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S級コーチ養成講習会2020 Module3・集中講習⑨ 受講者レポート Vol.12

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2020年11月30日

S級コーチ養成講習会2020 Module3・集中講習⑨ 受講者レポート Vol.12

2020年度の集中講習は最終週である9週目を迎えました。
講義を全てオンラインで実施するという初めての開催形式ではありましたが、全期間をとおして講師の方々の深いご理解とご協力をいただいたことで質の高い内容で実施することができました。

Module3・集中講習⑨

期間:11月16日(月)~11月19日(木)

11月16日(月) プレゼンテーション
チームビルディング 福富慎也(東京電機大学)
11月17日(火) 競技規則 小川佳実(JFA審判委員会 副委員長)
Game Empathy Ray Olivier
(JFA Senior Manager -Refereeing Strategy Management)
プロフェッショナルコーチング論 城福浩(サンフレッチェ広島 監督)
11月18日(水) 規約・規定  播磨謙悟(JFA法務管理部)
プロフェッショナルコーチング論 奥野僚右(ザスパクサツ群馬 監督)
11月19日(木) 講習会まとめ・ディスカッション
試験ガイダンス

次週は柳澤敦さん(鹿島アントラーズユース コーチ)よりお伝えします。

受講者レポート

安田好隆 さん(大分トリニータ コーチ) 
9月からスタートした9週間に渡る、オンラインでの集中講習も最終週を迎えました。
初日は、3週に渡って行われた「20分間プレゼンテーション」最後の2名の発表でした。自分がプレゼンテーションをすることはもちろん、他の受講生のプレゼンテーションを聞いて、話し方や内容を評価したり、ディスカッションをしたりすることは、「言葉」や「伝え方」を大切にする我々にとっては、貴重な時間でした。
2コマ目は、福富慎也氏によるチームビルディング。チームビルディングは、常にどのようなマインドで闘うかという「あり方」のトレーニングであり、これを強化することで技術面や戦術面に関する「やり方」にも好影響を及ぼすと考えられていること。「やり方」は、格上相手に通用しなくなることもあるが、「あり方」はどんな相手にも貫けるということ学びました。
2日目は、小川佳美・Ray Oliver両氏による競技規則・審判について。試合の魅力を最大限に引き出し、かつ説得力のある結果という両方をもたらす為に、試合に関わる全ての人間がリスペクト精神を持ち、協力する気持ちを持つことが大切であることを再確認できました。
続いて、サンフレッチェ広島の監督である城福浩氏によるプロフェッショナルコーチング論。どのクラブでもそのクラブなりの特徴があり、マネジメントすることの難しさがあることを実際の現場での経験を交えながら語って頂きました。また、自分の特徴を理解するには、実際に監督をやってみるしかないこと。その時に自分が万能じゃないことが理解できる。という言葉も心に響きました。
3日目は、JFA法務管理部の播磨謙悟氏による、規約・契約論。国際移籍や国内移籍に関する、育成補償制度(育成に対する対価の支払い)について、実際の移籍にかかった費用の事例やクイズ形式の問題を通して分かりやすく説明して頂きました。2コマ目は、ザスパクサツ群馬の監督である奥野僚右氏によるプロフェッショナルコーチング論。シーズンが終わった時に最終形を表現できるように、一喜一憂することなく、取り組む姿勢。どう取り組んで、どう表現して、何を達成していくかという考え方を聞かせて頂きました。
最終日は、インストラクターである鈴木淳氏による「戦術とは?」について。どうやって「勝つか」にこだわること。勝負から逆算すること。勝利のために優位な状況を意図的に作り出すことの重要性を学びました。
初めての試みである、S級でのオンライン講習会では、どの講師の方々も、限られた時間や環境の中で私たち受講生に向けて創意工夫を凝らした講義を実施して下さいました。この場を借りて、感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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