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4強が出そろう 第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

2014年12月22日

4強が出そろう 第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会は12月21日(日)、準々決勝4試合を開催、なでしこリーグに所属する8チームがしのぎを削りました。

ピックアップマッチ 1

日テレ・ベレーザ(東京) 3-0(前半1-0、後半2-0) アルビレックス新潟レディース(新潟)

ユアテックスタジアム仙台(宮城)での第1試合は、日テレ・ベレーザ(東京)とアルビレックス新潟レディース(新潟)による前回大会準々決勝の再現となりました。

この再戦で、より気合いが入っていたのは、昨年苦杯をなめた日テレでした。立ち上がりから猛攻を仕掛け、敵陣で試合を進めます。シュートが2度クロスバーに嫌われ、ペナルティーエリア内で得た間接FKも得点につなげられないなど、嫌な空気が漂いつつあった21分、右からのクロスにフリーの田中美南選手がヘッドで合わせ、試合を動かします。

先制された新潟ですが、失点の1分後、2分後と立て続けに際どいシュートを放ち、気落ちしない姿勢を示します。しかし、その意気込みをくじいたのが、後半開始早々の日テレのゴールでした。50分、ファーサイドへ流れてきた右CKを岩清水梓選手が蹴り込み、リードを2点に広げます。この追加点で勢いに乗った日テレは、5分後にも右サイドを崩して3点目をマーク。主導権を握り続けた日テレが、ベスト4進出を決めました。

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ピックアップマッチ 2

ベガルタ仙台レディース(宮城) 6-1(前半0-0、後半6-1) 岡山湯郷Belle(岡山)

ユアテックスタジアム仙台での第2試合ではベガルタ仙台レディース(宮城)と岡山湯郷Belle(岡山)が対戦しました。この一戦は仙台の選手たちも戸惑う展開に。正GKの福元美穂選手の負傷とエントリーの都合上、起用できるGKがいなくなった湯郷は、本来はDFの谷口きくみ選手にゴールマウスを託してチーム全員で守りを固める戦術を用いました。

この結果、試合はほぼ湯郷陣内のみで行われました。湯郷は前半だけで17本のシュートを浴び、ボールを持ってもなかなかカウンターに移ることができません。シュート数は0本に終わったものの、谷口選手をはじめ全員の奮闘もあり、無失点で折り返しました。

後半に均衡を破ったのは、前半から数種類のクロスや中央へ入る動きを見せていた鮫島彩選手でした。50分にロングシュートを放ち、ネットを揺らします。この1点で楽になった仙台の選手たちは後半だけで27本ものシュートを放ち、浜田遥選手の2試合連続のハットトリックなどで大量6得点をマーク。試合終了間際に1点を許したものの、クラブ史上初の準決勝進出を大勝で祝いました。

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その他の試合結果

浦和レッズレディース(埼玉)  2-0(前半1-0、後半1-0) 伊賀FCくノ一(三重)
INAC神戸レオネッサ(兵庫) 0-1(前半0-0、後半0-1) ジェフユナイテッド千葉レディース(千葉)

監督・選手コメント

岩清水梓 選手(日テレ・ベレーザ)
立ち上がりからしっかり試合に入ろうと皆で言っていました。相手の最終ラインの裏への飛び出しなどは良かったと思います。昨年と同じところで同じ相手に負けるわけにはいかないと思っていました。前半はなかなか点が入らなくて、逆に危ない展開かと思ったりもしました。そんな中で奪った先制点はチームにとっても、スコアラーの田中(美南)選手にとっても良かったと思います。決勝は自分たちの本拠地、味の素スタジアムで行われるので、そのピッチに立てるように頑張りたいです。

上尾野辺めぐみ 選手(アルビレックス新潟レディース)
前半の時点で「負けた」という感じでした。試合の入り方が悪く、強い気持ちで前へ前へと来る相手の勢いにのまれてしまいました。リードされて迎えた後半はゴールを奪うしかなかったので、前線から果敢に行けました。それだけに、後半の戦い方を前半からできなかったことが悔やまれます。自分たちは技術より運動量などを発揮しないといけないのに、今日はそういった要素を見せられませんでした。今後はもっと勝負強さもつけていけたらいいかなと思います。

鮫島彩 選手(ベガルタ仙台レディース)
今まで経験したことがない展開になり、焦りが出なければいいなと思っていました。前半は角度もコースも、相手守備陣が守りやすいクロスしか入れられませんでした。もう少しゴールに向かうようにしようと意識した結果、得点に結びつきました。先制点はシュートを狙える範囲かなと感じるところから狙いました。準決勝でも、自分たちにできることを徹底するしかないと思います。私たちはチャレンジャーですし、失うものは何もありません。

種田佳織 監督(岡山湯郷Belle)
負傷でGKの福元美穂を起用できないため、自分たちと相手の特徴を考え、選手とも話し、全員でゴールを守ることが次に進むために必要だと判断しました。選手たちは、1週間という短時間で取り組んできた、これまでチームに植え付けていなかった戦い方を忠実に実践してくれました。最後の最後でその思いをゴールに結びつけた選手たちを、本当に誇らしく思います。練習してきたことが最後に実を結んだということで、選手を称えたいと思います。

第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

2014年11月29日(土)~2015年1月1日(木・祝)
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