JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 町田と遊学館高校が決勝に進出! JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会

ニュース

町田と遊学館高校が決勝に進出! JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会

2022年08月07日

町田と遊学館高校が決勝に進出! JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会

JFA 第9回全日本U-18フットサル選手権大会は、8月6日(土)に決勝ラウンドの準々決勝と準決勝の6試合を行いました。

聖和学園高校フットサル部(東北/宮城)とSBFCロンドリーナU-18(関東3/神奈川)の一戦は、互いのファーストゴールがヘディングという珍しい形で幕を開けます。第1ピリオドを終えてSBFCロンドリーナが2-1とリードをしましたが、「予選から苦しい戦いを勝ち抜いてきた。この子たちは絶対に最後まであきらめないんです」という菊池宏志監督の言葉通り、31分に浅野岬選手のゴールで追い付くと、35分にも右サイドから河村光流選手が強烈なシュートを決めて逆転しました。その後、SBFCロンドリーナもパワープレーで同点ゴールを目指しましたが、このまま3-2で勝利した聖和学園高校が、初のベスト4進出を決めました。

ペスカドーラ町田U-18(関東1/東京)と近江高校ビーパイレーツ(関西3/滋賀)の試合では、2分に清水大毅選手のゴールで先制した町田が、第1ピリオドのうちに4点をリードします。第2ピリオドに入っても優位に試合を進めた町田は、さまざまなバリエーションからゴールを重ね、7-1で勝利。相生学院高校(関西1/兵庫)と遊学館高校(北信越/石川)の試合は、13分までに相生学院高校が2点をリードする展開となりました。しかし、17分に市川直樹選手のゴールで1点を返した遊学館高校は、第2ピリオドにも2点を加えて逆転。相生学院高校も最後まで同点ゴールを目指しましたが、試合終了間際の40分に佐藤真之介選手がダメ押しゴールを決め、遊学館高校が4-2で勝利し、2度目の出場にして初めて4強に駒を進めました。

藤井学園寒川高校(四国/香川)と名古屋オーシャンズU-18(東海/愛知)の一戦では、名古屋がハーフウェーラインまで引いて守り、藤井学園寒川高校が攻めあぐねる時間が続きました。その中でも、名古屋が相手の隙を逃さずに2点を奪います。しかし第2ピリオド12分、岡田勝監督が「後半の残り10分で勝負をしようと話していた」という藤井学園寒川高校がタイムアウトを取ると、そこから流れが一変。36分に三宅悠斗選手のゴールで1点を返すと、試合時間残り58秒に三宅選手が再びゴールを決め、同点に追い付きます。さらに残り4秒でも、高い位置でボールを奪った三宅選手がハットトリックとなるゴールを決めて逆転。藤井学園寒川高校が大逆転劇を見せて、準決勝に勝ち上がりました。

準決勝の2カードは、フットサルチームの聖和学園高校と町田、サッカー部の遊学館高校と藤井学園寒川高校の激突となりました。ボールを保持しながら攻める町田ですが、GK野村大貴選手の好守に阻まれ得点を挙げられません。速攻から町田のゴールに迫った聖和学園高校も、フィニッシュが枠に飛ばずに、じりじりとした時間が続きました。そんな中、12分に町田は今井柚希選手がCKから得点を決め、試合を動かします。一度は追い付かれたものの、第1ピリオド終了まで残り16秒のところで、祖父江隆ノ介選手が強烈なシュートをたたき込み、町田が2-1とリードして試合を折り返しました。第2ピリオドも一進一退の攻防が続く中、32分に清水大毅選手がカットインから追加点を挙げた町田が3-1で試合を制し、2大会ぶりの決勝進出を果たしました。

どちらが勝っても、初の決勝進出となる遊学館高校と藤井学園寒川高校の一戦は、点の取り合いとなります。藤井学園寒川高校が先手を取り、9分までに2-1とリードします。しかし、少ない人数で連戦を戦い続けた影響から疲労も濃く、セット交代を行って戦ってきた遊学館高校が徐々に上回っていきます。11分に市川直樹選手のゴールで追い付くと、第1ピリオドのうちに小竹銀蔵選手、多田龍心選手も強烈なシュートを決め、一気にリードを4-2に広げました。第2ピリオドも互いに1点ずつ取り合い、遊学館高校が5-3で藤井学園寒川高校を退け、ファイナルの出場権を得ました。

数々の熱戦が繰り広げられた大会も、最終日の決勝と3位決定戦の2試合を残すのみとなりました。今大会を制するのは、2大会ぶり2度目の優勝を目指す町田か、初優勝を目指す遊学館高校か。日本一を懸けた頂上決戦にご注目ください。

監督・選手コメント

瀬戸真司 監督(ペスカドーラ町田U-18)
東京都大会から1試合1試合、試合を重ねるごとに成長してきて、今があると感じます。決勝進出を決めてから選手たちは「予選の名古屋戦が苦しかった」と話していました。今日の2試合も苦しかったと思うのですが、彼らの体感として名古屋戦がより苦しかったと話していたことからも成長を感じました。決勝もまた成長できる機会ですし、最後の1試合なので、今持てるパフォーマンスを最大限に出して楽しんでもらいたいと思います。

赤窄孝 監督(名古屋オーシャンズU-18)
相手のストロングを消して戦うことはできていたのですが、終盤の残り10分は負傷者もいて普段のセット起用が難しくなりました。プランの方針はあまり変えずに時間をうまく使いながら戦おうとしました。また、リスクを背負わずに戦うこともビデオミーティングからやったのですが、うまくいかなかったですね。ちょっとしたずる賢さが、なかなか身に付かなかったかなと思います。本当にもったいない試合にしてしまいました。

FP #20 三浦浩太朗 選手(遊学館高校)
フットサルは、サッカーとは距離感も違い、頭をもっと使わないといけないですし、対人の強さも身に付けないといけないと感じました。自分たちは、週に1回フットサルの練習もしていますが、高校サッカー選手権で決勝に進出することを目標にしています。正直、この大会で決勝まで来られると思っていませんでした。でも、決勝はチームみんなで勝ちたい気持ちが強くあります。フウガドールすみだU-18戦は、負傷で欠場していたので、フットサルの専門チームとの試合は楽しみです。

FP #97 山本真亮 選手(近江高校ビーパイレーツ)
高校サッカー部の相手には球際でボールを取れていたのですが、フットサルチームにはかわされてしまい、自分たちの思った通りのプレーができませんでした。町田はセットが変わるごとにやることが変わっていたので、僕たちが慣れていないことが多く、対応ができませんでした。今大会はここで終わりましたが、この先も大学か、クラブチームでフットサルを続けたいと思っています。

大会期間:2022年8月4日(木)~2022年8月7日(日)
大会会場:三重県/サオリーナ

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー