに1-0と辛勝も全4試合完封勝利で予選を突破~AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選

2022年09月19日

【Match Report】U-19日本代表、イエメンに1-0と辛勝も全4試合完封勝利で予選を突破~AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選

AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選グループCの第5節が現地時間18日(日)にラオスのナショナルスタジアムで開催され、U-19日本代表はU-19イエメン代表と対戦しました。

中1日の4連戦の締めくくりとなるこの試合、冨樫剛一監督は前節から攻撃陣を中心に4名を入れ替えた形でスターティングメンバーを組みました。GKは木村凌也選手(日本大)、DFには中野伸哉選手(サガン鳥栖)、田中隼人選手(柏レイソル)、菊地脩太選手(V・ファーレン長崎)、松田隼風選手(水戸ホーリーホック)。中盤中央には保田堅心選手(大分トリニータ)、山根陸選手(横浜F・マリノス)、佐野航大選手(ファジアーノ岡山)、左サイドに熊取谷一星選手(明治大)、右に屋敷優成選手(大分トリニータ)、そして最前線に千葉寛汰選手(FC今治)が入りました。

試合は序盤から難しい展開となります。引き分けでも予選突破の決まる日本は、リスクを管理しながら攻勢に出ますが、イエメンの厳しいマンツーマンディフェンスをなかなか突破できません。後方でボールを回す時間が長くなる中で、ミスから速攻を受ける場面もあるなど、前半はなかなかリズムに乗りきれませんでした。

「本当に苦しめられました」

冨樫剛一監督もそう振り返ったように、「日本では見ない戦術」(佐野選手)で守りを固めてきた相手に対して苦戦を強いられてしまいます。イエメンのアル・ヌフィアイ監督が「我々は日本に殆どチャンスを作らせなかった」と胸を張ったとおり、特に前半は攻撃の糸口を掴めず、カウンターから危険な場面を作られることも。

しかし、「ハーフタイムや飲水タイムで修正を図り、徐々に良くなった」と冨樫監督が語るように、徐々に試合内容も改善します。「どこかで勝負に出るつもりで、機会をうかがっていた」という冨樫監督は75分にFW坂本一彩選手(ガンバ大阪)を投入し、2トップに布陣を切り替えて攻勢に出ます。

そして迎えた78分にCKのチャンスを得ると、佐野選手のキックをこちらも交代出場のMF北野颯太(セレッソ大阪)がニアで合わせて後方へすらし、ファーで坂本選手が競ったボールが相手DFに当たる形でゴールイン。オウンゴールという形で、日本が先制点を奪い取ります。

その後は「絶対に失点ゼロで終わるつもりだった」という田中選手ら守備陣が集中を切らすことなく守り切り、4試合連続の無失点で1-0のまま試合は終了。アジア予選らしいタフなゲームを勝ち切り、全勝での予選通過を決めました。

FIFA U-20ワールドカップの予選を兼ねるAFC U20アジアカップの本大会は、来年3月にウズベキスタンで開催されます。冨樫監督は「そのときまでに、もっともっと力をつけないといけません」と勝って兜の緒を締め直しました。

監督・選手コメント

冨樫剛一 監督
中1日の4試合目でしたが、選手たちは力を振り絞って戦ってくれました。この大会を通じて最終予選に向けて貴重な経験を積むことができました。今日もスタジアムでは日本語の声援がきこえてきて、選手たちにとって本当に力になりました。またラオスの人々も、ホテルでの滞在から私たちが快適に過ごせるように配慮していただき、スタジアムに到着すればいつも歓迎していただき、常に気持ち良く試合に臨めました。とても感謝しています。

DF #3 田中隼人 選手(柏レイソル)
まずはゼロでいきたいというのがあったので、最後まで無失点で終えられて良かったです。今日の試合はボールを持たされている感覚もあり、なかなか難しい試合にしてしまいました。イエメンは今までやってきた相手とは違ったタイプで、攻撃のリズムやタイミングが独特で苦しめられました。良い経験になりましたし、もっともっとレベルアップしないといけないと感じています。

MF #6 山根陸 選手(横浜F・マリノス)
前半はちょっと思い通りにいかない時間が多くなってしまいましたが、その中でも後半はチームとしてどう戦うかを明確にできて、押し込む時間帯も増やせました。個人としては、マンツーマンの対応をされたときにどう対応していくかをもっと考えないといけなかったと思います。そこで違いを作れるようにしないと、もう一段階上のレベルにはいけないとも思いました。

MF #10 北野颯太 選手(セレッソ大阪)
セットプレーからチャンスがあった中で今大会はなかなか取れていなかった中で、スタッフも力を入れて指導してくれていました。チームとしても意思疎通があったので、自分たちがこういう大一番で決められたのは、今までやってきた成果だと思いますし、「スタッフのために」という気持ちもありました。今までにない苦しい試合でしたが、その中でとどめを刺すのが自分の役割で、CKからの得点に絡めてよかったです。

AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選

大会期間:2022年9月10日(土)~2022年9月18日(日)

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