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【Match Report】U-16日本代表がメキシコを下し、3戦全勝で優勝 U-16 インターナショナルドリームカップ2022 JAPAN presented by JFA

2022年06月13日

【Match Report】U-16日本代表がメキシコを下し、3戦全勝で優勝 U-16 インターナショナルドリームカップ2022 JAPAN presented by JFA

U-16 インターナショナルドリームカップ2022 JAPAN presented by JFAは6月12日(日)、最終日を迎え、ユアテックスタジアム仙台にて第3節の2試合が行われました。

U-16日本代表 2-0(前半0-0、後半2-0)U-16メキシコ代表

2戦連勝のU-16日本代表は大会最終日、こちらも連勝のU-16メキシコ代表と対戦しました。

ここまでの2戦は早い時間帯で先制できた日本でしたが、日本と同じく連勝で迎えたメキシコが精度の高いパスワークから日本の守備を崩そうと試みます。しかし、日本は守備陣が踏ん張ります。MF山本丈偉選手(東京ヴェルディユース)やDF本多康太郎選手(湘南ベルマーレU-18)、DF山田佳選手(前橋育英高)が相手の攻撃をしっかりはね返し、GK上林大誠選手(モンテディオ山形ユース)も冷静な対応を見せ、前半は0-0で終えます。

後半頭から日本はウルグアイ戦で2ゴール1アシストのFW名和田我空選手(神村学園高)を投入。テクニックを生かして決定機をつくり出します。そして54分、日本はMF杉浦駿吾選手(名古屋グランパスU-18)からのパスを受けたDF柴田翔太郎選手(川崎フロンターレU-18)がクロスボールを上げます。これをMF佐藤龍之介選手(FC東京U-18)が体ごとゴールに押し込み、待望の先制点を獲得します。

さらに69分、DF小杉啓太選手(湘南ベルマーレU-18)のクロスボールから途中出場のFW磯﨑麻玖選手(大宮アルディージャU18)が長身を生かしてヘディングシュートを決めてリードを2点に広げます。

その後も試合を優位に進めた日本が2-0で勝利。2大会連続4回目の優勝を決め、メキシコが準優勝となりました。なお、大会MVPには杉浦選手が選出され、名和田選手と磯﨑選手が大会得点王(2得点)となりました。

U-16ウルグアイ代表 0-0(前半0-0、後半0-0、PK3-1)U-16韓国代表

もう1試合は両チーム得点を奪えず、スコアレスでPK戦となりました。PK戦では韓国が2人目、3人目、4人目を失敗し、ウルグアイは3人目以外がPKを決めて、3-1でウルグアイのPK勝ち。ウルグアイが3位、韓国が4位で大会を終えました。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督(U-16日本代表)
今回、3年ぶりに開催されたU-16インターナショナルドリームカップは、韓国、ウルグアイ、メキシコといったこの年代では世界のトップを伺う3チームをお招きして開催されました。特にメキシコはFIFA U-17ワールドカップの過去5大会で優勝1回、準優勝2回、ベスト4に1回の戦績です。
U-16日本代表は、先月、チームを立ち上げて以来初めての海外遠征をルーマニアで行い、今回が2回目の国際試合の機会となりました。活動初日には国立競技場でSAMURAI BLUEのブラジル戦を観戦して大きな刺激をもらい、翌日は夢フィールドで、試合翌日のクールダウンを終えた吉田麻也選手に時間をお借りしてお話いただきました。(吉田選手、快く選手たちにお話ししていただき、ありがとうございました)
今大会は、ルーマニア遠征での成果と課題の共有があるなかで初戦の韓国戦に挑み、果敢に戦って3-0で勝利すると、続くウルグアイ戦は効率よく得点を重ね4-0、そして迎えたメキシコ戦でした。前半はなかなか相手が思うようにさせてくれず、ボールを失ってはカウンターを食らいました。後半、相手のアンカーにボールが入った時のプレスの掛け方を統一感を持ってやれたことでうまくボールを奪い、攻守がかみ合って2-0の勝利。3連勝無失点での優勝となりました。まだまだ個の打開力やプレー、判断の質が足りない部分など課題もありますが、素早い攻撃や連動した守備、ゴール前の粘り強い守備などが通用して自信を深める機会となりました。
10月のAFC U17アジアカップ予選に向けて、7月にはこれまで選ばれる機会が少なかった選手たちとのキャンプを通じて新戦力の発掘を行い、8月にはシミュレーションキャンプを実施して、さらに戦力アップを図っていこうと考えています。
3年ぶりのインターナショナルドリームカップ開催のために尽力して下さった皆さま、素晴らしい大会環境を準備して下さった宮城県、仙台市の自治体、宮城県サッカー協会の皆さまに心より感謝申し上げます。また公式戦のあるなか選手を派遣してくださった所属クラブの指導者の皆さま、学校の先生方、保護者の皆さまにも感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

DF #13 柴田翔太郎 選手(川崎フロンターレU-18)
韓国戦で決定機を外してしまい悔しい思いをしたので、チャンスは死ぬ気でつかむ思いでした。前半からボールを保持できない時にメキシコペースになってしまいましたが、失点ゼロで終えられたのが後半につながりました。先制点のアシストは、(杉浦)駿吾選手が自分の武器であるハードワークしてオーバーラップするのを分かってパスを出してくれて、佐藤(龍之介)選手がクロスを上げたいところに入ってくれて、決めてくれました。感謝しています。

MF #7 杉浦駿吾 選手(名古屋グランパスU-18)
前半から、左サイドから僕にボールが来る時にフリーになれていて、そこに走り込んでくれていた右サイドバックの柴田(翔太郎)選手を信じてパスを出せば点が入ると思いました。得点につながって良かったです。大会中は自分のストロングであるスプリント力を出して、ゴールに絡んで価値を示そうと意識していました。大会MVPは良いことですが、通過点ですし、夢はイングランドプレミアリーグで活躍することです。慢心せず、FIFA U-17ワールドカップ予選のメンバーに入る努力を続けたいです。

MF #8 佐藤龍之介 選手(FC東京U-18)
前半はメキシコにボールを持たれて、ピンチもあった中で体を張って失点ゼロで抑えられたのが勝因です。自分の先制ゴールは、柴田選手がクロスを上げ切れる選手なので、ニアに入っていこうと思い、あとは当てるだけでした。もともとサイドの選手ではなく、真ん中の選手なので、自分の良さである中央でボールをもらってチャンスメイクし、相手の間で受けてボールを動かすことができました。

U-16 インターナショナル ドリーム カップ

大会期間:2022/6/8(水)~2022/6/12(日) [全試合入場無料]
会場:宮城/ユアテックスタジアム仙台

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