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【Match Report】フットサル日本代表、ブラジルに挑むも力の差を見せつけられて第1戦は敗戦

2022年09月16日

【Match Report】フットサル日本代表、ブラジルに挑むも力の差を見せつけられて第1戦は敗戦

フットサル日本代表は9月15日(木)、フットサルブラジル代表との国際親善試合に臨みました。フットサル日本代表にとっては、2020年2月に行われたフットサルパラグアイ代表戦以来、約2年7カ月ぶりとなる日本国内での公式戦です。対戦相手のブラジルは昨年のFIFA フットサルワールドカップリトアニア2021のラウンド16で敗れた因縁の相手です。

木暮賢一郎監督は、GK黒本ギレルメ選手(立川アスレティックFC)、キャプテンのオリベイラ・アルトゥール選手、吉川智貴選手(共に名古屋オーシャンズ)、クレパウジ・ヴィニシウス選手(ペスカドーラ町田)、平田ネトアントニオマサノリ選手(名古屋)の5選手を先発メンバーとしてピッチに送り出します。

序盤から両チームがチャンスをつくり、日本は第1ピリオド3分に高い位置でボールを奪ったアルトゥール選手の落としから、吉川選手が左足でファーストシュートを放ちますが、ブラジルのGKロンカグリオ選手に防がれます。そして、最初にゴールを決めたのはブラジルでした。3分、マテウス選手からパスを受けたピト選手が、背負っていたヴィニシウス選手をかわして左足でシュートを決めます。さらに1分後にも、ピト選手はマルセニオ選手からのパスを受けると、豪快なボレーシュートを日本ゴールに突き刺し、日本はリードを広げられてしまいました。

2失点を喫すると、日本は早くもタイムアウトを取って修正を試みますが、互いにセットが変わった中、7分には、ルーカス・ゴメス選手にゴールを決められてしまいます。攻め手を緩めないブラジルは、18分にもピト選手が内村俊太選手(湘南ベルマーレ)を振り切って、強烈なシュートを決めて、第1ピリオドでハットトリックを達成。昨年のワールドカップでも日本からゴールを挙げたストライカーに、高い得点能力を見せつけられました。

ブラジル相手の初勝利を目指して臨んだものの、4点のビハインドを負って迎えたハーフタイム。木暮監督は、自身の現役時代を含めて、何度もブラジルの壁に跳ね返されて日本代表が成長してきたことを伝えるとともに、「戦う姿勢をもう一段階上げよう。自分たちの持っているポテンシャルを発揮するところまで行っていない」と檄を飛ばし、切り替えて試合に臨むことを求めました。

第2ピリオドに入ると、日本は相手へのプレッシングが良くなり、ブラジルと互角の展開の試合を見せ始めます。なかなかスコアが動かなかった中、第2ピリオド10分、日本が待望の得点を挙げます。吉川選手の浮き球のCKを受けたアルトゥール選手が強烈なシュートをゴール右下隅に決めて、1点を返しました。

この得点を機に、反撃に転じたい日本でしたが、そのわずか1分後、左サイドをロドリゴ選手に突破されると、折り返しを名古屋オーシャンズに所属するダルラン選手に押し込まれてしまい、再び4点差とされてしまいます。日本は試合終盤にアルトゥール選手をGKにしてパワープレーを仕掛けますが、ブラジルの守備を崩し切れずに試合終了。ブラジルに世界最高峰の力を見せつけられて、1-5という結果に終わりました。

日本は18日(日)に愛知県のスカイホール豊田で再びブラジルとの親善試合に臨みます。

監督・選手コメント

木暮賢一郎 監督(フットサル日本代表)
多くの方に来ていただき、島根で初の国際親善試合ができたこと、こうした状況下で、フットサルの代表戦を2年半ぶりにできたことは喜びでいっぱいです。入場の瞬間は鳥肌が立ちました。その中で勝利を目指して戦いました。結果は非常に残念ですが、大事なのは次の豊田でのゲームまでに、どれだけ修正して勝利をつかめるか。それしかありません。次に向けてチーム全員で向かいたいと思います。中2日で課題を解決し、18日の試合は今日以上の試合をしたいと思います。

FP #10 クレパウジ・ヴィニシウス 選手(ペスカドーラ町田)
いろいろな思いがありますが、イメージしていたものと違う、悔し過ぎる結果になってしまいました。試合に向けて準備をしましたが、最初の入り方がうまくいきませんでした。相手が強いのは当然ですし、僕もゴールを決めたかったし、もっと良いプレーをしたかったのですが、今日は何を言っても言い訳になってしまうと思います。顔を上げて、次のゲームに切り替えるしかありません。ブラジルともう1試合あり、その先にはAFCアジアカップクウェート2022もあるので、今日の試合を振り返って修正していきたいと思います。

FP #7 金澤空 選手(立川アスレティックFC)
ブラジルは「こんなところからもシュートを打ってくるのか」と思うところから、しかもゴールへ正確にシュートを打ってきました。そこは日常で戦っている試合のレベルとは全く違いました。そういうシーンをつくらせないように一丸で守ること、また自分もそういうプレーができるようになれば、もっともっと勝利に近づくと思います。ただ、まったく通用しないな、とは思いませんでした。自分のスピードをもっと出せば、相手も嫌だと思いますし、ドリブルを仕掛ける際の感覚もある程度はつかめたので、自信を持って仕掛けていきたいです。

マルコス・シャビエル 監督(フットサルブラジル代表)
今日の試合については、とても良いリズムでスタートできました。それができたのは、最初から集中して対応したからです。日本に対してリスペクトし、世界でも強豪の日本という意識で臨みました。とても良いスタートだったと思います。日本は今、再建しているという印象を持ちました。監督が変わったばかりですが、試合を観察しいて、とても進化できるポテンシャルを持っているチームだと感じました。中期的な視点でも、とても良い結果を出せるチームだと思います。

国際親善試合

2022年9月15日(木) 19:00 キックオフ(予定) vs フットサルブラジル代表
会場:島根/松江市総合体育館
インターネット配信:JFA公式YouTubeチャンネル「JFATV」でインターネットライブ配信
大会情報はこちら

2022/9/18(日) 13:00 キックオフ(予定)/11:00 開場(予定) vs フットサルブラジル代表
会場:愛知/スカイホール豊田
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