AFCチャンピオンズリーグ2016 グループGのガンバ大阪は19日(火)、ノックアウトステージ進出に一縷の望みをかけて韓国の水原三星ブルーウィングスと対戦します。試合前日にはスタジアムで公式記者会見が行われ、両チームの監督と選手が翌日の決戦に向けてそれぞれ抱負を述べました。

監督・選手コメント

長谷川健太 監督（ガンバ大阪）
もう勝つしかないので、全てを出し切ってホームで勝利を収めたいと思います。選手を信じて戦っていきたいと思います。昨シーズンも、非常に追い込まれた状況の中で勝つことによって可能性を信じて切り開くことができました。明日のゲーム、もちろんメルボルン・ビクトリーが勝ってしまえば可能性は消滅しますが、多くのサポーターが新スタジアムでの勝利を期待していますし、ACLではまだこのスタジアムで勝てていませんので、サポーターの期待に応えたいです。

（水原との前回対戦時と今現在の印象に）特に大きな変化はないです。主力も変わっていないと思いますし、前回対戦した時と大きな違いはないと思います。22番のクォン・チャンフン選手が非常に好調で、左のヨム・ギフン選手が中心のプレーヤーです。彼らのプレーをしっかり押さえることが、勝つために大きなポイントになるのではないかと思っています。

宇佐美貴史 選手（ガンバ大阪）
可能性のある限りは、諦めずに全力で最後まで戦い続けたいと思います。このように可能性の少ない、追い込まれた状況で迎えるということはすごく意味のあることだと思いますし、強くモチベーションを持って戦い続けるしかありません。その中で結果が出ればまたチームにリズムが出てくると思いますし、またそのリズムを継続していけば、より強くなるという思いもあります。ディフェンスの選手たちは粘り強く戦ってくれているので、彼らにモチベーションを与えるような得点を前線の選手は取っていかなければいけないと思います。そこが両立してくればガンバらしい強烈なサッカーができると考えています。自分も前線の選手なので、そういう責任をしっかり背負いながら戦って、また見に来てくれたサポーターにモチベーションを与えるような結果を出していかなければと思います。

ソ・ジョンウォン 監督（水原三星ブルーウィングス）
現在グループリーグ3位ですが、残り2試合は諦めてはいけない、必ず勝たなければいけない重要な試合です。そのために我々も十分な準備をしてきました。前回のガンバ大阪との試合は、キャンプ後の今シーズンの最初の試合だったので、若手選手6人を起用して臨んだゲームでした。勝つことはできませんでしたが、ある程度思いどおりの試合ができて満足しています。今回はその試合の時は負傷していたベテラン選手など前回登録できなかった選手も何名か連れてきたので、彼らの活躍にも期待したいと思います。

ガンバ大阪は主力選手もその他の選手も非常に高いレベルの選手がたくさん揃っています。最近あまりコンディションはよくないようですが、それは守備陣に負傷した選手が多いからだと思います。中盤の選手を後ろに下げていることで若干バランスを崩してしまい、Ｊリーグでも成績が残せていないのではないかと思います。もともと力のあるチームなので我々も油断しないでしっかり準備をしたいです。

（現在日本では地震が発生しています。選手に動揺や不安感はありますか？）地震のニュースは韓国でも聞いていますし、被災地の皆様を心から慰労したいと思います。韓国の国民も選手も皆たいへん心を痛めている状況です。以前から日本では地震があるということを選手含め我々も承知していましたので、今回の地震が怖いとは思いませんし、地震が試合に影響するようなことはありません。

ヤン・サンミン 選手（水原三星ブルーウィングス）
現在まで勝利がないという非常に厳しい状況ではありますが、希望がないわけではありません。希望がある限り、われわれは戦いたいと思います。明日のガンバ大阪戦は必ず勝利をもたらしたいと思います。この勝利をきっかけにパフォーマンスを高め、Kリーグにつなげる試合にしたいです。最近のパフォーマンスに関しては決して悪くはないです。勝つか負けるかは、あとはゴールをするかしないかで決まると思います。明日の試合では、誰が得点するかどうかではなく、11人全員でゴールを狙いにいきます。

AFCチャンピオンズリーグ2016

2016年1月27日(水)〜2016年11月26日(土)

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