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アジア女王の日テレが快勝!ベスト8が出そろう 皇后杯JFA第41回全日本女子サッカー選手権大会
2019年12月05日
皇后杯JFA 第41回全日本女子サッカー選手権大会は12月4日(水)、3回戦の残り1試合を開催しました。
ピックアップマッチ1
日テレ・ベレーザ 5-1(前半3-0、後半2-1)ニッパツ横浜FCシーガルズ
3回戦の他の試合は11月30日(土)と12月1日(日)に行われましたが、日テレ・ベレーザ(なでしこ1部/東京)はその時期に韓国で行われたAFC女子クラブ選手権2019 FIFA/AFCパイロット版トーナメントに出場するため、1試合だけ日程が変更されました。その大会から見事タイトルを持ち帰ったベレーザとニッパツ横浜FCシーガルズ(なでしこ2部/神奈川)が、皇后杯ベスト8の座を懸けて対決しました。
序盤からペースをつかんだのは、3連覇を目指す日テレでした。選手たちが変幻自在に動きながら素早くボールを動かして、ニッパツにボールの奪いどころを絞らせません。すると早くも開始4分には、この試合のファーストシュートとなる長谷川唯選手のミドルシュートがゴールネットを揺らしました。その後も試合の主導権を握り続ける日テレは、34分から19歳の菅野奏音選手のゴールなどで2点を追加し、3点リードで前半を終えました。
前半のニッパツはボールを持つ時間が少なかったものの、手数をかけない攻撃で、日テレを上回る7本のシュートを放っていました。さらにハーフタイムを挟むと、前線から守備をする意識を高め、勢いを取り戻します。攻撃をする時間も増え、高い位置でのボール奪取でショートカウンターも放つと55分、速い攻撃から高橋美夕紀選手のゴールで1点を返すことに成功しました。
しかし、このゴールで気持ちを入れ直したのは日テレでした。自分たちのペースを取り戻すと、70分に小林里歌子選手がこの日2点目のゴールを奪います。さらに交代出場の田中美南選手が終了間際に得点。日テレが快勝で準々決勝進出を決めました。
監督・選手コメント
永田雅人 監督(日テレ・ベレーザ)
今日の試合にもボールの運び方や崩し、スコアメイクなどに具体的なテーマがありました。その目的をうまく達成し、結果的に良いゴールになったことは、すごく良かったと思います。相手に勢いが出る時間帯というのはあるものだし、あの失点によって勝利に向けてさらに自分たちのペースに持っていこうという気持ちが強くなりました。日々の練習と試合で良いところは積み重ね、課題が出たらクリアしていき、勝利につなげていくという私たちのスタイルのまま、行けるところまで自分たちを高めていきたいです。
小林里歌子 選手(日テレ・ベレーザ)
私の1点目のゴールは決めるだけでした。2点目はボールを奪ってからすぐのカウンターを決められたというのは良かったと思います。アジアの大会に出た直後ですが、メンバーが変わってもベレーザのサッカーができています。2年連続3冠だとか、アジアを合わせて4冠になるかもしれないと言われる中、今は自信を持ってベレーザのサッカーをやれていると思います。その集大成となる場が皇后杯なので、ベレーザのサッカーをして優勝したいと思います。
神野卓哉 監督(ニッパツ横浜FCシーガルズ)
失点するのが少し早すぎましたが、選手は恐れることなくプレーしてくれたと思います。選手も本当に結果を悔しがっていましたが、ベレーザさんを相手に、今年積み上げてきたことをある程度は出せて、チャンスもつくれていました。ある程度は自信になる内容だったかなと思います。特に後半に向けて、恐れずにプレーしないといけないと話しました。来年はベレーザさんを相手に、もう少し互角に近く戦えるように頑張って成長していきたいです。
山本絵美 選手(ニッパツ横浜FCシーガルズ)
早々に失点しましたが、それほどネガティブにならず、やるべきことをやろうとしていました。前半を受けて「もう少しこうできるよね」と皆で話したので、後半は守備の形やボールを奪った後の攻撃をどうするかが、全員の頭の中にあったと思います。前半もシュートを打てていたので、その精度がもう少し高かったら、違う展開になったかもしれませんね。日本ナンバーワンのチームは、やはり強かったです。私たちもあの強さを目指したいし、さらには打ち勝てるようなチームをつくっていけたらな、と思います。
開催期間:2019/11/2(土)~2019/12/29(日)
【1回戦】2019年11月2日(土)・3日(日)
【2回戦】11月23日(土)・24日(日)
【3回戦】11月30(土)・12月1日(日)
【準々決勝】12月8日(日)
【準決勝】12月22日(日)
【決勝】12月29日(日)
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