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2021年度 第5回理事会を開催

2021年05月14日

2021年度 第5回理事会を開催

日本サッカー協会(JFA)は5月13日、オンラインで第5回理事会を開催しました。

理事会では、福井県で開催される令和3年度全国高等学校総合体育大会(高校総体)のサッカー競技と、山梨県で行われる全国中学校体育大会 第52回全日本中学校サッカー大会で使用される会場の人工芝ピッチについて協議し、今年度については、新型コロナウイルス感染拡大防止や暑熱対策の観点から、JFAロングパイル人工芝として公認されていない施設の使用を特例で認めることとしました。

そのほか、加盟団体規則第18条に定められる協会納付金についても協議され、昨年から続くコロナ禍の財政措置として、2021年シーズンも協会納付金(有料試合の入場料収入の3%)を免除することも決まりました。

また、4月に策定された『JFA 育成年代でのヘディング習得のためのガイドライン(幼児期~U-15)第一版』について報告されました。
これは、技術委員会と医学委員会が作成したもので、FIFA(国際サッカー連盟)やUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)のガイドラインを参考にしたものになっています。

JFAは、直ちにヘディングを禁止するのではなく、「正しく恐れる」(反町康治理事/技術委員長)としており、正しい技術を習得することがリスク低減の観点からも重要であると考え、このガイドラインを策定しました。

ガイドラインでは、幼児期から中学生までを5段階に分け、段階的にヘディング技術を習得するトレーニングの事例や指導指針が記されています。例えば、小学校低学年以下は風船や新聞紙を丸めたボールなどを額に当てた遊びを、小学3~4年生では通常より軽いボールなどを使って自分で額に当てる運動などを、5~6年生からは空中のボールを手で取り合う練習をしながら徐々にヘディングを導入、中学生では体幹や首周りを強化し、軽量ボールや4号球を使ってヘディング技術習得のための反復を取り入れるなど、年代に適した用具やそれを使った練習方法、頻度、注意点などが記載されています(ガイドラインはこちら)。

なお、JFAは今後の医科学的な研究報告なども参考にしながら、都度、同ガイドラインをアップデートさせていくことにしています。

審判委員長の黛俊行理事からは、今年3月に開催された国際サッカー評議会の年次総会で改正された「2021/2022のサッカー競技規則」について説明がありました。

今回の改正の最も大きな変更点は「ハンドの反則」です。
ハンドとなるのは、競技者が、①意図的なハンドの反則:手や腕をボールの方向に動かし、手や腕で意図的にボールに触れる、②意図のないハンドの反則:手や腕で体を不自然に大きくして、手や腕でボールに触れる、③意図のないハンドの反則:偶発的であっても、ゴールキーパーを含めて手や腕から相手チームのゴールに直接得点する、また、偶発的であってもボールが自分の手や腕に触れた直後に相手ゴールに得点する、のいずれかを行った場合で、「競技者の手や腕が肩の位置以上の高さにある」の条項は削除されました。
つまり、手や腕の位置だけでハンドか否かを判定するのではなく、手や腕の位置が、その状況における競技者の体の動きによるものであり、また、競技者の体の動きから「妥当」であるか、すなわち「受け入れられる」または「理解できる位置だったかどうか」によって判断されることになります。

なお、競技規則の適用開始日は、明治安田生命Jリーグ、JFL(日本フットボールリーグ)、プレナスなでしこリーグが6月19日(土)の試合から、天皇杯は7月7日(水)の3回戦から、JリーグYBCルヴァンカップは9月1日(水)のプライムステージから、WEリーグは9月の開幕からとなります。各種全国大会(決勝大会)は原則として7月25日(日)から適用することにしています。

理事会の詳しい資料はこちらをご覧ください。

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