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第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)
第20回アジア競技大会
(2026/愛知・名古屋)
2026/9/15(火)~2026/10/3(土)

プレビュー&ピックアッププレーヤー⑥

4度目の正直で韓国撃破へ。23人全員の力で最高の景色を

9月16日にスタートした第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)も残すところ1試合となった。グループステージは3戦全勝。積み上げてきたサッカーを存分に発揮し、3試合で12ゴール・無失点という最高の結果でノックアウトステージに進んだ。しかし、朝鮮民主主義人民共和国代表との準々決勝、ウズベキスタン代表との準決勝は相手のフィジカルや球際の強さに苦戦。思うようにゲームが運べない中でも試合中に修正し、勝負強さを見せて勝ち切った。激闘を経て逞しくなったU-21日本代表は金メダルを目指して最終決戦に臨む。

相手は直近2大会で日本を決勝で下すなど、現在3連覇を成し遂げている韓国代表。2028年のロサンゼルスオリンピックを目指す世代でチームを編成している日本とは異なり、韓国は大会規定通りの23歳以下の選手で構成されている。3名起用できるオーバーエイジ枠もフル活用。海外組の選手も9名おり、今夏のFIFAワールドカップ2026に出場した選手も多い。

朝鮮民主主義人民共和国やウズベキスタンと同じく一筋縄ではいかないが、日本には一戦ごとに高めてきた組織力と結束力がある。過去の活動で戦術理解度を深め、トライアンドエラーを繰り返しながら進化を続けてきた。団結力の面でもキャプテンの市原吏音選手(AZアルクマール/オランダ)、副キャプテンの大関友翔選手(川崎フロンターレ)、石井久継選手(湘南ベルマーレ)、梅木怜選手(FC今治)を中心にまとまっており、一体感はこれまでにない雰囲気がある。

準決勝では出場機会がなかった市原選手がベンチの最前列に立って檄を飛ばし、プレーが途切れたタイミングで水を渡す姿も見られた。ピッチに立っていない選手も含め、仲間のために戦えるのはU-21日本代表の良さであり、最大の強みだ。「23人全員で戦う」(大岩剛監督)。この言葉を胸に4度目の正直を果たし、2010年大会以来となる2度目のアジア制覇を目指す。

【ピックアッププレーヤー / 大関友翔】
技巧派プレーメーカーの献身。決勝で新たな姿を示せるか

一言でプレースタイルを現すならば、とにかく巧い。華麗なターンで相手を外し、正確なパスで決定的な場面を演出する。今大会、チームの副主将を務める大関友翔選手(川崎フロンターレ)はロスオリンピック世代でもトップクラスの巧さに加え、献身的なプレーでもチームを引っ張っている。

朝鮮民主主義人民共和国代表との準々決勝では89分までピッチに立ち、ハードワークでチームを支えて勝利に貢献。球際の攻防でも逃げずに立ち向かい、セカンドボールの回収にも精を出した。

「相手が球際で厳しくきたり、少しファール気味のプレーをしてくるのは分かっていた。怯まない意味でも、自分自身としてもチームとしても、しっかり正当にやりながら、球際のところは厳しくやるのが大事」(大関選手)

今季のJリーグでも課題に感じていた強度の部分で成長の跡を示すと、ウズベキスタンとの準決勝では圧巻のパフォーマンスを見せた。

62分から起用されると、2列目のポジションで攻撃の舵取り役を担いながら、守備でも奮戦。鬼気迫る表情でボールを奪い返しに向かい、ユニホームを汚すことも厭わなかった。

技巧派プレーメーカーから、強くて巧い選手へーー。川崎フロンターレのOBでSAMURAI BLUEでも活躍した中村憲剛氏がクラブでも代表でも背負った背番号14を背負う男は掴んだ手応えを胸に、決勝の舞台でもチームのために走り続ける。優勝を掴んだその先には、新たな景色がきっと待っているはずだ。

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