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ホーム > 日本代表 > U-19 2018年 > 最新ニュース一覧 > U-19日本代表、メキシコ遠征を前にベトナムに2-0で勝利

ニュース

U-19日本代表、メキシコ遠征を前にベトナムに2-0で勝利

2018年09月04日

U-19日本代表、メキシコ遠征を前にベトナムに2-0で勝利

親善試合 vs U-19ベトナム代表
2018年9月3日(月) キックオフ時間 17:00 試合時間 90分(45分×2本)
第一カッターフィールド

U-19日本代表 2-0(前半0-0、後半2-0)U-19ベトナム代表

得点
48分 菅原由勢(U-19日本代表)
81分 三國ケネディエブス(U-19日本代表)

スターティングメンバー
GK:大迫敬介
DF:川井歩、菅原由勢、阿部海大、荻原拓也
MF:久保建英、山田康太、齊藤未月、堀研太
FW:田川亨介、安藤瑞季

サブメンバー
GK:若原智哉、谷晃生
DF:橋岡大樹、三國ケネディエブス、東俊希、石尾崚雅、瀬古歩夢
MF:伊藤洋輝、郷家友太、滝裕太、平川怜
FW:原大智、宮代大聖、斉藤光毅

交代
HT 荻原拓也 → 三國ケネディエブス
60分 齊藤未月 → 平川怜
77分 山田康太 → 橋岡大樹
77分 安藤瑞季 → 斉藤光毅
85分 久保建英 → 宮代大聖

マッチレポート

2019年5月に開催されるFIFA U-20ワールドカップポーランド2019の出場権を獲得するため、10月にAFC U-19選手権インドネシア2018に出場するU-19日本代表の活動が9月3日(月)、再び開始しました。

U-19日本代表は5月末に大阪府堺市で強化トレーニングキャンプを行い、6月には2018FIFAワールドカップロシアに参加するSAMURAI BLUE(日本代表)のトレーニングパートナーとして、ロシアに遠征を行いました。ロシアでは、SAMURAI BLUEとのトレーニングマッチを行うだけでなく、SAMURAI BLUEの試合を含め3試合を観戦し、五感でワールドカップを感じ、4年後の2022FIFAワールドカップカタールのメンバーに選ばれるという大きな目標ができました。SAMURAI BLUEおよびU-21日本代表の監督に森保一監督が決定し、U-19日本代表の活躍次第では、より上へのカテゴリーでのステップアップも現実的な環境になっています。

今回はメキシコ連盟より招待を受け、U-19メキシコ代表、U-19ブラジル代表、U-20クラブ・アメリカとの強豪チームとメキシコで親善試合を行います。この日、メキシコへの出発を前に、AFC U-19選手権インドネシア2018にも出場し、静岡県でトレーニングキャンプを行っているU-19ベトナム代表と親善試合を行いました。U-19日本代表はAFC選手権前最後の遠征となるため、3月のインドネシア遠征を経験した選手が多く、さらにはFIFA U-17ワールドカップインド2017を経験した選手やひとつ下のU-18日本代表の活動で活躍した選手も多く招集されています。大会前にチームの熟成度を高める重要な遠征となります。

チームは2日(日)午前中に千葉県千葉市に集合し、3日に開催されるU-19ベトナム戦へ向けて調整しました。Jリーグや高円宮杯U-18プレミアリーグなど週末試合を重ねている選手も多く、コンディションにはばらつきがある為選手に応じた細かなメニューで調整を続けます。そして、3日(月)初戦であるベトナム代表との試合に臨みました。

ベトナムは、2016年のAFC U-19選手権で予選を突破し、FIFA U-20ワールドカップ韓国2017に出場しています。日本ともAFC選手権の準決勝で対戦し、その際は3-0で日本が勝利しました。日本は週末の試合を考慮した上でのメンバーとなりましたが、AFC選手権前の出場国との真剣勝負とあり、序盤から互いの意地がぶつかり合い、非常に激しい展開を見せていきます。ベトナムはボールに対する激しいアプローチとスムーズなパス回しを展開し、確かな技術を見せます。それでも日本は、5分にFW久保建英選手が強烈なロングシュートを放ち、簡単にはリズムを相手に渡さないよう、試合に飢えている選手らが積極的に前へ仕掛けます。ただ前半は連動性が少なく、単発での背後への飛び出しやサイド攻撃のため、なかなかチャンスを演出できません。18分には、相手に中盤でボールを奪われると、左サイドを崩されてクロスから決定的なシュートを放たれますが、GK大迫敬介選手が体を張ってブロックします。その後も日本はなかなかリズムを掴めず、前半はスコアレスドローで終了します。

後半、前半以上に球際での戦いが激しくなる中、早々に日本がチャンスを活かします。右サイドでFKを獲得すると、久保選手がトリックプレーを仕掛け、意表をついてグラウンダーのクロスを中央に上げると、DF菅原由勢選手が上手く合わせ先制点を奪います。先制点後も集中力を切らさず守備陣が安定したプレーを見せると、後半から出場した選手らが徐々に疲れが見え始めた相手を翻弄し、崩していきます。前半と異なり、スペースを上手く使いながら、距離感良くサポートし、コンビネーションプレーも増えていきます。78分には、左サイドに流れたボールから久保選手が絶妙なクロスを上げ、中央で待っていたFW斉藤光毅選手が決定機を迎えますが、シュートは相手GKのファインセーブに合います。それでも、獲得したCKから久保選手のクロスをトレーニングパートナーとして参加しているDF三國ケネディエブス選手が打点の高い豪快なヘディングシュートを決めて追加点を奪います。試合はそのまま2-0で終了し、幸先良い遠征のスタートとなりました。コンディションが不完全とはいえ多くの課題も見つかる試合となりましたが、AFC U-19選手権インドネシア2018の厳しさを改めて把握した試合となりました。メキシコ遠征で、U-19メキシコ代表やU-19ブラジル代表といった強豪チームと対戦し、チームとしての成熟度をさらに上げていきます。

選手コメント

GK 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
みんなもAFCU-19選手権インドネシア2018での活躍をイメージしていますし、個人としてもチームとしても良いかたちで終われるように一日一日を大事にしたいです。本日のベトナム戦は、久々の90分ゲームで不安も正直ありましたが、上手く試合に入れたと思います。細かな所ですが、DFとの連携面は課題も出て、一歩間違えれば試合の流れも変わった展開でしたが、課題に関してはポジティブに捉え、映像を改めて見直してスタッフやチームメートからのアドバイスで修正していきたいです。チームとしても引いて守る相手に対して、どう攻めるかなど良いシミュレーションとなりました。いよいよメキシコへ出発しますが、強豪国との試合を控えているので、良い準備をして良い結果で終われるよう、みんなで頑張っていきます。

DF 阿部海大 選手(ファジアーノ岡山)
追加招集というかたちですが、遠征メンバーに招集されチャンスが巡ってきたことを嬉しく思います。一度悔しい思いをしているので、全力でプレーしてアピールしていきたいです。本日の試合は、球際や闘うというサッカーの本質の部分で負けていて、結果は勝ちましたが、チームとしても個人としても多くの課題が出た試合でした。AFC U-19選手権インドネシア2018は、ベトナム代表のような日本に対して逃げずにチャレンジ精神を持って思い切りぶつかってくるチームが多いと思いますので、そのような相手でも自分たちが圧倒できるようにトレーニングから意識高く、強い強度でやっていかないといけないと感じました。AFC U-19選手権インドネシア2018前の最後の遠征になるので、チームコンセプトを個々が徹底し少しでもチームとしてレベルアップできるように励みます。

DF 三國ケネディエブス 選手(青森山田高)
今回初めてU-19日本代表に選ばれてすごく嬉しく思います。トレーニングパートナーとして急遽選出されましたが、所属チームやU-18日本代表での活動が評価されての招集なので、期待に応えるべく臨みました。Jリーグで活躍している選手たちなので、トレーニングからも良い刺激を受けています。本日は後半のみの出場でしたが、自分の武器であるヘディングシュートで得点できたことはプラスに捉えています。しかし細かいミスをもっと追求して、次も招集されるように所属チームに戻っても誰よりも頑張ります。

MF 山田康太 選手(横浜F・マリノス)
AFC U-19選手権インドネシア2018前の遠征に招集されたことを大変光栄に思っています。いよいよ本番だなという気持ちですし、チームとしても個人としてもレベルアップすることが大切だと思いますので充実した遠征にできるようにしたいです。相手が球際の勝負や自分たちがプレッシャーをかけてもボールを動かす技術など、想像よりも上の力を発揮していてAFC U-19選手権インドネシア2018も厳しくなるだろうと改めて認識した試合でした。この試合を忘れることなく、アジアでの戦いを勝ち抜くように修正していきたいと思います。メキシコでは強豪とのゲームが組まれていますが、勝ちきる力を付けることが大切だと思っています。内容を求めつつもこのチームで全勝してこの遠征を終われるよう頑張ります。

FW 田川亨介 選手(サガン鳥栖)
AFCU-19選手権インドネシア2018前最後の遠征ということで、最終メンバーが決まる前の競争はあるので、まずはそこに生き残るのと同時に選手間でのコンビネーションをもっとしっかり合わせていく作業をやりたいと思っています。本日は、前半から相手の激しい球際に押されていた部分があり、そこもこれからもっと高めていかないといけない部分でもあるし、ボールを保持している時の攻撃のバリエーションも増やしていかないといけないと思います。また、個人としてはなかなか試合に出場し続けているわけでもないので、試合勘というのもこのメキシコ遠征でしっかり養っていきたいと思います。この遠征では素晴らしい相手と対戦できるので、北中米や南米の選手の特徴を肌で感じ、しっかり見て学びたいと思います。チームとしては、しっかり勝って良い雰囲気でAFC選手権の本番に入れるようにしたいです。

スケジュール

9月2日(日) PM トレーニング *非公開
9月3日(月) AM トレーニング *非公開
2-0 親善試合 vs.U-19ベトナム代表
9月5日(水) AM トレーニング
PM トレーニング
9月6日(木) AM トレーニング
PM トレーニング
9月7日(金) 10:30 第1戦 vs.U-19メキシコ代表
(National Training Centre of Mexican Football Federation)
9月8日(土) AM トレーニング
9月9日(日) 10:30 第2戦 vs.U-19ブラジル代表
(National Training Centre of Mexican Football Federation)
9月10日(月) AM トレーニング
9月11日(火) 11:00 第3戦 vs.U-20クラブ・アメリカ
(Club América Fuerzas Básicas)

※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※National Training Centre of Mexican Football Federation の正式名称は下記になります。
 Centro de Alto Rendimiento de la Federacion Mexicana de Futbol
※試合観戦につきましては、会場の都合により入場制限がある場合がございます。あらかじめご了承ください。

国際親善試合 ~メキシコ遠征~

日程:2018/9/2(日)~2018/9/13(木)
会場:メキシコ/National Training Centre of Mexican Football Federation
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