JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > フットサル日本代表 8月欧州遠征 ポルトガル代表に惜敗【8月欧州遠征(8/7-9/2@スペイン・ポルトガル)】

ニュース

フットサル日本代表 8月欧州遠征 ポルトガル代表に惜敗【8月欧州遠征(8/7-9/2@スペイン・ポルトガル)】

2021年08月19日

フットサル日本代表 8月欧州遠征 ポルトガル代表に惜敗【8月欧州遠征(8/7-9/2@スペイン・ポルトガル)】

国際親善試合
2021年8月18日(水) KO時間 19:00(現地時間) 試合時間 40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Pavilhão Polidesportivo Rio Maior Sports Centre(ポルトガル/リオ・マイネル)

フットサル日本代表 2-3(前半0-0、後半2-3)フットサルポルトガル代表

得点
21分 清水和也(フットサル日本代表)
25分 失点(フットサルポルトガル代表)
28分 逸見勝利ラファエル(フットサル日本代表)
29分 失点(フットサルポルトガル代表)
37分 失点(フットサルポルトガル代表)

スターティングメンバー
GK:関口優志
FP:星龍太、星翔太、西谷良介、吉川智貴©

サブメンバー
GK:ピレス・イゴール、矢澤大夢
FP:八木聖人、皆本晃、オリベイラ・アルトゥール、室田祐希、加藤未渚実、毛利元亮、逸見勝利ラファエル、森村孝志、清水和也

マッチレポート

FIFA フットサルワールドカップ リトアニア2021を9月に控えるフットサル日本代表は現欧州チャンピオンであるポルトガル代表との国際親善試合に臨み、2度のリードを奪いながらも2-3で逆転負けを喫しました。

世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年2月に札幌で行われたパラグアイ代表戦から約1年半ものあいだ国際試合から遠ざかっていたフットサル日本代表。9月のワールドカップ本番までに実戦経験を積むために8月7日より開始している欧州遠征では8月31日までの期間に6か国との国際試合が計画されており、今回ポルトガル代表との試合がその第1戦となりました。

ブルーノ・ガルシア監督は試合前のロッカーで「1年半ぶりの試合となったが我々は日本国内、そして直前のスペイン遠征で世界と戦うための準備はできている。相手は現欧州チャンピオンのポルトガル代表だが必要以上のリスペクトはせず、自信をもって堂々と我々のフットサルをしよう。そして欧州遠征の直前までともに切磋琢磨してきたマサ(平田ネトアントニオマサノリ選手)のためにも最初から最後まで全力で闘おう。」とチームを鼓舞します。

この日のスタメンにはGKに関口優志選手、そしてFPに星翔太選手、西谷良介選手、星龍太選手、吉川智貴選手が名を連ね、日本ボールでキックオフしました。開始直後、ワイドに張った関口選手から鋭い縦パスを受けた星翔太選手がコントロールから反転して相手をかわし、この試合のファーストシュートを放ちます。シュートは枠を捉えることができませんでしたが日本は積極的な攻撃の姿勢を見せます。3分には第2セットの4人が交代で入り、昨年日本国籍を取得したオリベイラ・アルトゥール選手が日本代表として初出場を果たすと、ファーストプレーで強烈なシュートを放ちます。序盤から日本が猛攻を仕掛けますが、過去に名古屋オーシャンズでプレーしていたリカルジーニョ選手を中心にポルトガル代表も徐々に日本ゴールに迫ります。相手の攻撃に耐えながらも強度の高い積極的なディフェンスでカウンターを狙う日本代表は13分、同じく日本代表として初出場となった毛利元亮選手がハーフライン付近で相手からボールを奪うとカウンターを仕掛け、GKとの1対1の局面を迎えますがシュートは惜しくもGKにセーブされます。チーム最年少の堂々としたプレーにベンチも盛り上がります。その後は相手の攻撃を受ける時間帯も長くなりましたが、関口選手の再三のシュートストップでゴールを割らせず、第1ピリオドはスコアレスドローで折り返します。

第2ピリオド、ブルーノ監督はGKにピレス・イゴール選手を送り込みました。開始直後の21分、相手ボールを奪った加藤未渚実選手が浮き球のスルーパスを前線に送ると第1ピリオドで再三相手ゴールに迫った清水和也選手がボールを上手く収め、豪快なシュートをネットに突き刺し、待望の先制ゴールを奪います。会場に集まった相手サポーターは静まり、日本ベンチから追加点を奪おうと積極的な声がアリーナ内を響き渡ります。しかしながら相手は欧州チャンピオン。失点直後に更にギアを上げて日本ゴールに攻め込むと、一瞬の隙を突かれて同点ゴールを奪われてしまいます。1-1となってからは両チームが互いに良さを出し合い、スペクタクルな試合が展開され、28分には前線でボールをキープした清水選手が足裏でボールをマイナス方向に転がすと、ポルトガルの名門・SLベンフィカでプレーする逸見勝利ラファエル選手が相手GKの手をはじく強烈なシュートで勝ち越し点を奪います。得点後も守りに入らず積極的な試合展開を進めた日本代表でしたが、ホームで負けられないポルトガル代表の猛攻を受け、29分、37分と失点、逆転を許します。ブルーノ監督はオリベイラ選手にGKユニフォームを着せてパワープレーを開始しますが、ゴールを奪うことができないまま試合は終了、2-3で惜敗しました。

監督・選手コメント

ブルーノ・ガルシア 監督
18ヶ月ぶりの試合にして、相手は現欧州チャンピオン。最近まで2022年の欧州選手権の予選を戦うなど稼働を続けてきているチームだということを勘案すれば、試合はとてもポジティブなものだったと思っています。相手の3得点はいずれも突発的な機会をこちらが与えてしまったものでしたが、それでも試合中に二度のリードを奪い、ボールを支配する時間も長く、相手がボールを持っている時もその本来のスタイルでプレーさせない守備で圧力をかけることができていました。そういう点で、選手たちのパフォーマンスは非常に高く、どんな相手とも戦っていけるベースを感じることができた良いゲームだったと思っています。明日も重要でタフな相手との連戦になります。今日の試合で、良くできていた部分、改善が必要な点の両方を糧に、明日もベネズエラという難敵に立ち向かってさらに成長したいと思います。遠くから代表の試合を楽しみにしてくださっている皆様の期待を私たちは間近に感じてエネルギーとしながら、来るべきW杯のための最高の準備を続けていきたいと思います。

FP #9 毛利元亮 選手(ペスカドーラ町田)
今日の試合は日本代表として出場する初めての試合で、チームにとっても1年6か月ぶりの試合でした。大事な試合で負けてしまい、チームとしても個人としても課題が見つかったと思います。この負けを無駄にしないために下を向いている時間は無いと思います。明日の試合に向けて良い準備をしたいと思います。

FP #10 逸見勝利ラファエル 選手(SLベンフィカ/ポルトガル)
残念ながらポルトガルに勝利することはできませんでしたが、次の試合に向けてチーム全員で継続してベストを尽くしたいと思います。フットサルワールドカップまで6試合が計画されているので今日の敗戦から課題を見つめ直し、チーム一丸となって改善していきます。

FP #13 清水和也 選手(コルドバ・パトリモニオ/スペイン)
約1年半ぶりの試合で自分達のスタイルを出すことは出来ましたが、勝利を手にすることは出来ませんでした。
チーム全員でワールドカップ本戦をイメージし、最後の最後まで戦い抜くこと、そして勝利を収めることを貪欲に求めていくことでよりよい集団になっていくと思います。次の試合に向けしっかりと修正、改善をして勝利を目指します。日本で応援して下さる皆さんへいいニュースが届けれるようフットサル日本代表一丸となり頑張ります。

FP #15 吉川智貴 選手(名古屋オーシャンズ)
自分たちの出来たこと、出来なかったことが明確になった試合でした。守備面ではイニシアティブを取れている時間帯も多く、1試合を通してある程度の強度を保ちながら試合を進められていましたが、攻撃面ではまだまだ課題が山積みだと思います。もっと自分たちが意図を持ってプレーし続けなければ、強度の高い相手に対して有利に試合を運ぶことは難しいと感じました。今日出た課題を少しでも改善し、明日はしっかり勝ってポルトガルでの2試合を終えたいと思います。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー