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今年度最初のJFAエリートプログラムU-13トレーニングキャンプが終了

2022年06月20日

今年度最初のJFAエリートプログラムU-13トレーニングキャンプが終了

6月15日(水)から福島県のJヴィレッジで活動していたエリートプログラム U-13トレーニングキャンプが19日(日)、5日間のキャンプを終えました。

北海道から九州まで全国9地域から選ばれた22名の選手とスタッフは、集合後、SmartAmp法検査を受け、全員の新型コロナウイルス陰性を確認してから活動を開始しました。

全国から集まった選手たちは、初日から最終日までそれぞれ設定されたテーマを基にトレーニングに臨み、自分のストロングポイントや課題を見つめなおし、自身の力を100%出せるように取り組みました。2日目と4日目に実施したトレーニングマッチでは、それぞれJFAアカデミー福島U-15 EAST、SHOSHI FCと試合を実施しました。どちらも1学年上の選手を中心としたチームでしたが、選手たちは高いインテンシティをもってチームとして一体感をもって戦い、課題を把握する貴重な機会になりました。

最終日に行った紅白戦では、今回のキャンプで得たものを最大限表現し、それぞれのストロングポイントを発揮しようと、選手たちは自分の良さをチームメイトに積極的に伝え、試合の中でも徐々にチームとして修正を行い、トレーニングで確認したことをプレーで表現しました。チームとして意図を共有した攻守に関わりの多いハイレベルなゲームが展開されました。拮抗したゲーム展開の中、自身の力を最大限アピールしようと最後まで戦い抜きました。

オフザピッチでは、毎晩のミーティングで担当スタッフからメディカル面、フィジカル面、自身のプロ経験や、コーチングスタッフとして今まで見てきた選手を例にあげながら、日常での意識をいかに高く持つか等、様々なことが選手たちに伝えられ、多方面から大きな刺激を受けている様子でした。

オンザピッチ、オフザピッチ両方で様々な刺激を受け、自身を成長させるために模索した活動期間となりました。今回の経験を自チームに持ち帰り、日常でも切磋琢磨して取り組み、トライ&エラーを繰り返しながら、成長できるように自身で考えながら、将来の目標に向かって努力を続けます。

監督・選手コメント

星原隆昭 監督(日本サッカー協会 JFAコーチ)
今年度1回目となるエリートプログラムU-13キャンプが9地域のナショナルトレセン U-13から選出された22名により福島県Jヴィレッジにて開催されました。新型コロナウイルスの影響でU-12年代にトレセン活動が思うように行えず(ナショナルトレセン U-12も同様)、宿泊もシングル対応ということでコミュニケーション等が心配されましたが、選手たちはすぐに打ち解け、ピッチ上で交流を図っていました。活動は、4回のトレーニング・2試合のトレーニングマッチ・紅白戦、オフザピッチプログラムとして試合分析、そして毎日のミーティングと盛りだくさんでしたが、分析での質疑応答や試合時の合間などでも非常に積極的に参加する姿が印象的でした。体格差は様々ですが、平均して個々の能力は高く、今後は連動した中で個の力を発揮することを更に高めていければと思います。締めくくりの紅白戦は、キャンプの中でも一番白熱し、終了後は涙する選手もいました。日頃の所属チームでの活動の賜物だと思います。最後に、学校やリーグ戦等がある中でご協力いただきました皆様に、厚くお礼申し上げます。

髙久遼成 選手(ベガルタ仙台ジュニアユース)
全国の選手が集まるこのような貴重な機会をいただくことができて嬉しく思います。キャンプ中は基礎的な技術のレベルを上げることの大切さを教えていただきました。今後は日々の練習でパススピードや次のプレーを考えたコントロールなどに意識して取り組み、世界で戦えるレベルにしたいです。ピッチ外の部分では、ミーティングで聞いた「チャンスをつかむためには常に準備が必要」ということがとても印象に残っています。このキャンプで出会った素晴らしい仲間といつか日本代表で一緒にプレーできるように、今回学んだことを忘れずに頑張っていきたいと思います。

伍賀悠真 選手(ファジアーノ岡山 U-15)
エリートプログラムに参加して強く感じたことは、世界で活躍できるような選手になるためにはこのままでは駄目だという危機感です。キャンプを過ごした仲間達はとても上手く、他にも全国には自分より上手い選手がたくさんいることを、この4泊5日で強く感じました。キャンプでは自分の今の実力が通用した部分と通用しなかった部分を知ることができました。特に、自分の課題だと感じたことは、オフザボールの動きです。トレーニングマッチでポジショニングやボールを受ける準備が遅く、あまりパスを受けることができませんでした。キャンプは自分の課題を見つける場所だとも思うので、今後は意識や強度を高めて自チームの練習に励み、さらに成長したいと思います。また、コーチがミーティングで話していた、チャンスをつかめるように、常に準備して日々を過ごしたいと思います。コロナ禍の中、様々な準備をしていただき、キャンプに参加できたことを大変感謝しています。すばらしい仲間たちと充実した日々を過ごすことができました。ありがとうございました。

吉原希音 選手(JFAアカデミー福島U-15EAST)
今回のエリートで学んだことは2つあります。一つ目は、ファーストタッチの位置です。ボールの移動中に、相手が寄せてくるので、それを見て、ファーストタッチの位置を決めなければいけません。常に、いつもボールを蹴れる位置に置いていることが大切だと感じました。二つ目は、ボールをもらう時です。ボールをもらう時は動きながら、且つ相手を見なければいけません。今回のエリートでは、ボールをもらう前に相手の位置を確認していましたが、止まってボールを受けていた為、ボールを取られるケースが多かったです。今回のエリートプログラムで学んだことをサッカーはもちろん、私生活でも活かして、今後の生活を送りたいと思います。このような普段は出来ない体験が出来て良かったです。

  • toto
  • JFAエリートプログラムは、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。
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