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【Match Report】グループステージ最終戦でベトナムに快勝し、首位で準々決勝へ AFC女子アジアカップオーストラリア2026
2026年03月11日

なでしこジャパン(日本女子代表)は3月10日(火)、AFC女子アジアカップのグループステージ最終戦でベトナムと対戦しました。会場はPerth Rectangular Stadium。日本はグループ首位通過を目指す一戦に臨みました。
日本は第2戦から先発9名を変更。山下杏也加選手がゴールを守り、最終ラインは右から清水梨紗選手、高橋はな選手、熊谷紗希選手、北川ひかる選手が4バックを形成。中盤は長野風花選手がアンカーに入り、その前に長谷川唯選手と谷川萌々子選手が並びます。前線は左に藤野あおば選手、右に浜野まいか選手、最前線に植木理子選手が入り、4-3-3の布陣でスタートしました。

立ち上がりから日本がボールを保持して主導権を握り、両サイドを起点に相手陣内へ押し込みます。ベトナムは5バック気味に自陣を固めて対応しましたが、日本はテンポよくボールを動かし、サイドチェンジや縦パスを織り交ぜながら攻撃の糸口を探りました。
均衡を破ったのは21分。右サイドから長谷川選手が送ったクロスを植木選手が頭で合わせ、日本が先制に成功します。勢いに乗った日本は、その後も高い位置でプレーしながら、流動的なポジションチェンジで相手守備を揺さぶりました。27分には中央での連係から谷川選手がシュート。28分には長野選手もミドルシュートでゴールを狙います。30分には清水選手のクロスに藤野選手がボレーで合わせましたが、GKコン・ティ・ハン選手の好セーブに遭います。39分にも浜野選手のクロスを植木選手が高い打点で捉えましたが、追加点には至らず、日本が1-0で前半を折り返しました。

後半、日本は田中美南選手、宮澤ひなた選手、古賀塔子選手を投入。中央を起点とした攻撃が増え、立ち上がりからさらに圧力を強めます。51分、長野選手のパスを受けた田中選手が相手をかわして展開すると、最後は浜野選手が左足で流し込み、追加点を挙げました。57分には宮澤選手が鋭い仕掛けからゴールに迫るなど、主導権を渡しません。
63分には清家貴子選手、山本柚月選手を投入。するとその直後の65分、中央に入った藤野選手が長野選手のスルーパスに抜け出して3点目を奪います。67分にも宮澤選手のスルーパスを受けた清家選手が冷静に決め、リードを4点に広げました。終盤も日本は攻撃の手を緩めず、途中出場の土方麻椰選手もゴールに迫りましたが、追加点はならず。そのまま4-0で試合終了。3連勝の日本は、グループ首位でノックアウトステージへの進出を決めました。

チームはシドニーへ移動し、3月15日(日)の準々決勝でフィリピンと対戦します。
監督・選手コメント
ニルス・ニールセン 監督
選手たちは集中した戦いを見せてくれました。グループ首位で通過できたことで移動が少なくなったのも良かったと思います。前半はパスが長くなったり、密集したエリアで無理にプレーしたりする場面が見られ、修正する必要がありました。ハーフタイムには、周囲をうまく使いながら、フィニッシュは躊躇せず打つように伝えました。前半のうちに得点できたことで少し楽になりましたし、後半は修正点をより良く実行できたと思います。グループステージは守備の時間が少なかったので、準々決勝に向けては守備や切り替えの質をさらに高めて、ゴールチャンスを作れるよう準備をしたいと思います。
DF #2 清水梨紗 選手(リバプールFC/イングランド)
相手の選手が前で攻め残っていたので難しさはありましたが、自分が高い位置を取ることで、その選手を下げさせられるように意識しました。何本かチャンスを与えてしまった場面は、守備の課題として受け止めています。途中から左サイドでプレーすることは想定していませんでしたが、クラブでも経験があるので問題なく対応できました。攻撃では一緒に組む選手の特徴を見ながら立ち位置や役割を変えています。後半は(藤野)あおばが裏を取れていたので、3人目の動きが生きるようなパスを出せるように、周りと共有しながら出していました。こういう試合は攻撃に目が向きますが、この先に向けては守備もしっかり詰めていきたいです。
MF #10 長野風花 選手(リバプールFC/イングランド)
勝てたことはうれしいですが、個人としてもチームとしても、まだ改善しなければいけない点はたくさんあると感じていますし、次の試合に向けてさらに良くしていきたいです。
(藤野)あおばの得点シーンは、動き出しが本当に素晴らしかったので、そこにパスを出すだけでした。センターバックの選手たちが空中戦に強く、競り合いで勝ってくれることを信じて、セカンドボールの回収は常に意識しています。ただ、今日は相手にボールを持たれた場面やトランジションのところで、もっと早く対応しなければいけない場面も多かったので、その部分は次に向けてしっかり改善していきたいです。
MF #15 藤野あおば 選手(マンチェスター・シティ/イングランド)
初戦と比べると、相手の間にスペースがありましたし、ボールを横に動かしながら連係して崩せる感覚もあったので、焦らずにプレーできました。守備でもリスク管理を意識しながら、最後まで集中して戦えたと思います。ゴールの場面は、(長野)風花さんからすごくいいパスが出てきて、コントロールもうまくいったので、落ち着いて流し込むだけでした。後半はあの形を狙っていこうと話していたので、狙い通りのゴールでした。試合中に左右のサイドを入れ替えることは、(浜野)まいかと話して、監督ともコミュニケーションを取りながら試合の流れの中で対応できました。ノックアウトステージでは、サイドでの打開とゴールに迫るプレーを続けながら、最後の質をもっと高めていきたいです。
FW #11 田中美南 選手(ユタ・ロイヤルズ/アメリカ)
得点できなかったことは悔しいですが、後半から入っていい形で関わり、流れを変えられた感覚はあります。前半をベンチから見ていて、ボールが足元に入りすぎてテンポが上がっていないと感じていました。相手が引いていて難しさはありましたが、それでもパススピードとプレー全体のテンポを上げる必要があると思い、後半は声をかけ続けました。代表100試合目の節目を試合後に祝福してもらえてうれしかったです。18歳で初めて代表に入ってからいろいろな経験をしてきましたが、フォワードとしての貪欲さはなくさず、さらに大きな目標に向かって頑張りたいです。一発勝負はまた違う難しさがあると思うので、次の試合に向けてしっかり引き締めて臨みたいです。
AFC女子アジアカップオーストラリア2026
大会期間:2026年3月1日(日)~3月21日(土)
大会情報はこちら
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