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第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2014/7/5(土)〜2014/12/13(土)

チーム紹介

チーム紹介(都道府県)

北海道代表
クラブフィールズノルブリッツ北海道
青森県代表
ヴァンラーレ八戸
岩手県代表
グルージャ盛岡
宮城県代表
ソニー仙台
秋田県代表
ブラウブリッツ秋田
山形県代表
モンテディオ山形ユース
福島県代表
福島ユナイテッドFC
茨城県代表
筑波大学
栃木県代表
栃木ウーヴァFC
群馬県代表
tonan前橋サテライト
埼玉県代表
さいたまSC
千葉県代表
浦安SC
東京都代表
明治大学
神奈川県代表
Y.S.C.C
山梨県代表
山梨学院大学附属高校
長野県代表
上田ジェンシャン
新潟県代表
JAPANサッカーカレッジ
富山県代表
富山新庄クラブ
石川県代表
ツエーゲン金沢
福井県代表
サウルコス福井
静岡県代表
藤枝MYFC
愛知県代表
トヨタ蹴球団
三重県代表
ヴィアティン桑名
岐阜県代表
岐阜経済大学
滋賀県代表
びわこ成蹊スポーツ大学
京都府代表
京都産業大学
大阪府代表
FC大阪
兵庫県代表
関西学院大学
奈良県代表
奈良クラブ
和歌山県代表
アルテリーヴォ和歌山
鳥取県代表
ガイナーレ鳥取
島根県代表
デッツォーラ島根
岡山県代表
ファジアーノ岡山ネクスト
広島県代表
SRC広島
山口県代表
徳山大学
香川県代表
多度津FC
徳島県代表
徳島市立高校
愛媛県代表
FC今治
高知県代表
高知大学
福岡県代表
福岡大学
佐賀県代表
佐賀大学
長崎県代表
三菱重工長崎SC
熊本県代表
熊本県教員蹴友団
大分県代表
ヴェルスパ大分
鹿児島県代表
鹿児島ユナイテッドFC
宮崎県代表
ホンダロックSC
沖縄県代表
FC琉球
 
北海道代表 クラブフィールズノルブリッツ北海道

北海道代表

5年ぶり、前身の北電時代を含めて5度目の天皇杯。過去の4度はいずれも初戦で敗退していることもあり、「まず1勝」が目標だ。
チームは、OBで就任1年目の結城監督が掲げるポゼッションサッカーを追求しているが、発展途上。天皇杯の切符をかけた知事杯全道選手権大会決勝では、大学生の札幌大を相手にボールが収まらず、結果的にカウンター中心の攻撃となり、2点を奪って延長の末に勝利した。
天皇杯1回戦はtonan前橋サテライト(群馬)が相手。念願の初勝利を飾れば、J2のコンサドーレ札幌との2回戦が控える。結城監督は「地元で試合ができるメリットは大きい。チームの知名度を上げるためにも、コンサドーレと公式戦で戦いたい」と意気込む。
(北海道新聞)

青森県代表 ヴァンラーレ八戸

青森県代表

青森県サッカー選手権大会決勝では、東北社会人リーグ1部のラインメール青森を1−0で破り、3年連続4回目の天皇杯全日本サッカー選手権大会の切符を手にした。
今季から、日本フットボールリーグ(JFL)に加入。グラウンドの雪解けが間に合わず、本拠地初戦が中止となる受難のスタートを切った。初の全国の舞台で試合展開の速さになかなか順応できず、開幕から9試合は白星に恵まれなかった。しかし、選手一人一人が精神面の強化を図り、持ち味の「積極的な攻守」が徐々に復活。14チーム中9位(3勝3分け7敗)で第1ステージを終えた。
昨年の天皇杯は1回戦を勝ち、2回戦でJ1の横浜F・マリノスと対戦。ヴァンラーレらしい強気の攻めで先制点を挙げたが逆転負けを喫した。今回も初戦を突破すれば、2回戦でJ1の大宮アルディージャと顔を合わせる。山田松市監督は「青森県のレベルが上がっていることを全国に知らせたい」と闘志を燃やす。
(東奥日報)

岩手県代表 グルージャ盛岡

岩手県代表

第64回岩手県サッカー選手権大会決勝戦で、FCガンジュ岩手を3-0で破り7年連続8回目の天皇杯本戦への出場を決めた。前半に、岡田祐政が先制点を決め、その後、吉岡航平が追加点を上げ、2-0で前半終了。後半に高瀬証が得点を決め、そのまま試合終了し勝利した。
ホームタウンは盛岡市。チーム名のグルージャ(Grulla)は、スペイン語で「鶴」という意味であり、盛岡藩藩主南部氏の家紋「向鶴」と、盛岡の名物「じゃじゃ麺」、この地方の方言に多く含まれる「じゃ」の響きにちなんでいる。107通の一般公募の中から決定された。
今シーズンより新設された「明治安田生命J3リーグ」で現在5位という順位でリーグを折り返している。
天皇杯では、「Jクラブとの対戦」を目標に掲げ大会に挑む。まず第1回戦は、浦安SC(千葉県代表)との対戦で勝利し、第2回戦の浦和レッズ戦を目指す。
(岩手日報)

宮城県代表 ソニー仙台

宮城県代表

県大会決勝は終始攻め続け、コバルトーレ女川に2−0で勝利した。全国大会出場は9年連続17度目。
チームの今年のコンセプトは「目の前の相手に走り勝つ」。守備はハードワークをいとわず、前線から激しいプレスを仕掛ける。JFLの第1ステージはそれを実証するように13試合を失点12(リーグ4位タイ)でしのいだ。一方、中盤での軸は主将でボランチの瀬田貴仁が担う。サイドを起点とする攻撃につなげる。決勝は自ら前線へ上がり、ヘッドで先制弾を決めた。
右MF小泉慶治の存在も欠かせない。縦へのドリブル突破から何度も好機をつくる。
石川雅人監督は「県代表としての自覚を持ち、一戦でも多く戦ってチーム力をアップさせたい」と話している。
(河北新報)

秋田県代表 ブラウブリッツ秋田

秋田県代表

ブラウブリッツ秋田(BB秋田)は、天皇杯全日本サッカー選手権秋田県予選決勝で、TDK親和会を9-0で下し、13年連続21度目(前身のTDK時代を含む)の本大会出場を決めた。
チームは2010年に北東北初のJリーグチームを目指すクラブチームとして誕生。今季、戦いの場を日本フットボールリーグから発足1年目のJ3に移した。ここまで5勝2分け10敗、勝ち点17で10位(6月25日)で、不振が続いている。
天皇杯で3度優勝に導いた経験を持つ与那城ジョージ氏を監督に迎え2季目になる。最終ラインからボールをつないで保持率を高め、速いパス回しで守備を崩し、縦パスに合わせて複数の選手が前線に攻め上がる攻撃的なプレーを磨いてきた。MF熊林親吾主将が攻守の起点になる。
昨年は、2回戦でJ1のベガルタ仙台に0-3で敗れた。
(秋田魁新報)

山形県代表 モンテディオ山形ユース

山形県代表

モンテディオ山形ユースは初出場。J2モンテディオ山形の傘下で、県内の高校生でつくる。県代表決定戦までの計5試合で、わずかに2失点と堅守を誇る。PK戦を2度制するなど勝負強さも光り、今井雅隆監督は「守備が安定している。ドリブル突破など攻撃面での精度をもっと上げていきたい」と話す。
羽黒高との決勝は3−0と攻守がかみ合った。基本陣形は4−4−2のダブルボランチ。突破力と鋭い動きだしを見せる主将MF佐藤匠、FW高橋潤哉の2人が攻撃の核となる。前線から連動したプレスを発揮し、ボールを奪ってからの素早いカウンターが得点源だ。守備陣は安定したセービングでトップチーム選手としても登録されているGK摂津颯登を中心に、DF陣との連係でリスク管理を徹底する。
佐藤は「チャレンジ精神で挑む。しっかりとボールを動かし試合を進めたい」と意気込む。
(山形新聞)

福島県代表 福島ユナイテッドFC

福島県代表

平成26年度 福島民報杯 NHK杯 第19回福島県サッカー選手権大会決勝でFCプリメーロを4-0で破って7連覇を達成し、7年連続の出場を果たした。
2002年、福島に住む10代から20代の若者が集まり、現在の前身となるチームを結成。その後躍進を続け、12年にはJFL昇格を決める。14年からJ3へ参入し、栗原圭介監督のもと福島県初のプロサッカーチームとして戦っている。
チーム名は、「UNITED=ひとつになる」の意味に由来し、チーム・選手・スタッフ・サポーターが“ひとつ”になって活動していく、福島が“ひとつ”になって福島の発展・活性化のために活動していくことを目指している。
栗原監督は「天皇杯では自分たちのサッカーで強い相手に勝ちたい」と意気込む。福島ユナイテッドFCの全国での活躍は、福島県民に勇気や希望、元気を与えるものとなる。
(福島民報)

茨城県代表 筑波大学

茨城県代表

茨城県選手権では、持ち前の早く正確なパスサッカーを披露。4連覇を飾り28度目の天皇杯出場を決めた。3年連続2回戦でJ1チームに敗れているだけに、今年こそ壁を突破したい。
攻守の軸となるのはJ1川崎の特別指定選手の車屋紳太郎。視野が広く、1対1にも強いセンターバックだが攻撃センスも抜群。機を見てドリブルで攻め上がり、攻撃の起点にもなる。県選手権の2試合では守備的MFの位置に入り、中盤の底から試合を組み立てチームを勝利に導いた。攻撃は足元の技術が確かな若杉拓哉を1トップに置く。厚みのある中盤からは中野嘉大が巧みなドリブル突破で流れを引き寄せ、スピードがある片岡爽主将らがゴールに迫る。
関東大学リーグ1部では前期を終え最下位と苦戦を強いられている。片岡主将は「天皇杯をしっかり戦うことが後期につながる」闘志を燃やす。 
(茨城新聞)

栃木県代表 栃木ウーヴァFC

栃木県代表

1947年、日立栃木サッカー部として発足。2006年に地域密着のスポーツクラブを目指し、日立栃木ウーヴァスポーツクラブに改名、10年の日本フットボールリーグ(JFL)入会に伴い、現名称に。発祥の地でもある栃木市を中心に、県南地域で活動する。J3を目指しJFL5年目を戦う。
90分間走り続ける「全力宣言」を掲げ、チーム全員が運動量豊富にフィールドを駆けるサッカーを実践する。高い位置から積極的にボールを奪いに行き、シンプルにゴールを狙う。
チームの攻守の要・安間主将を中心に、右サイドを縦に突破する攻撃が魅力のMF岩城、ルーキーながら安定した守備力が光るMF川島、長身を生かしたポストプレーが武器のFW若林らに注目。一戦一戦を全力で戦い、昨年かなわなかった2回戦突破を目指す。
(下野新聞)

群馬県代表 tonan前橋サテライト

群馬県代表

関東サッカーリーグ1部、tonan前橋のサテライトチーム。県予選決勝はトップチームとの対戦となり、3-2の逆転勝ちで初の天皇杯出場を決めた。本大会でも〝下剋上〟を狙う。
チームのコンセプトはボールも人も走るサッカー。全員がハードワークして、一気にゴールを目指す。FWジョセフは170cmと小柄なストライカー。素早い飛び出しが特徴で、常にディフェンスラインの背後を狙っている。
ボランチのMFエマニュエルはバランサー。危機察知能力が高く、ピッチ上のどこにでも顔を出す。身長は188cmと高く、空中戦でも競り負けない。DFパク・ヒョンジュンの統率するDFラインも粘り強さがある。
裏への飛び出しで先制点を奪い、粘り強い守備で逃げ切りたい。
(上毛新聞)

埼玉県代表 さいたまSC

埼玉県代表

7年ぶり7度目の出場。さいたまサッカークラブは埼玉教員サッカークラブが前身で、過去に国体優勝や日本サッカーリーグ2部で戦った歴史を持つ。今年からNPO法人となり、現在も教員選手を中心に活動し、関東社会人リーグ1部に所属する。ホームタウンは、さいたま市。
堅守をベースにDF裏を突き、得点機を作るスタイル。埼玉県選手権決勝では数的不利に陥ったものの、昨年度代表の東京国際大をPK戦の末に破った。
しっかりした守備が要。判断力に富むGK上原克彬を軸に守り、石丸晧三と小松靖和の両センターバックは屈強だ。主将のボランチ甲能光が精神的支柱で守備の貢献度も高い。
攻撃はMF岩佐歩が司令塔。岩佐とFW今林義佑のパスワークに注目したい。FW長島大知の飛び出しは好機拡大が期待できる。
前線にFW川田順平、FW宮島利幸、MF工藤淳平らが入っても面白い。左サイドバックもこなすベテランMF大野恭平のクレバーさはチームを締める。
(埼玉新聞)

千葉県代表 浦安SC

千葉県代表

2年連続2度目の出場。第19回千葉県サッカー選手権決勝では、柏ユースに2-1で逆転勝ちした。後半ロスタイムに決勝点を奪う劇的な幕切れだった。
「守備から入り、相手の攻撃を壊して、攻める」がチームコンセプト。対戦相手のJ1柏の下部組織にボールを保持された時間は長かったが、シュート数は15-5。走って素早く寄せて奪い、シュートまで持ち込ませなかった。ショートカウンターでゴールに迫り、途中出場のMF坂谷武春、FW岩永雄太がサイドから活気づけた。
関東社会人サッカーリーグ1部に所属し、6月27日時点で1位に立つ。元日本代表DF都並敏史氏がテクニカルディレクターを務め、同点ゴールのDF秋葉勇志をはじめJリーグ経験者もいる。
昨年涙をのんだ1回戦を突破すれば、2回戦はJ1浦和。「レッズと戦うだけで知名度が上がるし、何かを起こせたら有名になれる」と、決勝点のFW田中俊哉は意欲を見せる。
(千葉日報)

東京都代表 明治大学

東京都代表

今年の東京都大会の決勝戦では、一昨年に天皇杯16強に入り、東京都大会3連覇を狙うJFLの横河武蔵野FCとの戦い。試合巧者の横河を相手に、若さを生かした体力勝負で優位にたち、また固い守備で相手の形を作らせず試合を有利に進めた。終わってみれば3-0での快勝。準決勝でもJ3のFC町田ゼルビアを3-0で破るなど、実力は本物だ。
決勝戦で2ゴール決めた矢島選手、ダメ押しの3点目を入れた差波選手ともに、J1勢との戦いに燃えている。天皇杯初戦の山梨学院大学附属高校に勝つことができれば、2回戦でJ1のヴァンフォーレ甲府との戦いが待っている。若さを生かした勢いあるプレーで旋風を巻き起こせるか。明治大学の快進撃に期待したい。
(東京新聞)

神奈川県代表 Y.S.C.C

神奈川県代表

今季から始まったJ3に参戦するY.S.C.C.横浜。リーグ戦では2勝5分け10敗(6月26日現在)と苦戦しているが、県代表決定戦ではJ3に所属するプライドを示した。
準決勝では桐蔭横浜大に1-0で競り勝つと、決勝ではJ3相模原を4-0で破った神奈川大学を2-0で下した。全体をコンパクトに保ちながら、ハードワークをいとわない姿勢で次々にプレスを掛けていく。「良い守備から良い攻撃へ」。今季から指揮を執る有馬賢二監督の求めるスタイルが徐々に浸透し、6月は公式戦5試合で3勝2分けと結果も付いてきた。指揮官は「方向性は間違いではなかった」と自信を深める。
2年前の2回戦。横浜F・マリノスとの「ダービー」で打ち合いの末に2-4で敗れた。今大会では1回戦を突破すれば、川崎フロンターレとの「神奈川ダービー」が待っている。主将の吉田明生は誓う。「一戦、一戦、自分たちらしく粘り強く戦っていきたい」。その先にジャイアントキリングがある。
(神奈川新聞)

山梨県代表 山梨学院大学附属高校

山梨県代表

山梨インターハイに1位代表として臨む。プリンスリーグ関東は第6節までで5位。〝1.5軍〟で戦う県ユースリーグ1部は3位につけ、選手層は厚い。
県予選2回戦はMGトラベッソ(社会人)に4-0で快勝。準々決勝はgrato(社会人)に7-0で大勝し、準決勝は〝兄貴分〟の山梨学院大ペガサスに1-0で競り勝った。決勝当日はプリンスリーグ関東第6節もあって、トップチームを二つに分けて挑んだ。韮崎アストロス(社会人)戦はボールを保持して主導権を握り、前半7分にFW池添勘太郎が先制ゴール。1分後にFW宇佐美佑樹が2点目を奪い、後半12分には宇佐美が頭で追加点を決めた。終盤は反撃にあったが、1失点で逃げ切った。
5日もプリンスリーグ関東第7節を控えるが、吉永一明監督は「いずれも山梨代表として戦う大事な試合」と〝二兎を追う〟覚悟。ゲームキャプテンのMF福森勇太も「粘り強く戦い、勝機をつかみたい」と気合が入る。
(山梨日日新聞社)

長野県代表 上田ジェンシャン

長野県代表

FC上田ジェンシャンは1981(昭和56)年に長野県上田市のサッカー愛好家を中心に結成した。天皇杯は86年に初出場、今回は14年ぶり5度目の出場となる。
地域リーグの北信越リーグに所属しており、今季は2年ぶりの1部で、第8節終了時点(6月22日)の順位は4位。
「ジェンシャン」の由来は長野県花であるリンドウの英語名。選手は会社員や高校教員、公務員などの仕事をしながら平日の夜に練習している。
チームは攻守のバランスがとれ、激しい当たりやカバリング、サポートを忠実にこなす。天皇杯予選を兼ね39チームが出場した県選手権は準々決勝から登場。準決勝は同じリーグのアンテロープ塩尻に1-1でPK戦の末に勝利した。決勝は初進出の松本大学サッカー部を2-0で破った。原田葵監督は「決勝は全員の気持ちが一つになれたのが大きかった。天皇杯1回戦は、相手にしっかり挑み、なんとか突破したい」と話している。
(信濃毎日新聞)

新潟県代表 JAPANサッカーカレッジ

新潟県代表

新潟県予選決勝で、3連覇を狙う新潟経営大に3-2で逆転勝ちし、3年ぶり12回目の出場を決めた。
ワントップの松尾篤は、北信越リーグ1部で得点ランキング暫定1位のエースストライカー。巧みな位置取りとボールさばきが光る。トップ下の中井蓮はアイデアが豊富。フィジカルの強いMF佐藤雄亮も決定力がある。
センターバックの志村謄は1対1の強さがあり、カバーリング能力も高い。ボランチの佐藤昌丈と山城純也は積極的に前線へボールを運び、ゲームをつくる。
シーズン前のトレーニングで鍛え上げた豊富な運動量で、素早い攻守の切り替えを武器とする。先制点を献上すると崩れやすいメンタル面が課題だが、県予選決勝の逆転勝ちで自信をつけた。初戦突破を目標に掲げる。
(新潟日報)

富山県代表 富山新庄クラブ

富山県代表

5年連続5度目の天皇杯出場となる。5年連続の同一カードとなった富山県サッカー選手権決勝では、細かいパス回しでヴァリエンテ富山を揺さぶり、運動量の落ちた後半の攻勢で2-0と勝利した。
クラブは1968年、富山市新庄中学校のサッカー部OBらが設立した。現在はJ2カターレ富山、その前身であるYKK APの元選手が主力を担い、高校、大学で活躍した若手が加入し、レベルアップしている。
昨季は北信越1部リーグで8チーム中7位と低迷。2部リーグに降格した今季(6月22日の第8節終了時点)は、6勝1分け1敗で首位に立つ。昨年の天皇杯では1回戦で石川代表のツエーゲン金沢(J3)に1-6と大敗し、力の差を見せつけられた。今大会は1部リーグで争っていたサウルコス福井と対戦する。昨季は1度も勝てなかった格上相手の戦いになるが、イレブンは「勝ってJ1チームと戦う」と初戦突破に執念を燃やす。 
(北日本新聞)

石川県代表 ツエーゲン金沢

石川県代表

石川県大会は金沢星稜大に盤石の試合運びを見せて4-0と圧倒し、8年連続の天皇杯へのキップをつかんだ。
中盤のパスワークを起点とした速攻を持ち味とする。J3では、1試合平均の失点が0.47点と堅守を誇り、攻守にバランスの取れたチームに仕上がっている。
突出したタレントはいないものの、中盤には、J3でともに5得点を挙げている清原翔平、佐藤和弘らスタミナとキープ力を持つ選手が揃う。地元星稜高OBでJ2・山形から移籍した作田裕次、J2昇格争いのライバルである町田から新加入した太田康介の最終ラインは安定感があり、セットプレーでは積極的に攻撃参加する。
昨年の大会はJ2・横浜FCを撃破、3回戦は敗れたもののJ1・清水に追い込んだ。打倒J1を目標に進撃を期す。
(北國新聞)

福井県代表 サウルコス福井

福井県代表

昨季は全国地域リーグ決勝大会(地決)の決勝ラウンド進出を果たせず、JFL昇格を逃した。指揮官2年目の佐野監督は、再び北信越リーグ1部で戦う今季のスローガンを「絶対昇格。」と定め、リーグ3連覇、地決の決勝ラウンド進出はもちろん、練習環境や財政面でも「J基準」のチームづくりを進めている。
全員攻撃、全員守備の「トータルフットボール」のコンセプトは不変だが、今季はゴール前の突破力をより重視。前線に大阪府社会人リーグ2部の「SOGNO FC」から20歳の秋田、地元丸岡高出身で駒大卒の23歳ドリブラー畦地ら将来性の高い若手を補強した。天皇杯県大会決勝は2-0で完勝し、同リーグで戦う坂井フェニックスを寄せ付けなかった。
2年前の天皇杯で惜敗したJ1アルビレックス新潟と、再び2回戦で対戦する組み合わせ。北信越リーグ2部の富山新庄クラブとの初戦を制し、今年こそJ1撃破をかなえたい。
(福井新聞)

静岡県代表 藤枝MYFC

静岡県代表

天皇杯予選を兼ねたスルガ杯県サッカー選手権決勝で、JFL第1ステージ首位のホンダFCに7-2と大勝し、2年連続2度目の出場を決めた。前半にエース大石治寿のハットトリックなど5得点で主導権を握った。
チームは2009年創設。静岡県社会人リーグ、東海社会人リーグ、JFLを経て今季新設されたJ3に加盟した。監督はブラジルのサンパウロFCなどでプレーした、元横浜FCユース監督の水島武蔵氏。
J3のリーグ戦前半は主力のけがもあり11位に低迷したが、大石治寿が9得点で得点ランキング3位タイと気を吐いた。けがで離脱していた元日本代表の市川大祐のほか、満生充、西山貴永ら主力が終盤に復帰し、勢いに乗る。
初戦に勝てば、同じ県勢のJ2磐田と対戦する。選手は、J1、J2チームとの真剣勝負が天皇杯出場の醍醐味(だいごみ)だとして、初戦必勝を掲げている。
(静岡新聞)

愛知県代表 トヨタ蹴球団

愛知県代表

愛知県選手権大会の決勝戦で愛知学院大に3-0で快勝し、2年連続2度目の天皇杯出場を決めた。
決勝戦では、前半5分に片山雄大選手のペナルティーエリア付近からのシュートで先制。その後数的有利にもなり、後半は試合の主導権を握った。4分に増田充選手がこぼれ球を押し込んで2-0に。36分にはさらに追加点を入れた。
母体はトヨタ自動車サッカー部。Jリーグ創設で部は名古屋グランパスエイトに移行。一部の選手でクラブチームを結成した。選手はトヨタや関連会社の社員。工場で交代勤務をしている選手もいて、練習で全員がそろうことはない。
昨年のチームの中心的存在だった元プロ選手が他チームに移籍。個々の選手が技術を磨き、練習や試合で率直に意見を言い合えるようにして、チーム全体の力を上げてきた。
天皇杯では、初戦を突破すると念願の兄弟対決となる。鈴木淳也主将は「今年こそグランパスと対戦し、皆さんが驚くようなプレーを見せたい」と意気込む。
(中日新聞)

三重県代表 ヴィアティン桑名

三重県代表

創設3年目で初出場を決めたヴィアティン桑名は、三重県桑名市を拠点に活動する社会人クラブチーム。三重県社会人リーグに所属し、Jリーグ入りを目指している。
三重県サッカー選手権大会の決勝では、格上の東海社会人リーグに所属するFC鈴鹿ランポーレと対戦。延長にもつれこむ接戦を3−2で制した。
チームの運営会社は「総合型地域スポーツクラブ」を掲げており、選手は三重県出身者が多い。元Jリーガーの加藤秀典、和波智広、飛騨暁ら各選手を擁し、坂井将吾選手が攻撃の核となる。
今季新入団のドグラス・ビレスデソウザ選手は身長193cmの高さを武器に、県大会決勝で2得点。4月に加入したばかりのエフライン・リンタロウ選手も巧みな技術が持ち味で、決勝では延長の途中出場でゴールを決め、優勝を引き寄せた。
就任1年目の海津英志監督が掲げるのは、全員が攻撃と守備に参加するオランダ流の「トータルフットボール」。まずは初戦を突破し、Jリーグのチームとの対決が目標だ。
(中日新聞)

岐阜県代表 岐阜経済大学

岐阜県代表

6度目の決勝の舞台で、悲願の天皇杯切符を獲得した岐阜経済大学。FC岐阜U-18との県代表決定戦は、終始ペースを握りながらも後半立ち上がりに失点。直後に追いつくも勝ち越せないまま嫌な時間帯が続いた。それでも、チームが掲げる『走るサッカー』を懸命に続け、相手の足が止まった後半40分から2得点を挙げた。高橋正紀監督は初出場の大舞台を見据え、「ロングボールを飛ばすか短くつなぐか、攻撃の判断力などまだ発展途上」と課題を口にする。
『走るサッカー』の核となるのは全員の豊富な運動量。特に中盤の小賀爽太と谷口力斗は、相手への素早い寄せや攻撃参加などバランス感覚に長け、攻守の鍵を握る。前線では、キープ力があり自らもシュートを狙える藤田大喜が攻撃のリズムを作る。主将として「走り負けない自分たちらしいサッカーをしたい」と、まずは1回戦突破を狙う。 
(岐阜新聞)

滋賀県代表 びわこ成蹊スポーツ大学

滋賀県代表

昨年と同じカードとなったMIOびわこ滋賀との決勝で4-1と快勝し、5年ぶり4度目の出場権をつかんだ。
基本布陣は4-3-3。今年は前線からの鋭い守備から素早い攻撃に転じるショートカウンターが強みだ。チームを引っ張るのは、突破力のあるFW加藤大樹と、対人に強いDF中村謙吾。MF嘉茂良悟が試合を組み立てる。決勝でも得点したMF熊田克斗や、攻撃参加が得意な右サイドバック柳田健太ら1年の活躍にも注目だ。
昨年までチームの主軸だったDF松田陸(FC東京)とFW力(名古屋)兄弟が抜け、パスを回して連係で崩す形も磨いてきた。今季は関西学生リーグでも12チーム中3位と好位置につける。なでしこジャパン元コーチの望月聡監督は「試合ができることが何より楽しみ。一つでも上に行って、Jクラブとやりたい」と話す。
(京都新聞)

京都府代表 京都産業大学

京都府代表

府予選決勝で佐川印刷京都SCの2連覇を阻み、24年ぶりの出場権を勝ち取った。大学勢としても7年ぶりの府代表。決勝の先発メンバーのうち1年生が4人を占め、関西学生1部リーグで現在4位と好調を維持する。突出した選手こそいないが、ハードワークを身上に粘り強く戦う。
基本布陣は4-4-2。身体能力に優れたFW木匠(きつい)が起点となり、そこに技術の高い美濃部や坂本が絡む。前線からのプレスを生かしたショートカウンターだけでなく、今季はボランチの竹之下、米丸を中心としたパス回しの質が向上。右サイドバック守安の攻撃参加も光る。
昨年、大学の強化指定クラブとなり、J2湘南や徳島で指導歴のある小笠原唯志氏がコーチに就任。細かな技術と走力を付ける練習が増えた。C大阪や神戸の育成組織から能力の高い選手が入り、チーム内の競争意識も高まっている。主将のDF金大貴は「学生らしくアグレッシブに戦いたい」と力を込める。
(京都新聞)

大阪府代表 FC大阪

大阪府代表

「大阪から3番目のJリーグ加入」を目指すFC大阪が天皇杯初出場を果たした。現在は関西リーグ1部に所属。FWの御給匠、中村亮太、MF山瀬幸宏、DFの天羽良輔、近藤岳登、GKの太田弦貴、紀氏隆秀ら、多くのJリーグ経験者を擁し、関西リーグ1部首位(第9節終了現在)を走るプロサッカークラブだ。6月30日にはFWエリックとDFグスターヴォのブラジル人2選手が新加入し、さらに戦力アップが図られた。
天皇杯出場権を賭けた第19回大阪サッカー選手権大会決勝戦では、0-1とリードされていた80分にFW川西誠が同点とし、終了間際に山瀬の劇的な逆転ゴールで大阪体育大学を2-1で下した。187cmと長身の御給を起点にスピードのある両翼の中村、川西を生かしたサイド攻撃を天皇杯でも披露したい。「天皇杯は全国に(FC大阪の)名前を知ってもらう大会。本当に一戦一戦全員で戦って、勝利をつかめるように頑張りたい」と1996年アトランタ五輪代表メンバーで、現役時代はガンバ大阪などでプレーし、2008年に就任した森岡茂監督。初戦のツエーゲン金沢に勝てば、指揮官の古巣であるG大阪との対戦となる。天皇杯初陣となるFC大阪だが、「一戦一戦」、勝利をつかみ取り、全国にその名を知らしめたい。
(フリーライター尾崎ルミ)

兵庫県代表 関西学院大学

兵庫県代表

兵庫県選手権決勝でバンディオンセ加古川を2-1で破り、3年連続で天皇杯出場を決めた。過去2年は1回戦で敗退しており、サイドを生かした攻撃的なサッカーで初戦突破を目指す。
全国クラスの強豪高校やJリーグのユースチーム出身者らで構成。広島ユースや関学大でプレーした成山一郎監督が指揮する。5月の関西学生選手権を12年ぶりに制し、勢いに乗る。
前線に突破力のある選手をそろえ、攻撃的MFの泉宗太郎、小幡元輝が両サイドをえぐる。1トップの呉屋大翔は競り合いに強く、県選手権決勝ではサイドからのクロスに合わせ、決勝ゴールをあげた。
課題は守備。分厚い攻めを展開する一方、背後を突かれ、失点することもある。福森直也主将は「守りを安定させ、攻撃的なサッカーにより磨きをかけたい」と話し、まずは14年ぶりの初戦突破へ意欲を燃やす。
(神戸新聞)

奈良県代表 奈良クラブ

奈良県代表

6年連続6度目の出場を果たした。現在、関西社会人リーグ1部に所属し、6月22日現在、5勝3分1敗の2位と好位置につけている。Jリーグへの加盟を目指し、まずはJFL昇格に向けて勝ち星を積み重ねている。
Jリーグで長年活躍してきた中村敦氏を今年1月に監督に迎え、昨年はJ1など多数のクラブで活躍してきた岡山一成選手を補強。地元出身の馬場悠選手らが加わるなど、確実にチーム力をつけている。
パスサッカーが身上で、個人技と組織プレーを調和させ、コンパクトなサッカーを目指している。 NPO法人としてボランティア活動やサッカーを通じた社会貢献活動にも力を注ぐ。
7月5日の1回戦はホームの県立橿原陸上競技場に福島県代表の福島ユナイテッドFC迎える。初戦を勝ち抜きJ1の「ベガルタ仙台に挑む」がチームの結束をさらに高めている。
(奈良新聞)

和歌山県代表 アルテリーヴォ和歌山

和歌山県代表

第19回和歌山県サッカー選手権大会決勝で海南FCに7-0と大勝したアルテリーヴォ和歌山が、6年連続6度目の和歌山県代表として天皇杯に出場する。
ことしで創立8年目を迎えるクラブを率いるのは辻本茂輝監督。現役時代はU-20日本代表で1999年にワールドユース選手権準優勝を果たし、京都パープルサンガなどJクラブで活躍した青年指揮官はパスをつなぐスタイルを掲げており、ビルドアップからのサイド攻撃で相手ゴールに迫る。
DF三本菅崇やMF芝崎純平といった昨年から在籍する選手に、今季新加入の元日本代表FW永井雄一郎やGK原裕晃がセンターラインを固める。中でも永井の存在感は大きい。1.5列目で攻撃の起点となって周囲を生かしつつ、自らもドリブルで仕掛けるなど、早くも存在感を放っている。状況に応じた試合運びやピッチ外での体のケアなど、豊富な経験は若手の貴重な見本だ。関西リーグ1部ではFW大西佑亮が得点ランキング1位、右サイドバックの角南祐太がアシストランキング1位に名を連ねるなど、選手も成長している。 1回戦の相手は昨年と同じ藤枝MYFC。J3のチームとの対戦となるが「いい経験になるから…という風には考えていない」と永井は語る。昨年の雪辱を果たして初戦突破を目指す。
(サッカーライター 雨堤俊祐)

鳥取県代表 ガイナーレ鳥取

鳥取県代表

1983年に鳥取県教員団として誕生し、2011年Jリーグに参入。全国最小県で人と人のつながり、機動力、結束力を武器に、「強小」を掲げて小さくても強いスポーツ組織を目指している。ガイナーレの『がいな』は、出雲伯耆地方の方言で『大きな』という意味。勝利を掴み続け、更なる大きな世界にはばたくような『大きなチームになれ』という願いと夢を込めて『ガイナーレ』となった。
明治安田生命J3リーグを戦う今シーズンは、昨季限りで現役を引退した岡野雅行氏がGMに就任し、ガンバ大阪を率いた松波正信新監督を迎えて、攻撃的なサッカーでJ3リーグ優勝を目指す。リーグ戦では、主導権を握りながらも決定力に欠く得点力不足で苦戦が続いているが、G大阪などでプレーした経験のあるフェルナンジーニョ選手が加入し、得点力不足解消とリーグ後半戦への巻き返しを図る。
(日本海新聞)

島根県代表 デッツォーラ島根

島根県代表

2001年に発足した。島根県浜田市に拠点を置き、06年に中国リーグに昇格すると、11、12年にはリーグ2連覇を果たした。今季は6勝1分け3敗で5位(7月2日現在)。
システムは4-5-1が中心となる。攻撃ではボランチの空山浩輝を起点に、主将のFW隅田航、MF田栗史康、J3の藤枝MYFCに所属したブラジル人MFサントス・アランが絡む。バリエーション豊富なセットプレーも大きな武器だ。
DF陣は献身的な守りが光るセンターバックの下村尚文が軸。MF矢野純平は的確なカバーリングが光る。
県選手権決勝では、中国リーグで首位を走る優勝候補の松江シティFCと対戦。アランが2ゴールを挙げる活躍を見せ、2-1で栄冠を手にした。JFLヴェルスパ大分と相まみえる1回戦に向け、若三康弘総監督は「初戦から強豪だが、自分たちの力がどこまで通用するか試したい」と大舞台での飛躍を誓っている。
(山陰中央新報)

岡山県代表 ファジアーノ岡山ネクスト

岡山県代表

第34回岡山県選手権大会決勝で三菱自動車水島に3-1の逆転勝ちを収め、4年連続4度目の出場を決めた。試合序盤に先制を許したが、落ち着いてボールを動かし主導権を握ると、後半は完全に相手を押し込み、鮮やかに3ゴールを重ねた。
J2ファジアーノ岡山のセカンドチーム。ユースからの昇格組やルーキーら若手に実戦経験を積ませようと2009年に発足した。今季初挑戦の日本フットボールリーグ(JFL)は第1ステージ14チーム中10位と苦しんだが、高いレベルでもまれ、多くを吸収している。
基本布陣はトップチームと同じ3-4-3で、前線からの守備とつないで崩す攻撃が持ち味。MF飯田涼を中心としたパス回しからスピード豊かな小林秀征、シュート技術に優れる藤岡浩介の両FWらがゴールに迫る。主将のDF西原誉志、FW新中剛史が若いチームを落ち着かせる。
昨年は2回戦でJ1大宮に完敗。今大会は同じJ1勢の柏レイソルと当たる2回戦で成長を証明するため、まずはFC今治との1回戦で勢いに乗りたい。
(山陽新聞)

広島県代表 SRC広島

広島県代表

前身は1953年に教員を中心に創立した広島教員クラブ。4月に就任した森脇誠司監督のもと全広島選手権決勝大会を制し、広島教員クラブを含め18年ぶり2度目の出場を決めた。
J1広島に在籍した篠原聖と、鳥栖などに所属した長谷川博一の元Jリーガーコンビが主力としてチームを引っ張る。決勝では篠原が先制点を、長谷川が決勝点を挙げた。
現在チーム唯一の現役教員で、高校サッカー部の監督も務める武内渉も決勝で得点し決定力を見せつけた。一方で、2度リードしながら追いつかれており森脇監督は「取り返す強さがあるが、まだまだ守備の詰めが甘い」と指摘。修正を図っている。
週3日、仕事後に集まり広島市内の高校で練習を続けている。今大会の目標はJ1川崎とあたる2回戦進出。初戦を突破し勢いに乗りたい。
(中国新聞)

山口県代表 徳山大学

山口県代表

山口県サッカー選手権の決勝では、日本フットボールリーグ(JFL)のレノファ山口と対戦。昨年は、前半に先制するも、後半に4失点して敗退した。ことしも先制し、粘るレノファを1失点にとどめ、延長の末、2−1で2年ぶりの優勝を手にした。
中国大学リーグでは6試合を終え、2勝1敗3分と苦戦しているが、カウンターからの速攻でレノファを下した。県選手権で3試合連続で得点を挙げているFW利根瑠偉選手やMF秋吉浩輔選手、MF植野翔弥選手を軸に、最後まで走りきってゴールを狙う。
Jリーグのアビスパ福岡や、サンフレッチェ広島のユースなどの監督を歴任した中村重和監督が率いる。2012年の就任から3年目で、2回目となる全国の舞台へチームを導いた。
天皇杯1回戦の佐賀大に勝てば2回戦はJ1のサガン鳥栖。ゲームキャプテンを務める利根選手は「自分たちの力がどれだけ通用するか楽しみ」と意気込む。
(中国新聞)

香川県代表 多度津FC

香川県代表

多度津クラブは今大会予選を兼ねた第19回香川県サッカー選手権決勝で、香川大に3-1で逆転勝ちし、1967年創部以来、初めてとなる本戦切符を手にした。
9年前に全国高校選手権を経験した尽誠高OBを中心に近年、戦力が充実。県リーグ1部で優勝するなど、2012年から四国リーグに戦いの場を移した。選手はそれぞれ仕事に就いているため、練習は夜の週2回のみと、決して恵まれた環境ではない中、JFLやJ3昇格を掲げる強豪と戦う舞台でも安定した力を発揮。昨年は4位と2年連続のリーグ残留に成功している。
チームの中心はFWながら、司令塔の役割も担う三原。両足ともにキックの精度は高く、抜群の身体能力を生かし、173cmながらヘディングも強い。予選決勝は全3得点をアシストし、初優勝に貢献した。格上のJ3鳥取と顔を合わせる1回戦でも、磯野監督が全幅の信頼を寄せる番の出来が目標の初戦突破の鍵を握る。
(四国新聞)

徳島県代表 徳島市立高校

徳島県代表

プリンスリーグ四国では首位を走り、6月の四国高校選手権でも頂点に立った。天皇杯出場権を懸けた徳島県選手権決勝は1種代表のセレステと対戦。成年チームを相手に序盤から主導権を握り、2-1で競り勝った。シュート数は相手の5本に対して28本と内容では圧倒。フィニッシュの精度に課題を残したが、かみ合えば攻撃は止まらない。
準決勝から登場した1次トーナメントは2試合で5得点。トップの大西致は得点感覚に優れ、空中戦にも強い。キープ力がある岸田をトップ下、SHには俊足の吉川と突破力のある福住を配置。ショートパスをつないでの崩しを基本線に、ロングボールを使ったカウンターも得意とする。
守備は堅実。辻、奥田の両CBは当たりに強く、SBの中峯と鏡は素早い寄せが持ち味。運動量が豊富な日下、蔭西のボランチコンビと連動してボールを奪う。GK下村は長身で、ハイボールの処理に不安はない。
2回戦で待つJ1徳島ヴォルティスとの地元対決実現に意欲を燃やし、初戦突破を目指す。
(徳島新聞)

愛媛県代表 FC今治

愛媛県代表

愛媛県予選は2試合で16得点と地力を発揮。決定戦で愛媛FCユースを3-1で下し、3年連続の出場を決めた。
クラブは2012年、J2愛媛FCの傘下から今治市を拠点とするアマチュアクラブチームとして再出発した。昨年は四国リーグを、13勝1分けと他チームを寄せ付けず2連覇。全国地域リーグ決勝大会に四国代表として出場したものの、1次ラウンドで3連敗し、目標とする日本フットボールリーグ(JFL)昇格はならなかった。
今季、10年間愛媛FCでプレーしたMF赤井が加入。県代表決定戦でも同点ゴールを挙げるなど、存在感を示している。
旧愛媛FCしまなみを含めると6年連続の出場となる。初戦の相手は昨年の全国地域リーグ決勝大会で惜敗したファジアーノ岡山ネクスト。主将の稲田は「貴重な機会。県代表として恥ずかしくない戦いをしたい」と全力プレーを誓う。
(愛媛新聞)

高知県代表 高知大学

高知県代表

県大会12連覇中で、全日本大学選手権の最高成績は3位。ボールを奪う高さを決めて一斉にプレスをかけ、ショートカウンターにつなげる、「シンプルなサッカー」が信条。
攻撃の核となるのはエースの有間。スピードがあり、ワントップ、二列目と前線はどこでもこなす。崩しからフィニッシュまで、全ての場面で決定的な仕事ができる。
MF曽根は縦への推進力が武器。力強いドリブルで相手ゴールに迫り、守備での貢献も高い。
ボランチは、ハードワークができる野中と状況判断に優れたキャプテンの原田が軸。展開によっては、アンカーに入り、散らしのパスでリズムをつくる藤井の起用もある。
大学選抜の経験もある右SB帷(かたびら)のオーバーラップ、左SB若松のクロスも武器。西岡、山下の3年生CBコンビは安定感がある。
4年の野中は「強いところと戦えるのは楽しみ。J1とやりたい」。下克上を狙う。
(高知新聞)

福岡県代表 福岡大学

福岡県代表

過去に総理大臣杯優勝、全日本大学選手権準優勝も経験した大学サッカー界の強豪。今年もJ1名古屋の特別指定選手としてJリーグ9試合に出場する主将のDF大武峻(4年)、鳥栖の特別指定選手でヤマザキ・ナビスコ杯に出場したFW山崎凌吾(同)ら大学トップクラスの選手がそろう。
186cmの長身ながら俊足の山崎が相手DFの裏に抜けて決定機をつくり、FW瓜生昂勢(1年)らが決める得点パターンなどで県予選では3試合11得点を挙げた。188cmの大武も前線に上がるCKやロングスローも得点源になっている。
目標は1回戦を勝ち、2回戦でJ1を2連覇中の広島と対戦すること。昨年も広島と戦い、0-1で惜敗した。2011年度にはJ1大宮を破る大金星で大きな注目を集めただけに乾真寛監督は「J1王者を慌てさせたい」と意気込んでいる。
(西日本新聞)

佐賀県代表 佐賀大学

佐賀県代表

3年連続7度目の出場。県予選決勝はサガン鳥栖U−18と対戦し、後半に持ち前の攻撃力が爆発して4−1と快勝した。本大会では、初戦を突破して、昨年0−10と大敗した地元J1クラブ・サガン鳥栖に再挑戦を目指している。
昨季復帰した九州大学リーグ1部では、福岡大や鹿屋体育大などの強豪にもまれることでレベルアップを図ってきた。守備陣は、DF森山、岩崎を中心とした粘り強い守りを見せ、県予選3試合でわずか2失点と安定感を見せた。攻撃の要は、ボールキープ力に決定力を兼ね備えるMF草野。県予選決勝で2ゴールを挙げるなど3試合で5得点とチームを優勝に導いた。草野に加え、スピードのあるMF墨崎やポストプレーができるFW水島、縦への鋭い突破が得意なFW中満の成長で攻撃陣の連動性が高まった。
昨年は初戦こそ突破したものの、サガン鳥栖戦ではプロの壁の高さを痛感させられた。「Jチームにも見劣りしないことを証明したい」とチーム一丸で挑む。
(佐賀新聞)

長崎県代表 三菱重工長崎SC

長崎県代表

2年連続で三菱重工長崎が出場。九州リーグ5連勝中の勢いをもって、昨年の1回戦敗退の雪辱を果たす。
最終ラインからパスをつないで組み立てるスタイル。相手を揺さぶりながら得意のサイド攻撃へと展開する。長崎県選手権決勝では、シンプルにゴールを狙う縦の攻撃も加え、6−0で長崎総科大に圧勝した。相手の隙をうかがいながら、臨機応変に攻撃パターンを使い分ける。
FW井福、熊谷の2トップが得点源。ボランチ長谷が攻撃のスイッチを入れる。サイドの江濱、竹村らが高い位置を取り、攻撃に厚みを持たせるのが強みだ。
守備は前線からのプレスが生命線。FWと中盤が連動してボールを奪い、攻撃につなげていく。センターバックの浜本を中心に4バックで守り抜く。
(長崎新聞)

熊本県代表 熊本県教員蹴友団

熊本県代表

3年ぶり2度目の出場を決めた熊本県教員蹴友団は、1923(大正12)年に創設された熊本第二師範学校蹴球部に端を発し、教員やサッカー指導者を中心としたチーム。伝統の堅守速攻サッカーで県予選を勝ち上がった。
県予選決勝では、高校サッカー界の強豪・大津高と対戦。サイドへの展開力で勝る大津高に対し、中央を固めて応戦。前半に先制されたものの、ドリブル突破や細かいパス交換を粘り強いマークで阻止した。得意の速攻で後半に追いついてPK戦に持ち込み、8―7で競り勝った。
同点ゴールを決めたMF大塚翔太はJ2水戸でのプレー経験があり、大津高サッカー部のコーチを務める。ロッソ熊本(現J2ロアッソ熊本)に所属したGK福邑健仁ら、経験豊富な選手がそろう。DF古閑健士主将はFC琉球との対戦を前に「格上のJ3だが、見ている人たちに自分たちの頑張っている姿が伝わるような試合をしたい」と奮闘を誓う。
(熊本日日新聞)

大分県代表 ヴェルスパ大分

大分県代表

今季からチーム名を「HOYO大分」から「ヴェルスパ大分」に変更した。新たなスタートを切ったチームは、大分県サッカー選手権大会決勝(6月29日)で、新日鉄住金大分を3−2で下し、5年連続5度目の出場権を獲得した。
チームは2003年、豊洋精工(本社・大分県国東市)と関連会社のソイテックスジャパン(本社・大分市)の社員メンバーが立ち上げた。10年に九州リーグに昇格し、12年からJFLを舞台に戦っている。
前回大会は2回戦でJ1(当時)大分トリニータと対戦し、0−2で敗れた。今回も初戦を突破すれば、J2大分との大分ダービーが再び実現する。まずは1回戦のデッツォーラ島根(島根県代表)戦に全力で臨み、何としても初戦を突破して、前回大会のリベンジを狙いたい。
(大分合同新聞)

鹿児島県代表 鹿児島ユナイテッドFC

鹿児島県代表

九州リーグで覇権を争っていたヴォルカ鹿児島とFC鹿児島が、2013年末に統合し発足した。今季は日本フットボールリーグ(JFL)に初参戦。「攻撃的で創造的なサッカー」を掲げ、第1ステージでは首位に勝ち点で並ぶ2位と快進撃を見せた。
攻撃の中心はMF赤尾。幅広い視野でピッチ全体にパスをちりばめ、鋭いスルーパスで決定機を演出する。MF柳崎は豊富な運動量で駆け回り、キープ力も高い。FW山田は前線からの献身的な守備と決定力の高さが売りだ。
ユナイテッドの強さを支えるのはDF陣の堅守ぶり。JFLと天皇杯県予選の計16試合で失点はわずか5。水本は速さで相手を制圧し、谷口功は競り合いに強さを発揮する。小原らサイドバックの攻撃参加で勢いに乗れば勝利が近づく。
大久保毅監督は「Jリーグのクラブと真剣勝負できる唯一の場所。一つでも多く戦い、経験を積みたい」と意気込んでいる。
(南日本新聞)

宮崎県代表 ホンダロックSC

宮崎県代表

日本フットボールリーグ(JFL)所属。第1ステージは2勝4分け7敗で12位。昨季からの課題だった得点力アップに力を入れ、ベテランと若手の連係が上がってきた。
基本システムは4-5-1だが、3バックも起用する。DF陣の上田常幸や串間雄峰、宮路洋輔は複数のポジションをこなすことでき、戦術理解度が高く、1対1に強い。
攻撃はワントップ起用が多い180cmの市原大嗣のポストプレーが要。今季加入のMF大山直哉、吉村康平はスピードと運動量が武器で、2列目から積極的にゴールを狙う。サイドバックの諏訪園良平はキックの精度が高くチャンスメークする。 今年で創部50周年を迎え、県予選決勝では、2年連続で敗れた宮崎産経大を撃破し、念願のタイトルを奪取した。昨年の天皇杯王者、横浜F・マリノスと対戦する2回戦に向け、闘志を燃やす。
(宮崎日日新聞)

沖縄県代表 FC琉球

沖縄県代表

今季からJ3に参入するFC琉球が5年連続8度目の出場。県大会決勝では、九州リーグの海邦銀行SCを3-0で退けた。立ち上がりこそ相手守備を崩せず、 攻めあぐねたが、前半終盤に富所悠、中山悟志の連続得点からゲームを支配。後半さらに青木翔大の追加点で海銀SCを突き放した。
2季目の指揮を執る薩川了洋監督は、「90分間走り続けるサッカー」を提唱。平均年齢24.8歳のチームにおいて、中山やGK田中賢治、新加入のCB浦島貴大ら経験豊富なベテランがチームを支える。
1回戦は熊本県教員蹴友団(熊本県代表)。薩川監督は「初戦からしっかり勝ちにいく姿勢をみせて自分たちのサッカーをしたい」と気を引き締める。勝てば昨年2回戦で敗れたJ2湘南ベルマーレと再戦。「Jの上位陣との対戦はいい経験。今のチーム力が、どこまで通用するのかを確かめたい」と楽しみにしていた。
(沖縄タイムス)

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