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ヴェルスパ大分が快進撃のおこしやす京都を撃破して4回戦へ 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会

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2021年07月08日

ヴェルスパ大分が快進撃のおこしやす京都を撃破して4回戦へ 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会

天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会は7月7日(水)、全国各地で3回戦12試合が行われました。昭和電工ドーム大分では、2回戦でサンフレッチェ広島(J1)を5-1で破って一気に注目が集まったおこしやす京都AC(京都府代表)と、昨季のJFL王者として1、2回戦でJ2のチームに勝利し、駒を進めたヴェルスパ大分(アマチュアシード)が対戦しました。

ピックアップマッチ

おこしやす京都AC 1-3(前半0-2、後半1-1)ヴェルスパ大分

試合は、パスの出どころに対してプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪おうとする京都に対して、V大分はディフェンスラインからしっかりパスをつなぎ、サイドの空いたスペースで数的有利をつくりました。「前半から自分たちのやりたいサッカーが表現できた」とV大分の山橋貴史監督が振り返るように、両サイドから決定機を幾度とつくりました。24分には左サイドの利根瑠偉選手のドリブル突破から得たCKを、前田央樹選手がヘディングシュートでゴールネットを揺らし、先制します。その3分後には右サイドを攻略。本多琢人選手のクロスボールをまたも前田選手が頭で合わせ、2点リードで前半を終えました。

後がない京都は後半の出足から守備強度を上げて、前線からの守備で活路を見出します。59分に追加点を奪われましたが、62分にカウンターからイブラヒム選手が得点し、一矢報います。JFL昇格を目指す京都にとって、今後の試金石となる相手との真っ向勝負は大きな収穫を得たようです。京都の瀧原直彬監督は「個々の能力では十分に戦えたが、90分出し切ることができなかった」と総括しました。

V大分は2点差となってから疲れの見える選手を次々と入替え、時間を使いながら試合を進める試合巧者ぶりを見せて逃げ切りに成功。3-1で危なげなく勝利し、前回大会に続き4回戦進出を果たしました。

監督・選手コメント

瀧原直彬 監督(おこしやす京都AC)
試合の入りで狙った守備ができず、受けに回り、守りの時間が増えました。プレッシャーが掛からず、相手の長所であるサイドで優位に試合を運ばれました。セットプレーからの得点で流れを持っていかれました。後半は高い位置からプレッシャーを掛けて、奪って攻める守備ができたと思います。JFLを狙う我々にとって、昨季JFLで優勝したチームと対戦できたことは収穫です。

清水良平 選手(おこしやす京都AC)
試合の入りからプレスが効かず、はがされてサイドのスペースを使われました。自分たちのやろうとしていること、目指しているサッカーをやられてしまいました。ただ、それを体感できたのは今後の試合につながります。まずは関西リーグで優勝しないと次につながらないので、そこに集中したいです。J1のチームに勝ち、クラブ初の3回戦進出があり、おこしやす京都の名前を知ってもらう機会になったと思います。

山橋貴史 監督(ヴェルスパ大分)
1、2回戦はJ2のチームを相手に挑戦する立場でした。今回はカテゴリーが一つ下の相手となりましたが、受け身にならずに攻守で自分たちのサッカーを表現しようと選手に伝えました。前半から自分たちのやりたいサッカーが表現でき、プラン通りでした。しかし、4点目のビッグチャンスを生かせず、逆にカウンターから失点して2点差にされたことは詰めの甘さだと思います。終盤はバタつくことがありましたが、交代した選手が役割を理解し、逃げ切ることができました。

前田央樹 選手(ヴェルスパ大分)
リーグ戦から中3日での試合となり、僕を含めてこれまで出場機会の少ない選手が出ましたが、先発奪取に向けていいアピールになると思って試合に臨みました。2つの得点はパスが良かったから枠に決めることを考えていました。練習通りのゴールでした。次は格上のジュビロ磐田との対戦。僕たちは失うものがないし、思い切りぶつかるだけ。楽しみです。

【1回戦】5月22日(土)、23日(日)[予備日:5月24日(月)]
【2回戦】6月9日(水)、16日(水)

【3回戦】7月7日(水)[予備日:7月14日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月18日(水)[予備日:10月13日(水)]

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