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中断明けの一戦で勢いに乗るのは…高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022第13節

2022年09月01日

中断明けの一戦で勢いに乗るのは…高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022第13節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022は9月3日(土)と4日(日)に第13節を実施します。約2カ月の中断を経てリーグ戦は後半戦に入り、さらに熱い戦いが期待されます。

EAST

リーグ中断期間は第46回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会と令和4年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)が行われました。インターハイでは前橋育英高校(群馬)が優勝。今節は残念ながら市立船橋高校(千葉)との試合は延期となりましたが、各チームが夏を越えてレベルアップを図っていることは明らかです。

EAST首位の川崎フロンターレU-18(神奈川)は、流通経済大学付属柏高校(千葉)とのゲームに臨みます。クラブユース選手権ではラウンド16で敗退と苦汁をなめた川崎Fと、市立船橋に阻まれてインターハイ出場がかなわなかった流経大柏とあって、リーグ戦でその悔しさを晴らしたいところでしょう。

5位のFC東京U-18(東京)と3位の青森山田高校(青森)の一戦も見応えのある試合になりそうです。リーグ開幕から好調を維持していたFC東京ですが、中断前の6試合で1勝5敗と黒星が重なり優勝戦線から後退。一方の青森山田は途中5連敗もありましたが、直近4試合は3勝1分けで順位を上げてきました。どちらが優勝争いに食らいつくかを占う一戦になりそうです。

さらに勝ち点15で並んでいる柏レイソルU-18(千葉)と横浜FCユース(神奈川)が対戦します。柏は1試合少ないながらも7位。直近2試合は引き分けに終わっており、僅差のゲームをものにできるようになれば上位進出も見えてきます。横浜FCはリーグ戦では勝ったり負けたりの玉虫色の戦いが続きますが、クラブユース選手権で準優勝を果たしています。つかんだ自信を胸にリーグ戦でも巻き返しを狙います。

その他、大宮アルディージャU18(埼玉)とJFAアカデミー福島U-18(静岡)の試合が予定されています。なお、横浜F・マリノスユース(神奈川)と桐生第一高校(群馬)の一戦は延期となっています。

WEST

WESTではセレッソ大阪U-18(大阪)がクラブユース選手権を制しましたが、今節予定されていたガンバ大阪ユース(大阪)との大阪ダービーは延期が決まりました。こちらも“夏の王者”不在のリーグ再開となります。

首位を走るサガン鳥栖U-18(佐賀)と3位の静岡学園高校(静岡)が激突します。リーグ戦では9勝2敗と安定した戦いを見せている鳥栖ですが、クラブユース選手権では準々決勝で敗退。気を引き締め直してリーグ戦に臨みます。静岡学園としては現在の勝ち点差7を縮めるチャンスでもあります。攻撃的なサッカーで首位を破ることができれば終盤戦に向けて大きな推進力となるでしょう。

大津高校(熊本)はヴィッセル神戸U-18(兵庫)と対戦します。現在、プレーオフ出場圏の10位にいる大津ですが、インターハイではベスト8の成績を残しました。一発勝負の大会で勝負強さを取り戻し、降格圏を脱することができるのか注目されます。神戸は中断前に3連勝と上り調子です。3試合とも無失点に抑えており、守備の安定がチームの成績に直結していると言えるでしょう。

残留争いも混戦模様のWEST。6位の履正社高校(大阪)から12位のガンバ大阪ユース(大阪)までわずか勝ち点5差の間に7チームがひしめいています。11位の名古屋グランパスU-18(愛知)と7位の東福岡高校(福岡)の対戦は、残留を懸けて重要な一戦になるかもしれません。互いの勝ち点差はわずかに3で、名古屋が勝利すれば一気に残留圏に順位が上がる可能性があります。中断明けの一戦で勢いに乗れるのはどのチームになるのか目が離せません。

その他、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)と履正社の試合が予定されています。なお、清水エスパルスユース(静岡)とジュビロ磐田U-18(静岡)の“静岡ダービー”は延期となっています。

大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)

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