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キヤノンガールズ・エイト関東、タフなゲームを戦い抜き、東京SUMIREが優勝
2017年03月06日
キヤノン ガールズ・エイト関東大会は2日目の3月5日(日)、ひたちなか市総合運動公園陸上競技場にて、12チームによる決勝リーグ戦(3チーム、4ブロック)と、惜しくも決勝リーグ進出はならなかった12チームによる交流戦が行われました。午前中の決勝リーグでは、個人、チームとしてもレベルの高い埼玉県U-12選抜TC、東京SAKURA、神奈川県TCバンデ、東京SUMIRE の4チームが勝ち上がり、午後からの準決勝、決勝戦に臨みました。どのチームも力が拮抗していて、質の高いプレーと攻防が繰り広げられたゲームに、観戦する多くの選手、指導者、保護者たちの関心が集まりました。激戦を勝ち抜いてきた埼玉TC と東京SUMIREの決勝戦もお互い最後まで力を出し切りましたが、時間内では決着がつかずPK戦の結果、東京SUMIREが今年の優勝を見事に飾りました。準優勝は埼玉県U-12選抜TC、3位には東京SAKURAと神奈川県TCバンデが表彰され、キヤノンガールズ・エイト関東を終えました。
選手コメント
チャレンジしてみること
槇すばる 選手(東京 HIMAWARI)
私はガールズエイトの2日間、たくさんのチャレンジをすることができました。1つ目は、シュートを積極的に打つことです。今まではシュートチャンスがあっても失敗をこわがり、パスを優先させていました。HIMAWARIチームの強化練習中にも「打っていれば」と後悔した場面が何度もありました。コーチにも「打ってみろ」と言われました。ガールズエイトではシュートチャンスを逃さずにチャレンジすることができましたが、シュートを決めることはできませんでした。ですから、少ないシュートチャンスでしっかり決めることができるようになりたいです。
2つ目はドリブルです。体と手を使ってとられないようにすることがうまくできなくて、ボールを奪われることがありました。そのため、首を振り相手が遠くにいればドリブルを、近くにいれば、ワンタッチではたく、体でキープするなどドリブル以外の選択肢も増やしました。そうすることで余裕をもってドリブルすることができました。一番うまくできたのはボールを間で受け、相手が寄せてきた瞬間に反転するというプレーです。私はガールズエイトでチャレンジすることの大切さを学びました。たとえ失敗しても仲間が一緒に頑張ってくれる、だからサッカーは楽しいのだと思います。これからもサッカーを頑張って、わくわくするようなプレーができる選手になりたいです。
大切に思うこと
安井彩夏 選手(東京 YURI)
私が「大切に思うこと」は、チームメイトや親やサポートしてくれる人です。理由は自分だけではサッカーができないからです。グラウンドを貸して下さったり、保護者の方々がサポートや応援などをしてくれているからです。応援をしてくれる人がいるから良いプレーができると思います。これからも応援してくれる人、コーチたちに感謝をし、全力でがんばります。私の夢はサッカー選手になることです。プロ選手、そして、なでしこジャパンのメンバーになることです。自分だけではなく、チームメイトや親を大切にがんばっていきたいと思います。
総評
仲野浩 JFAナショナルトレセンコーチ(関東女子担当)
キヤノン ガールズ・エイト関東大会は、茨城県ひたちなか市にて関東8都県から24チーム432名の選手が参加し行われました。
2日間天候にも恵まれ、ひたちなか市総合運動公園の恵まれた環境の中、選手達のたくさんの素晴らしいプレーや、笑顔を見ることが出来ました。そしてその選手達をサポートしていた指導者達のポジティブな働きかけも印象的でした。
1日目の試合後にはレクチャーが行われ、協賛していただいている大塚製薬株式会社から水分補給の重要性について、キヤノン株式会社からは当日の選手の写真を映像にしたものを見せていただき、JFAからは"大切に思うこと"について参加者がディスカッションしてみんなで考え、その後に発表する場を設けて行いました。
大会を通してテクニカル面で感じたこととして、「積極的にボールを奪いに行くこと」や「プレッシャーの中でのテクニックを高めていくこと」の重要性を再認識しました。これからさらなる選手の成長に繋げていくためにも、日常からの習慣が必要だと感じました。
最後になりますが、大会運営にあたり、公益財団法人茨城県サッカー協会、ひたちなか市サッカー協会をはじめ、関係者の皆様に多大なるご尽力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
キヤノン ガールズ・エイト 第14回JFA関東ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会
2017年3月4日(土)~5日(日)
ひたちなか市総合運動公園スポーツ広場・ひたちなか地区多目的広場
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