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U-19日本代表

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U-19日本代表候補 トレーニングマッチを勝利で飾り、充実したキャンプを終える

2020年11月19日

U-19日本代表候補 トレーニングマッチを勝利で飾り、充実したキャンプを終える

11月15日(日)から高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを行っているU-19日本代表候補は、3日目の17日(火)は2部トレーニングを行いました。
来年3月に開催される予定のAFC U-19選手権まで限られた回数しかトレーニングができない中、午前中はセットプレーのトレーニングに時間を割きました。3グループに分かれ、それぞれのグループでCK・FK・PKなど入念に繰り返し確認します。午後のトレーニングでは、選手全員のコンディションが整ったこともあり、1時間弱の強度の高いトレーニングを行いました。狭いエリアでの4対4対+3からスタートすると、ハーフピッチでのラインゴール、クロスからの2対2の攻防、最後にはフルピッチでの紅白戦を行い、翌日に控えたトレーニングマッチに備え終了しました。
最終日の18日(水)は30分×3本の変則的トレーニングマッチを10月に続き、再び水戸ホーリーホックと対戦しました。海外遠征が難しい状況の中、チームにとっては対外試合は貴重な実戦の場となります。試合序盤は前回の対戦同様、相手の激しい圧力に押され、攻め込まれる時間が続きます。9分、サイドに展開されたボールの競り合いに負けると、そのままゴール前まで運ばれ、1対1を冷静に決められます。14分には、スルーパスから再び1対1の決定機を許しますが、GK藤田和輝選手がピンチを防ぎます。厳しい時間も続きましたが、徐々に日本は落ち着きを取り戻すと、28分DF馬場晴也選手の縦パスを受けたDF中野伸哉選手がドリブルから中央にクロスを上げると、ボールを受けたFW西川潤選手が遠い位置からシューを放つとゴール右隅に決まり同点ゴールを奪います。2本目はお互い攻め込むも決定機を生かせず終了。3本目、日本は途中からフォーメーションを3-4-3に切り替えると、ボールの流れがよりスムーズになり、76分中央でボールを受けた西川選手がMF鈴木唯人選手、MF川﨑颯太選手とテンポ良く繋ぎ、再び西川選手から鈴木選手のスルーパスを受けたFW斉藤光毅選手が冷静に相手GKとの1対1を決めて2点目を奪います。さらに83分、DF半田陸選手の前線への速いパスを受けたFW大森真吾選手が力強いポストプレーから、斉藤選手につなぐと、再びゴールに流しこみ3点目が決まります。そのまま試合は3-1で終了。U-19日本代表候補が貴重な実戦の場で勝利を飾りました。

今回のトレーニングキャンプもチームとして新型コロナウイルス感染予防対策を徹底した中でも、宿舎ではグループワークなど含め選手間のコミュニケーション機会を可能な限り作り、チーム内のコミュニケーションは制限がある中でもより活発になってきました。少しずつですが、チームコンセプトも浸透し組織力が高まってきています。来年開催予定のFIFA U-20ワールドカップ2021インドネシアへの出場権もかかったAFC U-19選手権ウズベキスタン2020までにトレーニングキャンプを実施できる機会はもうわずかです。多くの選手が候補選手であり、メンバー争いはこれからも加速していきます。

監督・選手コメント

影山雅永 監督
U-19日本代表としての今年5回目の国内トレーニングキャンプを行うことができ、チームとしての攻守の考え方が少しでも積み上がったことを嬉しく思っています。延期になっていたAFC U-19選手権2020の開催日程が来年3月3日の開幕とアナウンスされたことで選手、スタッフ共に緊張感が一気に増した気がします。また、今回4回目となる宿舎で行うグループワークミーティングは内田篤人ロールモデルコーチが担当しました。入念な準備と積極的な姿勢のお陰で、選手間のコミュニケーションレベルがかなり上がってきていることを感じます。これまでの3回のグループワークも同様ですが、コーチングスタッフが素晴らしい準備をしてくれたお陰と感謝しています。
最終日に再び水戸ホーリーホックとのトレーニングマッチを実施させてもらえたことは、チーム強化において前進することができたと確信しています。過密日程の中、トレーニングマッチをして頂いた水戸ホーリーホックには心から感謝します。世界での強さ、速さを体感したい我々には本当に有り難い対戦相手で、お互いに激しいプレッシャーを掛け合い、その中での質を求めることが出来たのは水戸の監督、スタッフ、選手のお陰です。
また、難しい状況の中、快く選手を送り出して下さった各クラブ、大学の方々にも感謝しています。残り少なくなった準備期間でワールドカップに出場する為の強化を進めたいと思います。

DF 佐古真礼 選手(東京ヴェルディユース)
自分は年齢は下の方ですが、U-19日本代表の活動が7月から開始されてから年齢に関係なく、トレーニング、トレーニングマッチでも少しずつ自分の長所も発揮してきていると認識しています。本日の試合では、自分が出場した場面では無失点で良かったですが、自分のミスからカウンターを受けるなど、こだわる部分、アジアの厳しい環境を考えるとまだまだ課題は多いです。試合途中でフォーメーションは変わりましたが、所属チームでも3バックからプレーすることも多いですし、やりやすい部分は多いです。CBのライバルは多いですが、自分だけの長所はわかっているので、プレーの質、精度をもっと高めたいです。
2年前、U-16日本代表として出場したインターナショナルドリームカップでU-16スペイン代表と対戦し、その試合では自分のパフォーマンスが悪く、ハーフタイムに交代しました。その時の悔しさを今でも忘れていないですし、自分にとってモチベーションにもなっています。もちろんFIFA U-17ワールドカップに出場できなかったことは本当に悔しく、AFC U-19選手権、FIFA U-20ワールドカップで必ず結果を出したい、見返したい気持ちは強いです。

MF 松岡大起 選手(サガン鳥栖)
本日の試合は、どこのポジションでプレーしてもハードワークしたり、切り替えを早くするなど、皆で「当たり前のことをしっかりやろう」と話しをして臨みました。試合内容的にも、チームとしての形は少しずつできてきていると感じています。特に斉藤光毅選手の最初の得点シーンなどは、トレーニングで何度も取り組んできた流れであり、サイドから中央への流れも良かったと思います。ただ、まだまだ、1対1のデュエルの部分やスライドの速さ、セットプレーの集中力は皆でもっと高めないと、強くはならないとも思います。新型コロナウイルスの中でなかなか厳しい環境ではありますが、皆は決して下を向かず、ピッチ内外共にコミュニケーションは活発です。個人としてもピッチ内外、声を出すことは意識しています。ピッチ外では感染対策を意識しながらも同世代なので他愛もない会話もしますが、ピッチではボランチなので、攻撃側、守備側のメンバーの意見を共に聞いて、コミュニケーションを取っています。スタッフが色々考えてくれて、グループワークなどしながらも、お互いが考えていることも理解できて良い機会になっています。所属チームでも誰よりも頑張りたいと思います。

FW 西川潤 選手(セレッソ大阪)
本日の得点シーンを振り返り、今回のトレーニングでも遠い位置からでもシュートを狙うことを意識していました。相手の激しいプレスもあり1本目は厳しい状況でしたが、何とか終了間際に追いついて良かったです。ただチームとして、1本目はなかなか、前線でボールを収めることができませんでしたが、3本目で3-4-3にフォーメーションを切り替えてからは、得点シーンなどチームとしての狙いや動きも流動的で、4-4-2とやることは変わらないですがスムーズにはいきました。小学生や中学生から一緒にプレーしてきた選手もいますし、FIFA U-20/U-17ワールドカップで一緒に戦った選手もいますし、チームメイトと良い関係は築けています。前線の選手として、得点を取ることは何より大事ですが、話す、伝えることは本当に大事なので、ピッチ外でも様々なことを話して共有することも多いです。AFC U-19選手権まで、今後も限られた回数ですけど、1回のトレーニングキャンプをより濃く、充実した活動にしたいです。

スケジュール

11月15日(日) AM/PM トレーニング
11月16日(月) AM/PM トレーニング
11月17日(火) AM/PM トレーニング
11月18日(水) AM トレーニング

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

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