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CSRリレーコラム2020第1回「Jリーグ社会連携のこれから」~社会貢献委員会 鈴木委員~

2020年09月18日

CSRリレーコラム2020第1回「Jリーグ社会連携のこれから」~社会貢献委員会 鈴木委員~

Jリーグの社会連携は、2018年、Jリーグが25周年を迎えるにあたり出発しました。コンセプトは「Jリーグをつかおう。社会のために。」

Jリーグは全国39都道府県に56クラブあります(2020シーズン現在)。その56クラブが「ホームタウン活動」と称し、合計で25,000回を超える活動をそれぞれの地域で行っています(2019シーズン終了時点)。これだけの回数をJクラブが地域で行っていることはあまり知られていません。25,000回を一クラブあたりにすると約450回にもなります。どのホームタウン活動もとても大切なものですが、クラブだけで実施するには限界があります。そこでJリーグは、Jリーグクラブだけが主体者となるのではなく、思いや課題意識を持った方が主体者となり、たくさんの方々と手を取り合い、それぞれが持っている得意分野やリソースを活用し、Jリーグクラブを地域のために、社会のために使ってもらう社会連携活動「シャレン!」をスタートさせたのです。

そのシャレン!活動も今年で三年目となりました。リーグとクラブが連携しながら、時に模索しながら、進んできました。今年は初めて「Jリーグシャレン!アウォーズ」と題して、各クラブが実施してきたシャレン!活動を紹介し、社会に共有するイベントも開催しました。新型コロナウィルスの影響で実施はオンラインとなってしまいましたが、たくさんの方に56クラブのシャレン!活動をご覧いただけたことは、Jリーグクラブの社会的価値をサッカー界のみならず、サッカー界以外にも発信できたのではないかと思っております。

今年は新型コロナウィルスの影響で、Jリーグの試合自体も開幕、再開が遅れたり、観客制限があったりと、いつもと違うシーズンを送っています。一日も早く、たくさんのファン・サポーターで埋まるスタジアムを取り戻せるように、新型コロナウィルス感染の終息を願うばかりです。
当たり前にできていたサッカーができない。そんな今までにない経験ではありますが、そんな時だからこそ、我々は応援いただいているスポンサーの皆さま、自治体の皆さま、ファン・サポーターの皆さま、そして地域の皆さまに対して何ができるのか、また一緒に何ができるかを考える機会になりました。
シャレン!の定義は「共通の社会・地域課題」を「三者以上の連携」によって解決していくこと、としています。誰もが誰かのために、「お互いさま、おかげさま」の共助の思いを持って活動していきたいと思っています。
ぜひ皆さまが「こんな課題を解決したい!」、「そのためにJリーグクラブをつかいたい!」と思っていだければ嬉しいです。

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