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【SPECIAL】初出場チームがラウンド16に進出。さらなる波乱は起こるか~天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会

2025年07月31日

【SPECIAL】初出場チームがラウンド16に進出。さらなる波乱は起こるか~天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会

初出場の東洋大学がJ1勢を連破

5月24、25日の1回戦で幕を開けた天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会は、7月16日に3回戦を終えて16チームが勝ち残っています。8月6日(水)には準々決勝進出を懸けて、ラウンド16(4回戦)の8試合が行われます。大会は佳境に入りつつあり、11月22日(土)の決勝を目指す戦いから目が離せません。チケット販売概要はこちら

今大会は初出場が前回の1チームから6チームに増えました。その中で唯一、1回戦を突破し、2回戦で柏レイソル、3回戦でアルビレックス新潟というJ1勢を連破するジャイアントキリングを演じたのが東洋大学(アマチュアシード)です。都道府県代表で16強に名を連ねたのは、J3のSC相模原(神奈川県)。いずれも上位カテゴリーであるJ2の水戸ホーリーホック、ジュビロ磐田を退け、J1の川崎フロンターレにもPK戦の末に勝利しました。

東洋大は2回戦、来シーズンの柏加入が内定している山之内佑成(写真)の得点などで柏に勝利。
3回戦では新潟を下した

相模原はJ2、J1勢との接戦を制してラウンド16へ。次戦は秋田と対戦する

ベスト16は、連覇を狙うヴィッセル神戸、ラウンド16から登場の浦和レッズなど、J1勢が12チームを占めています。こうした強豪に対し、勢いに乗る下位カテゴリーのチームがどこまで食い下がるかは、大いに注目されます。さらに、7月の東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国で優勝という成果を持ち帰ったSAMURAI BLUE(日本代表)の選手たちのプレーも楽しみの一つです。FIFAワールドカップ26のメンバー入りを視野に入れる彼らは、日本一を目指す戦いの中で自らの価値をアピールしたいところです。

見どころ満載のラウンド16(4回戦)

大会連覇に挑む神戸と、今大会で旋風を巻き起こしている東洋大の一戦は、前者が貫録を見せるのか、後者の快進撃が続くのか。神戸は、前回大会決勝で唯一の得点を決め、先のE-1選手権で国際Aマッチデビューを果たしたばかりのFW宮代大聖が攻撃をけん引します。柏に2-0、新潟に2-1と複数得点を挙げてきた東洋大の攻撃陣は、神戸の堅守に対してその真価が問われます。

相模原とJ2のブラウブリッツ秋田の対戦によって、準々決勝には確実にJ1以外のチームが残ります。ラウンド16進出で天皇杯におけるクラブの最高成績を更新している相模原は、好守を連発しているGKバウマンを中心とした粘り強い守りを基盤に鋭い攻撃で相手ゴールに迫ります。一方、秋田も堅い守備から縦に速い攻めで、今大会でチームの全4得点を挙げているFW佐川洸介の決定力を生かしたいところでしょう。

モンテディオ山形は決勝に進出した第94回大会の再現を目指します。エースストライカーのFWディサロ燦シルヴァーノ、G大阪との3回戦で2本のシュートを決めたMF氣田亮真らの攻撃陣が、浦和レッズの堅守に挑みます。浦和はFIFAクラブワールドカップ2025参加のため、ラウンド16からの登場となります。世界の舞台で得た貴重な経験を生かし、単独最多となる9度目の優勝を狙います。

鹿島アントラーズは、川崎フロンターレで一時代を築いた鬼木達監督を招へいし、2016年以来の国内主要タイトル獲得を目指します。7月の中国戦で代表デビューのGK早川友基、同復帰のDF植田直通を中心とする堅守に支えられ、鈴木優磨、レオ・セアラの強力FW陣に得点の期待が懸かります。アビスパ福岡は、7月のホンコン・チャイナ戦で国際Aマッチを初めて経験し、得点力もあるDF安藤智哉が攻守に重要な役割を担います。

Jリーグ発足の1993年以降、6度も決勝に進みながら涙をのんできたサンフレッチェ広島にとって、優勝はまさに悲願でしょう。E-1選手権から帰国した当日の3回戦で、同大会最優秀選手で得点王のFWジャーメイン良など代表の4人をベンチに置いたことからも、本気度がうかがえます。その広島の前に立ちはだかるのが清水エスパルス。やはり7月の中国戦で代表にデビューした進境著しいMF宇野禅斗が、守備に安定感をもたらせるか。

FC東京とセレッソ大阪の一戦も予断を許しません。今シーズンのリーグ戦も2戦2引き分けと互角。FC東京は森重真人、長友佑都といったDF陣に加え、GKキム・スンギュ、DF室屋成などの補強で守備を強化。FWラファエル・ハットンをはじめ強力な外国籍選手を擁するC大阪の攻撃陣に対抗します。長友、香川真司(C大阪)という両チーム経験豊富なベテラン選手のいぶし銀のプレーも注目されます。

FC町田ゼルビアと京都サンガF.C.は、ともにハードワークを持ち味とするチームだけに、激しい攻防が予想されます。左サイドからFW相馬勇紀、右サイドからDF望月ヘンリー海輝というE-1選手権でも活躍した選手がアグレッシブに仕掛ける町田。京都はエースストライカーのFWラファエル・エリアスが3回戦の横浜FC戦で負傷から復帰し、7月の中国戦で代表デビューのFW原大智にも好影響を及ぼしそうです。

東京ヴェルディの注目は、7月の中国戦で国際Aマッチ初出場のDF綱島悠斗。強度の高い守備に加え、188センチの長身を生かした得点力も期待されます。一方、名古屋グランパスはE-1選手権でも全試合に出場して優勝に貢献したベテランのMF稲垣祥が、攻守に存在感を発揮。19歳の守護神、GKピサノアレックス幸冬堀尾も同大会のホンコン・チャイナ戦で国際Aマッチ初出場を果たした新鋭です。

ラウンド16の翌日、8月7日(木)には準々決勝の組み合わせ抽選が行われます。

ジャーメインらE-1選手権で活躍した代表選手のプレーにも注目だ

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【1回戦】5月24日(土)、25日(日)[予備日:5月28日(水)]
【2回戦】6月11日(水)[予備日:6月18日(水)]
【3回戦】7月16日(水)[予備日:7月23日(水)]

【ラウンド16(4回戦)】8月6日(水)[予備日:8月13日(水)]
【準々決勝】8月27日(水)[予備日:9月10日(水)]
【準決勝】11月16日(日)
【決勝】11月22日(土)

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