JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 指導者 > 最新ニュース一覧 > 2022A級U-15コーチ養成講習会 第1コース前期と中期を静岡で実施

ニュース

2022A級U-15コーチ養成講習会 第1コース前期と中期を静岡で実施

2022年07月22日

2022A級U-15コーチ養成講習会 第1コース前期と中期を静岡で実施

今年度のA級U-15養成講習会 前期を6月6日(月)~6月11日(土)、中期を7月11日(月)~7月16日(土)に静岡県の時之栖(第1コース)で開催しました。

この講習会は、U-15年代選手の指導のスペシャリストの育成と、この年代のゲーム・トレーニング環境の充実のため、地域のリーダーとなる人材を養成することを目的としています。講習会にはこの年代に携わる指導者が全国から集まり、指導実践や講義の中でさまざまな意見や情報の交換、共有をし、充実した講習会期間を過ごしました。前期から中期までの期間が1ヶ月と短い中で、受講生はそれぞれが自身の現場で課題と向き合い、実践をし、各自が成長した姿で再集合して中期の講習会に参加することができました。また、言語技術や栄養学、心理学、フィジカルなどの科目も開講。ここで学んだすべてを指導者としての成長、そして選手へ還元することを目指していきます。

受講生コメント

薮内敏郎 さん(徳島ヴォルティスジュニアユース)
まず、コロナ禍がまだ落ち着かない中で安心・安全に講習会を実施してくださった、インストラクター、補助学生、サポートプレーヤー、時之栖スポーツセンター関係者の皆様に感謝いたします。
U-15年代の指導のリーダーとなる人材を養成、またこの年代の指導のスペシャリストの育成を目的とした講習会に、全国から様々なバックボーンを持つ指導者の方が集まりました。ガイダンス冒頭で『あなたはどのような指導者になりたいですか?』と聞かれ、自分自身の将来像を改めて考えるきっかけをもらい講習会がスタートしました。
指導実践、講義の中で皆さんと多くのディスカッションを重ね、忌憚のない意見交換をすることにより新たな気づきや発見が沢山あり、非常に実りある前期6日間の講習会になったのではないかと思います。
我々指導者の基準を上げること、世界を見据えながら試行錯誤し、目の前の選手たちを成長させることで日本のサッカーの強化・発展に貢献していく必要があると強く感じました。
また、この講習会だけで、自分だけで終わらせるのではなく日常で選手たちに、地域のために還元していかなければなりません。
後期へ向けて良い準備をし、皆さんと再会したいと思います。

礒田真弥 さん(大津市立打出中学校・滋賀県トレセンU13・滋賀県中学校選抜)
「気づきの多い講習会にする」「オープンマインド」
この2つの言葉を様々な視点で日々考える前期となりました。まずは、指導者がプレーの分析をすることが学びのスタートでした。そのためには見方が大切であり、観点を整理する必要がありました。サッカーの本質や目的、プレーの原則を理解し、U15年代に必要なテクニックは何か、個人戦術を指導の中でどう落とし込むかを日々の指導実践で身をもって経験しました。その際に、判断基準の提示や共有が自分にとっての課題であると気づきました。しかし、様々な学習をとおして、言語教育やコーチング法、プランニングなどのポイントが指導実践に生きる場面が少しずつ増えてきました。さらに、チームや選手のプレーの改善のために、指導者と選手が本気で向き合うことの重要性にも気づきました。
また、受講者同士で共に高め合う雰囲気があり、オープンマインドを大切にした講習会となりました。全国から集まった受講者のサッカーへの向き合い方を参考にし、中期までの期間に自分自身を高める努力をしていきたいと思います。

菊池真以 さん(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)
今回コロナ禍でこのような素晴らしい環境を⽤意していただいた関係者の皆様に感謝致します。
全国各地から、U-15年代の選⼿を成⻑させたいと集まった同志たちと「みんなで作る講習会」をテーマにディスカッションを繰り返したことが、何よりも貴重な時間となりました。
間の学習の期間では、テーマの理解と追及する時間を過ごすことができ、U15年代で必要な指導が、ぼんやりしたものから形となってきました。
その形を持って迎えた中期では、フィールドの選⼿の全体像を観ながら個⼈戦術を落としこむことの新たな課題も発⾒できました。
⼦どもから⼤⼈へと成⻑する⼤事な時期で、選⼿に合った関わり⽅の重要性と、私たちにはその責務があることを実感し、⾃分⾃⾝が更なる指導⼒を⾝に付けなければならないと感じました。
そして、何よりも未熟な私たちに、U-15年代を成⻑させたいという同じ気持ちで⼀緒に闘っていることを伝え続け、常に前向きに背中を押してくれるインストラクターの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
前期、中期で積み上げたものを後期で発揮できるように、更に良い準備をして迎えたいと思います。

鈴木輝隆 さん(サンフレッチェびんごジュニアユースFC)
非常に有意義で貴重な経験をすることが出来たというのが⼀番の感想です。
本コースでは中学生年代に特化したコースということで、講義・実技においてU-15年代を意識するコーチング・指導者の考え⽅を深めることができました。
実技では普段チームで⾏っている指導を⾒てもらう中で、個人のプレーの改善からグループ、さらにはチームとして成⻑していくために必要なことや多くの気付きをインストラクターや受講⽣の⽅々からフィードバックしてもらいました。インストラクターからの的確なアドバイスや、受講⽣同⼠のコミュニケーションにより短期間の講習会ではありましたが、多くの学びを得ることが出来ました。参加している全ての⼈がそれぞれの⽴場で講習会をより良いものにしようと⼼懸けていたことが強く印象に残っています。
講義ではメディカル・⼼理学・コミュニケーションスキル等の学習を通して中学⽣年代の選⼿たちに必要な接し⽅や、話し⽅を学びました。コミュニケーションスキルでは話す内容や発問ひとつで選⼿に気付きや閃きを与えることが出来ると知りました。講習会を通してサッカーに対する考え⽅を深め、よりこのスポーツが好きになりました。
今後も学んだことを様々な場で生かしていければと思います。

関連情報
アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー