高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022は10月8日(土)から10日(月・祝)にかけて第17節を開催します。

EAST

首位の川崎フロンターレU-18（神奈川）はアウェイの市立船橋高校（千葉）戦に臨みます。リーグ中断明けからまさかの2連敗を喫した川崎Fでしたが、前節の前橋育英高校（群馬）戦では33分のMF尾川丈選手（#17）のゴールにより4試合ぶりの白星を挙げました。再びギアを上げて連勝街道に入れるか、重要な一戦と言えそうです。一方の市立船橋は、3勝3分け8敗の11位と苦しんでいます。前節は柏レイソルU-18（千葉）を相手にスコアレスで試合を進めましたが、82分に失点して勝ち点奪取はならず。浮上のきっかけをつかみたいところです。

2位の横浜F・マリノスユース（神奈川）は、3位の大宮アルディージャU18（埼玉）と激突します。横浜FMは前節のFC東京U-18（東京）戦で引き分け、第11節から続く無敗試合を5試合としましたが、勝利した川崎Fに再び勝ち点差を3に広げられました。直近4試合で6得点を挙げているFW内野航太郎選手（#9）の活躍も期待されます。対する大宮は2位まで勝ち点6差とこの試合で順位が入れ替わることはありませんが、優勝戦線に残るためのターニングポイントになりそうです。前期は開始8分の失点を皮切りに3失点が響き、2-3で横浜FMに敗れています。ホームでのリベンジを期しているでしょう。

4位のFC東京は8位の柏と対戦します。FC東京の勝ち点は大宮と同じ26。上位2チームの消化試合が1試合少ないことからもこれ以上引き離されるわけにはいきません。第7節から第12節まで1勝5敗と苦しみましたが、リーグ再開後は2勝2分けとチーム状態の良さをうかがわせます。対する柏はプレミアリーグプレーオフ出場圏の10位・JFAアカデミー福島U-18（静岡）との勝ち点差は4とまだまだ安心できる状況ではないので、少しでも勝ち点を積み上げたいところでしょう。

その他、AC福島と流通経済大学付属柏高校（千葉）、青森山田高校（青森）と桐生第一高校（群馬）、前橋育英と横浜FCユース（神奈川）が対戦します。

WEST

首位のサガン鳥栖U-18（佐賀）はアウェイで11位の清水エスパルスユース（静岡）と対戦します。11勝1分け2敗という圧巻の成績で首位を走る鳥栖ですが、2位のジュビロ磐田U-18（静岡）は勝ち点差6で迫っています。ここまでのシーズンを通して大きく崩れることはなく、勝ち点を積み重ねているだけに、これまで通りのプレーをピッチで表現できるかが鍵を握りそうです。WEST初挑戦の清水も現在の大会方式になった2011年からプレミアリーグを戦い続けているＪユースの名門です。残留圏の9位までの勝ち点差も4と手が届くところまで来ています。首位相手に勝ち点を挙げることができれば残留争いの大きな起爆剤となるでしょう。

2位の磐田は4位の東福岡高校（福岡）とのアウェイゲームに臨みます。第11節から3連敗を喫した磐田ですが、直近2試合は勝利をつかんでいます。ここ3戦連続でゴールを挙げているFW舩橋京汰選手（#20）ら攻撃陣の活躍に期待がかかります。一方の東福岡は開幕から新型コロナウイルスの影響により延期試合が多く、今ひとつ波に乗れていない印象でしたが、第12節から4連勝を達成するなど、夏を越えてたくましく成長を示しています。両者は9月25日(日)に延期分の第6節で対戦し、1-1の引き分けに終わっています。果たして2週間後の再戦となる今回の対戦はどちらに軍配が上がるでしょうか。

3位のヴィッセル神戸U-18（兵庫）は サンフレッチェ広島F.Cユース（広島）と対戦します。神戸は前節、東福岡から2-0で勝利を収め、第8節から続く負けなしを8試合としました。首位までの勝ち点差は8とまだまだ逆転優勝への望みはあります。対する広島は開幕から1分け6敗と苦しみ一時は最下位に沈んでいましたが、そこから驚異の巻き返しを経て、現在は7位に位置しています。前節は鳥栖に1-2で惜敗しましたが、再び勢いを取り戻して勝利をつかめるでしょうか。

その他、セレッソ大阪U-18（大阪）と履正社高校（大阪）、ガンバ大阪ユース（大阪）と静岡学園高校（静岡）、名古屋グランパスU-18（愛知）と大津高校（熊本）が対戦予定です。

大会期間：2022年4月2日(土)～2022年12月4日(日)

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