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木暮賢一郎フットサル日本女子代表監督が出場選手にメッセージ JFA 第16回全日本女子フットサル選手権大会

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2019年11月01日

木暮賢一郎フットサル日本女子代表監督が出場選手にメッセージ JFA 第16回全日本女子フットサル選手権大会

JFA 第16回全日本女子フットサル選手権大会が11月2日(土)に開幕します。2018年にはフットサル日本女子代表を率いてAFCフットサル女子選手権タイ2018で準優勝、第3回ユースオリンピックではU-18女子フットサル日本代表の指揮を執って準優勝に導いた木暮賢一郎監督に、選手選考のポイントなどを伺いました。

――女子フットサル日本代表の監督として、注目しているポイントはありますか?

木暮 選手たちは3つのカテゴリーに分かれます。一つは、これまで代表に招集した選手。2つ目はラージリストに入っているけれども招集できていない選手。3つ目はラージリストに入っていない選手です。このラージリストに入ってくるような新しい選手の出現にも期待していますし、まだ代表に呼べていない選手のさらなるアピールや代表に招集した選手たちの成長や高いレベルのプレーにも期待しています。

――地域リーグのチームから、代表選手を招集することもあるのでしょうか?

木暮 もちろん制限があるわけではないので、その可能性は十分にあります。将来的にいつかは、日本代表選手はトップリーグである日本女子フットサルリーグから選ばれる流れになるでしょう。しかし、今はまだ移行期だと思うので、代表にふさわしい選手がいれば常にリストはアップデートしていますし、地域リーグだからノーチャンスということはありません。特に次の中期・長期につながる若い選手は一人でも多く現れてほしいと期待しています。

――代表選手のポテンシャルは、どのように感じていますか?

木暮 女子フットサル選手は、サッカーをやっていて何かのタイミングでフットサルに転向した選手がほとんどです。日本の女子サッカーは、2011年のFIFA女子ワールドカップドイツ大会優勝をはじめ、アンダーカテゴリーでも多くのタイトルを獲得して人気もあります。きちんとしたサッカーの育成プログラムを経て育ってきた選手たちが多いので、「止める」「蹴る」というフットボール的な能力はとても高く、スペインやポルトガルとも大きな差は感じませんでした。10代後半からフットサルに触れている選手も多く、持っているポテンシャルは高いですね。

――どんな大舞台でもコンスタントに活躍できる選手になるためには、どうしたらいいのでしょうか?

木暮 試合数などの環境は変えられません。本当にアジアチャンピオンになりたければ、見えないところでの努力が必要です。ただチームの練習をこなして試合をしているだけでは、どうしても届かないものがあります。何かを犠牲にすることもあるでしょう。選手個人が考えて少しでも今の自分よりも強くなること、うまくなること、速くなることを意識できるか。週に2回か3回の練習でも、その1回の練習をどれだけ高い強度でやれるのか。毎回の練習でどれだけ高い意識で取り組み、競争しあえるか。そうした見えないところでの努力、チームでの成長が代表の強化に直結すると思います。

――最後に今大会に出場する選手たちにメッセージをお願いします。

木暮 大会出場おめでとうございます。仕事をしながらプレーする選手が多いと思いますし、中には家庭を持つ選手もいるかもしれません。高いレベルでフットサルを続けるのは簡単ではない環境の中で、情熱を持って努力し、今大会の出場を決めたことは素晴らしいと思いますし、非常にリスペクトをもっています。だからこそ、この日本一を懸けた最高の舞台でチームとしても、個人としても、思いっきりこの時間を楽しみ、悔いなく持てる力を出し切ってほしいと思います。また、その先のアジアや世界での活躍を目指す競争力やタレントのある選手が20人、30人、40人と増えてくれば、日本女子代表選手を選ぶ私にとってうれしい悩みになります。そうした選手が出てくる大会になってほしいと期待しています。

大会日程:2019年11月2日(土)~11月4日(月・振休)
大会会場:石川県/いしかわ総合スポーツセンター
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